2014年02月16日

日事連2013年2月号/特集「地域力とアート」












機関誌で文化力を競う公益法人




    数多のアートシーンから「地域力とアート」のテキストとして
    私の作品を表紙に使っていただき感謝
    撮影は新潟市在住の写真家の中村脩さん
    氏とは面識はないが感謝



本書は社団法人日本建築士事務所協会連合会の機関誌で
一般にはあまり知られていないが
公益財団法人地域創造の雑誌「地域創造」
公益財団法人ポーラ伝統文化振興財団の機関誌「伝統と文化」など
機関誌で文化力を競う公益法人は
私が知っているだけでも両の手に余るから
日本の文化力は懐が深い

ただ残念なのは
こうした優れた機関誌や紀要が
余り知られていないことで
もったいない話ではないか


私が本書をお薦めする理由




先のブログで
アーティストや文化行政のテキストとして
北川フラム著「美術は地域をひらく|大地の芸術祭10の思想|を
お薦め選書として紹介したが
本書は読者目線でアートの初心者には優しく
アートに慣れ親しんだ人にはより深く親しめる内容で
しかも簡潔で読みやすい(編集者に拍手!パチパチパチ)

もしこの本が喫茶店などにあれば
モーニングのあとの話題になることは請け合い
何かいい方法はないのかな


本書に関心のある方は
下記に照会を


■雑誌名:日時連2013年2月号|地域力とアート|
■定価:525円(本体500円)
■問合せ:社団法人日本建築士事務所協会連合会
〒104-0032 東京都中央区八丁堀2-21-6八丁堀NFビル6F
☎03-3552-1281
E-mail:sysop@njr,or.jp
 

  


Posted by かとうさとる at 21:04 | Comments(0) | アートの現在 | いけばなから

2014年02月16日

お薦め選書:北川フラム著「美術は地域をひらく」







アートは
地域の民度を表す
バロメーター






現代のアートシーンの中心は
美術館を中心にしたアカデミックな都市のアートから
東の「大地の芸術祭」
西の「瀬戸内国際芸術祭」に代表される
地域と協働する非定形のアートに移行

私の地元の豊田市でも市域の7割をしめる
中山間地に現存する農村舞台を地域の文化資源として
発信する農村舞台アートプロジェクトが
平成26年度文化庁のイニシアチブ事業として
全国発信を予定するなど
この潮流はさらに大きなうねりとなって
全国各地に波及することは想像に難くない


私が本書をお薦めする理由




本書は日本のアートシーンを一変させた
「大地の芸術祭」の仕掛け人で
アートディレクターの北川フラムさんが
「大地の芸術祭」とは何か
構想から時系列に沿って全容を明らかにしたものである

昨今のゆるキャラブームをみてもわかるように
成功例にはコピーがつきもので是非はいわないが
地域と協働するアートは
地域の誇りをかけた戦いのはず

アーティストはもとより
文化行政の担当者に
是非薦めたい


北川フラム著
美術は地域をひらく
|大地の芸術祭の思想|


■発行:現代企画室
■定価:2,500円+税
■問合せ:〒948-0003 新潟県十日町市本町6丁目
NPO法人越後妻有里山協働機構☎025-761-7749  


Posted by かとうさとる at 13:50 | Comments(0) | アートの現在