2012年09月20日

初めて秋山郷に入る

















もしかしたら
妻有はこれが最後かもと
ハンドルを秋山郷へ







9月18日(火)
大地の芸術祭閉会式の帰路
津南で道路標識に秋山郷の文字が
「もしかしたら妻有はこれが最後かも」と
ハンドルを秋山郷へ








津南の町並みと信濃川

秋山郷は津南から国道405を群馬県境の山並みに向かって直進








津南の信濃川と中津川がつくる河岸段丘は国内最大規模で
こんな河岸段丘をいたるところで見ることができる








秋山郷は谷底を流れる中津川の最上流部で
「秋山紀行」を著した江戸時代の文人鈴木牧之は
津南を出立し秋山郷に辿りつくのに
一週間の余かかったというが納得








秋山郷の案内看板
今回はここまで来たというだけで十分

私の悪い癖で案内看板を確認もせず
長野県の栄村に出る道があるはずと
そのまま車を走らせると
小さなガソリンスタンドが見えてきた

「長野道で名古屋に帰りたいがこの道でいいですか」と私
「少し時間はかかるがこのまま行けば志賀高原から
信州中野インターに出るので大丈夫」と店員
「道はこの道で大丈夫?」と私
「大丈夫!」と店員





ウソッだ!
国道405が消えた








確かに国道405の道路標識はあるが
道路が消えた

「道に迷ったら元きた道に戻れ」が鉄則だが蛇の道は蛇
私は強引に一般道にハンドルをきってしまった
いいトシして無謀








中津川に架かる狭い橋を渡って対岸へ








しばらく進むとこんな看板が…
どう考えても志賀高原越えはムリ
どうしよう




山ガ―ル登場






さすがの私も少し心配になってきた
そこへ山から山ガ―ルが降りてきた(ラッキー)

「志賀高原に抜ける道を探している」と私
「ハハハ」と笑う山ガ―ル(何をバカなことを言っているという意)

「わかった、じゃァ長野県の栄村に出る道を教えてほしい」と私
「おとうさん、登山道に車を置いてあるので
そこまで乗せて行ってくれれば教えてあげる」と山ガ―ル

「歩いたら!根性のない奴だなぁ」と私
「ハハハ」と山ガ―ル
「わかった、どうせ一人だから乗ったらッ」と私







あの山の尾根を縦走してきたというから
「根性のない奴」は訂正
目標は100名山完全制覇と山ガ―ル

(注釈)
鳥甲山(2,037m)は日本200名山の一つで
岩壁が荒々しく厳しいため信州の谷川岳と
登山者に親しまれているそうだ








猿の大群をよけながら運転(猿が見えるかな)
もし熊が出てきたらどうしようと不安になったが
よく考えたら既に熊?を乗せているようなもので
バックミラーの山ガ―ルにアイコンタクト
勘のいい山ガ―ルもアイコンタクトでいい雰囲気







鳥甲山の登山道で山ガ―ルと別れて栄村へ

袖すり合うも他生の縁
去り難さに後ろを振り向きながら
道路標識を見ると「国道405」
結局津南に逆戻り
私の人生を見るようで笑ってしまうが
帰る故郷がある幸せに感謝
  


Posted by かとうさとる at 02:25 | Comments(0) | 越後妻有2012

2012年09月20日

古民家に命を甦らした「奴奈川姫の家」












集落の人にお礼のご挨拶






芝峠温泉の近くから見た蓬平集落
写真中央白い横断幕が小さく見える杉木立の中が
蓬平いけばなの家

「お世話になりました」と集落の人にお礼のご挨拶
朝採りの野菜を手土産にいただいて
妻有に新しい親戚ができたみたい
その足で室野集落の古民家「奴奈川姫の家」へ




古民家の構造美に
言葉を失う






「奴奈川姫の家」は私のワークショップに参加いただいた
十日町の岩田重信さん、金由起さんご夫妻が
元は茅葺きだった築140年の古民家を5年をかけて改修した別宅








一階の部分
見事な梁と洗練された空間構造に絶句
思わず「内部は直されたのですか」と私
「いいえ、元の形に戻すために改修したもので
140年前のままです」と岩田さん

「大地の芸術祭がはじまる前まで
古民家は価値のない建物といわれて見向きもされませんでした
私たちの願いはこの家が次の人に受け継がれていくことです」と
岩田さん








こちらが二階
峠の「脱皮する家」は彫り込むことで
古民家に新たな生命を与えたが
「奴奈川姫の家」は元の構造を露わにすることで
古民家に生命を甦らした

「失礼ですけど岩田さんは何をされている方ですか」と私
「十日町で草木染めの伝統工芸士をしています」と岩田さん
「ふるさとの宝物を発掘保存する会の会長もしています」と奥さん

柱や梁の質感は草木染め染料で岩田さんが
一筆ひと筆塗ったとのことで最高の贅沢
これで疑問は解けたが世の中は広い

最後に積雪について尋ねたところ
「玄関の庇まで雪で埋まります
冬の妻有もいいですよ
今度は冬に遊びにいらっしゃつてください」と奥さん


居間で「十日町でトコロテンっておかしいでしょう
でも私は好き」と奥さんにトロテンを奨められたが美味
いただいたお茶も美味しく
全てが贅沢








ご夫妻からいただいた案内








こちらは「ふるさとの宝物を発掘保存する会」のお仕事

  


Posted by かとうさとる at 01:10 | Comments(1) | 越後妻有2012

2012年09月19日

兎口温泉の野天湯にもお別れ















ところが工事でお休み



今日は農村舞台アートプロジェクトで使う葦舟の設置のため
4時に東海環状藤岡インターで
橋の下音楽祭の永山さんと待ち合せ
その前に前回の続き








兎口温泉は以前にも紹介した松之山地区にある野天湯
場所は写真の植木旅館から徒歩で数分の雑木林の中

植木旅館に着くと駐車場に三河ナンバーの車が
近くで里山を撮っている男性に
「あの車はあなたの車ですか」と私
「そうですけど」と男性
「私は豊田からきたけど、どこ?」と私
「私は岡崎」と笑顔で男性

「大地の芸術祭で…」と私
「昨日は敬老の日で親孝行ですわ」と少し照れて男性
「私も親父もお袋もここの湯(植木屋)が大好きで
毎年来ている」と男性

で、目的の兎口温泉だが
18日(火)・19日(水)配管工事のためお休みの貼り紙で呆然

「ここの(植木屋)の女将さんに頼んで内湯に入れてもらったら
私が話してみましょうか」と男性








ここが男性が家族で岡崎から毎年通うという植木屋の内湯
泉質は太古の原始海水で折り紙つき








板の向こうは女湯

ロビーの壁を見ると名人の三遊亭園生をはじめ
著名人のサインと紹介された新聞記事がいっぱい

「パンフレットか何かありますか」と私
「パンフレットはおいてない」と女将さん

宣伝しなくてもリピーターで十分ということらしいが
また一つ妻有の温泉コレクションが増えて感謝
(続く)

  


Posted by かとうさとる at 14:56 | Comments(0) | 越後妻有2012

2012年09月19日

美人林にもお別れ










最後の夜は美人林で
満天の星を見ながら野営



(前回から続き)
耳鳴りのような虫たちのシンフォニーを聞きながら
天空を見上げると満天の星空









星が一つ消え二つ消え
最後の一つが消えて夜が明けてきた








美人林はアマチュアカメラマンの聖地で
既に何組ものカメラマンが重たいカメラをセットしてスタンバイ
デジカメで撮っているのは私だけ

















もう十分
(続く)

  


Posted by かとうさとる at 03:13 | Comments(0) | 越後妻有2012

2012年09月19日

大地の芸術祭閉会式/僕らは忘れないつまりの夏











農舞台で
大地の芸術祭閉会式
感動という最高のご褒美を
手にしたこへび隊



(注釈)
「こへび隊」は首都圏の学生を中心に
全国各地から集まった大地の芸術祭を支えるボランティア組織
香港や台湾の大学生など海外から参加したこへびも


9月17日(月・祝)51日間にわたって開催された
大地の芸術祭越後妻有アート・トリエンナーレ2012が幕を閉じた








陽が落ちるとあちこちでこんな輪が渦のように湧きあがった








佐渡の鬼太鼓座の雷鳴のような大太鼓で
閉会式は一気にヒートアップ








ダイダラボッチのような大男も登場








私の聞き違えでなければ朝鮮通信使の行列らしい
なんで朝鮮通信使なのかわからないが
大地の芸術祭は何でもアリで愉快








ステージではこへび隊が51日にわたる大地の芸術祭を
自作自演のパフォーマンスで紹介

NHKの子ども向け番組みたいでみんなクスクス
それにしてもいつ練習したのか不思議








最後はこへび隊全員がステージへ

ありがとう
僕らは皆さんに支えられ
ここまでこれた
忘れられないこの夏
ありがとう
芸術祭は今日で終わるけど
僕らは忘れない
つまりのこの夏














全員でカントリーロードの大合唱
目がしらを抑える人も








鬼太鼓座の大太鼓が鳴り響いて
閉会式は最終章へ








神輿になった桶洞の大太鼓


おもしろうてやがてかなしき妻有かな
私の妻有も終わった

(続く)






  


Posted by かとうさとる at 02:32 | Comments(0) | 越後妻有2012

2012年09月13日

大地の芸術祭の閉会式の案内届く













気がつけば季節はもう秋
大地の芸術祭も17日(月)で最終日








「蓬平いけばなの家」の常設化の話もあり
作品のメンテナンスと
お世話になる地元の人にご挨拶を兼ねて
閉会式には出席するつもり

「好事魔多し」というが
最後の章の書き直しが必要かも
  


Posted by かとうさとる at 21:08 | Comments(0) | 越後妻有2012

2012年09月05日

大地の芸術祭/行き交う人はみな夢人ばかり









大地の芸術祭は
アートと人の楽市楽座



9月1日(土)私のワークショップも無事終わり
大地の芸術祭も残すところ2週間を切った

笑ってしまったのは9月2日(日)の早朝
前夜、一人ぐらいは大丈夫とタカをくくっていた
三省ハウスが満員のため
星峠で満天の星空を見ながら野営

夜が明け、顔を洗うため
水道施設のある松之山温泉の駐車場に車を移動






日本三大薬湯の松之山温泉街(ガイドブックより転載)


顔を洗って背伸びをしながら車に戻ると
「昨日はありがとうございました」と
隣の車のドアが開いた
顔を見ると私のワークショップに松本から参加した瀧沢さん

「いやー 久々に車で寝ました」と瀧沢さん
「私も」と、互いに顔を見合わせて大笑い






タレルの「光の館」の駐車場は満車で
ナカゴグリーンパークに路肩停車(遠望の山は谷川岳)


この日は、ワークショップのサポートをいただいた
白根由紀子さんをガイドしたあといけばなの家へUターン
白根さんは大手保険会社に勤めながら
立大の大学院に通う素敵なお嬢さんで
夢は「アートマネージャーになること」と微笑






12月3日(月)
中里エリアの西田尻の青木野枝さんの作品の前で
三省ハウスでご一緒した兵庫県からきたという女性グループと再会

右は姫路で看護士をされているという久保友佳さん
「帰ったと思ったが…」と私
「今日で10日目、いい夏休みの思い出ができた」と久保さん
みんなユルキャラ全開で大笑い







こちらは青木野枝さんの新作「空の水/苔庭」をバックに
飛騨で水の研究をしているという女性

大地の芸術祭はアートと人の楽市楽座で
行き交う人はみな夢人ばかり



大地の芸術祭
フォトギャラリー



「いけばなの家」の客さんとメンテが気になって
目星をつけていた作品の半分も見ることができなかったが
「こへび」が作品やワークショップ、ライブを見たいのに
我慢していることを思えば贅沢







今回の大地の芸術祭の特徴の一つが
飯山線の電車と駅前をアートで活性化する「駅プロジェクト」

写真は下条駅前に出現した
みかんぐみ+神奈川大学曽我部剣教室による
「下条茅葺きの塔」(奥)と
フィリピンのイフガオ地区と下条地区の
交流プロジェクト(手前)







こちらは越後田沢駅前に出現した河口龍夫の「船の住む家」と
内部に設置された「未来への航海」
非の打ちどころのない空間の支配力は
さすが河口龍夫!





こちらは同じく河口龍夫の
「水から誕生した心の杖」







三省ハウスの木村崇人「おてんとうさま+あしあと」
染物のように見えるタペストリーは
子どもたちを等身大で写す
日光写真のワークショップで制作したもの

フロアのドローイングは子どもたちが
自転車のワークショップで描いたもの







旧名ヶ山小学校に誕生したアジア写真映像館
名ヶ山集落にはこのほか「名ヶ山写真館」があり
写真ファンは必見!










大白倉集落の古民家に
ひっそりと陶の花を咲かせた
杉浦康益「蛙の花館」
本物のプロの凄みを実感
さすが杉浦康益!




大地の芸術祭の名作たち


大地の芸術祭は過去4回の開催をとおして
160点近い作品がコレクションされ
今回も越後妻有里山現代美術館「キナ―レ」や「駅プロジェクト」
「もぐら館」「アジア写真映像館」など新たなコレクションが加わった

春夏秋冬、コレクションされた作品たちは
妻有の里人となって私たちを迎えてくれるはず

「いけばなの家」も
そんなコレクションのひとつになればと秘かに想を練っている

工藤先生や北条先生、重森先生、下田先生、千羽先生などなど
私を導いてくれた多くの師にいいご報告ができればと願っている

ハードルは高いがこの道を拓くしかない(感謝)







大地の芸術祭のランドマークの一つ
当間高原リゾートの行武治美「再構築」







同じく大地の芸術祭のランドマークの一つ
カサグランデ&リンタ―ラ建築事務所「ポチョムキン」


農村舞台アートプロジェクトの
プロデュースと作品制作のため
大地の芸術祭はこれでしばらく小休止
ご容赦を
  


Posted by かとうさとる at 11:34 | Comments(0) | 越後妻有2012

2012年09月04日

「こへび隊」が支える大地の芸術祭














私なら「こへび隊」に
入ることを奨める


和太鼓ブームの端緒を拓いた佐渡の「鬼太鼓座」の
設立に関わった永六輔はラジオの「人生生相談」の中で
針路に悩む若者に対して「鬼太鼓座」に入ることを奨めたが
私なら「こへび隊」に入ることを奨める







「こへび隊」は大地の芸術祭の舞台裏を支える
ボランティアのサポート集団で
メンバーは首都圏を中心に
世代・ジャンル・国境を超えて
妻有にかけつけた有志の集団

私が芝峠温泉で見た美型の座敷ワラシも
フランス人の「こへび隊」と判明した(写真)



消灯時間が過ぎた深夜も
「こへび隊」世話役の
ミーティングは続く







写真は「こへび隊」が寝泊まりする川西宿舎

元は雪で閉ざされて通学できない生徒たちが
冬の間、親元を離れて寄宿した川西中学の宿泊施設

大地の芸術祭の成功体験をモデルに
愛知トリエンナーレ、神戸ビエンナーレなど
全国各地で大規模なアートイベントが開催されているが
なぜ、学生や大学教授や作家、主婦や仕事を持つ人が
手弁当で大地の芸術祭に参加するのか!
その背景を理解しない限り「仏作って魂入れず」
一過性の花火で続くはずがない










受付に問題はないか
「こへび」の人数は足りているか
作品のメンテナンスは大丈夫か
どうしたらお客さんを気持ちよく迎えることができるかなどなど

消灯時間が過ぎた深夜も
「こへび隊」世話役のミーティングは続く

「よく体力が続くね」と私(ねぎらいの意で)
「好きだから大丈夫」とこへび







仕事などの関係で金曜日の夜に入って
日曜日の夜帰る短期の「こへび」も多く
前日にならないと現場ローテーションが組めない日もあるとか

写真は明日の「こへび」の役割を記したボード
こんな大変な作業も宿舎に帰ってから決めるというから
舞台裏は毎日が戦場

夢枕に赤いスタッフシャツを着た「こへび」の館内放送を聞いたが
朝起きると館内はこへびの事務スタッフ1人と賄いのオバサンだけ

私も一人では居心地が悪いため
慌てて飛び出したが治療したばかりの差し歯を
流し台に忘れてきてしまった(マンガみたい)












  


Posted by かとうさとる at 16:06 | Comments(0) | 越後妻有2012

2012年09月01日

時の過ぎゆくままに





みんな一人で
妻有に降りたと素直



昨夜はワークショップの準備をしたあと芝峠温泉へ
入浴客が途切れて闇につつまれた湯船から
空を見上げると満天のお月さま

その夜の三省ハウス
埼玉からきたというオジサン(ごめんなさい)と
香港からきたという学生さんと
兵庫からきたという女性と
作品に悩む若いアーティストと
旧知の人が再会したように話が弾み
時計を見ると消灯時間
聞けばみんな一人で妻有に降りたと素直







三省ハウスのテラスで見つけた朝顔


こんなおだやかな朝なのに
矢作新報のコラムの原稿書き
10時にまつだい駅にお客さんをむかえるため
それまでに入稿しなければ…
どうしよう  


Posted by かとうさとる at 06:53 | Comments(0) | 越後妻有2012

2012年08月28日

越後妻有でアートのバスツアー






越後妻有は
アートも棚田も本日快晴哉







NHK大河ドラマ「天地人」のオープニング映像で記憶も新たな星峠の棚田


26日(日)・27日(月)の両日
豊田市民の有志で越後妻有アートトリエンナーレ2012の
アートツアーを開催







ボルタンスキーの「最後の教室」塩田千春の「家の記憶」
「三省ハウス」「脱皮する家」を見たあと星峠の棚田で記念撮影


参加したのは教育長、市会議員、交流館長、アーティスト、舞踊評論
美術館ボランティア、お寺さん、ピアノ教師にヴァイオリニスト
中小企業の社長さん、稲武の町おこしの有志ほか24名







レクチャーのあと北川フラムさん(前列左から3人目)を囲んで記念撮影

初日のコースの最後の農舞台では
総合ディレクターの北川フラムさんから
大地の芸術祭についてレクチャーのサプライズ




満天の星空と
雲海のシンフォニーに
時の経つのも忘れて







「まつだい芝峠温泉」から見た早朝の雲海
正面はスキーで有名な苗場山

メンバーの中には深夜
この雲海の上に満天の星空が輝いているのを見た人も
不粋なオジサンたちはイビキのバトルで夜が更けて
人生いろいろ







早朝の展望露天風呂は雲海のビュースポット

陽が登ると東から西の方向に雲海が川のように流れて
松代の町並みが見えてきた

この雲海の下に草間弥生やカバコフの作品が
隠れているから大地の芸術祭は楽しい


みんな勝手にリラックスリラックス






「うぶすなの家」に行く途中
神明水辺公園のドミニク・ペローのあづまやで休憩
みんな勝手にリラックスリラックス







「パリにいたとき、友達がドミニク・ペローの事務所で
働いていたから」と嬉しそうなヴァイオリニストの寺本みずほさん




最後に
まつだい芝峠温泉に現れた
座敷ワラシの正体わかる


以前このブログで「まつだい芝峠温泉に座敷ワラシ現る」と書いたが
座敷ワラシの正体がわかった

農舞台で何気なくスタッフの車を見たところ
中に目元爽やかなオトコマエが…
思わず「あいつだ!」と目が点になってしまった

近くにいたスタッフの高橋さんに質したところ
「フランス人のボランティアの○○」と高橋さん

高橋さんの「なんで?」という反応を見ると
どうやら美形も慣れるものらしい
人間の鈍感力にオジサンは拍手(パチパチパチ)






  


Posted by かとうさとる at 22:00 | Comments(0) | 越後妻有2012

2012年08月26日

いけばなの家 ワークショップも最終週




大地の芸術祭も残すところ23日
26日(日)・27日(月)は予てから募集していた
大地の芸術祭のダイジェストツアーのツアーガイドの予定
参加者は満席の24名

NPO法人里山協働機構の高橋さんの骨折りで
北川フラムさんも途中で挨拶をしていただけるとのことで感謝



余談に逸れたが
蓬平いけばなの週末イベントも
いよいよラストウイーク


ラストは私
かとうさとるが担当







当日は写真の竹を輪切りにした花器と
津南のカサブランカを用意(持ち帰り可)


「青い山脈」の二番に
♪古い上衣(うわぎ)よ さよなら
さみしい夢よ さよなら
青い山脈 パラ色雲へ
あこがれの
旅の乙女に 鳥も鳴く♪

という歌詞があるが
常識というメガネを外すことで
見えてくる目から鱗の生活のハウツウを
「花」と遊びながら少しでもお話できれば
と思っています



■日時⇒9月1日(土)13:00~14:00

■会費⇒500円(花材費実費)

■定員⇒20名(先着順)

■用意するもの⇒鋏(なくても可)



  


Posted by かとうさとる at 01:24 | Comments(0) | 越後妻有2012

2012年08月21日

蓬平いけばなの家 ワークショップVol4








今週の講師は一葉式いけ花家元
粕谷明弘さん



お盆休みの混雑も一息つくまもなく
大地の芸術祭はこれからが佳境で
アートのお遍路さんも宿を確保するのに大変

かくいう私も月末からワークショップにあわせて
妻有に入る予定をしているがどこも満員

幸い温泉の入浴と食事はなんとかなるため
星空でも見て野営でもしようかな


さて、気になっている
蓬平いけばなの家について


NPO法人越後妻有里山協働機構の高橋さんからのメールによると
「キナ―レ」や「農舞台」「最後の教室」「うぶすなの家」などの
超人気スポットは別格として
松代地区の家プロジェクトでは一番の入りで
賑わっているとのこと(感謝)

それはそれとして嬉しいが
で、あればあるほど気になるのは作品のメンテナンスで
一昨日も写真家の尾越さんから
「かとうさん〆縄が下がっていない?」と電話

私も16日のメンテナンスの時に気になっていたが
両端を釘で固定していて下がる理由がないため
目の錯覚と放置してきたが
他人にわかるということは目の錯覚ではない

考えられる原因は縄自体の重みで弛んだもので
仮設作品の怖さをまた一つ学んだが作家としては減点



余談に逸れたが
蓬平いけばなの家の週末イベント
今週の講師は一葉式いけ花家元
粕谷明弘さん






粕谷明弘さんは公益財団法人日本いけばな芸術協会副理事長を
つとめるなど日本のいけばなの明日を担うニューリーダーの一人


■日時は8月25日(土)13時~14時
■定員は20人(受付先着順)
■参加費は500円(花材費実費)
■会場は蓬平いけばなの家
■見学は自由
  


Posted by かとうさとる at 21:34 | Comments(0) | 越後妻有2012

2012年08月17日

本当はオペラを上演したかったのではないか












手土産は
いつものカサブランカ



昨日、16日は深見の佐藤さんと日帰りで作品のメンテナンス
車のメ―タ―を見ていないが往復で約800キロ
さすがに帰路はきつく長野道の梓川SAのベンチで仮眠
23時50分無事帰還







こちらは定番の手土産のカサブランカ
まだ蕾が固く見頃は日曜日あたりか




私も観てみたい!





メンテナンスのあとは26日(日)・27日(月)に予定している
ダイジェストツアーのコースと時間をチェックするため下条へ

写真は神明水辺公園のあずまや「マダムバタフライ」
一見してわかるように能舞台の機能を備えた野外劇場で
設計したのは世界的な建築家のドミニク・ペロー

蝶の翅や万華鏡をイメージして屋根には反射する素材が用いられ
里山の景色を刷りこんで生き物のよう

ドミニク・ペローはこのあずまやに
「マダムバタフライ」の名をつけたように
本当はオペラを上演したかったのではないか
私も観てみたい!







こちらは「うぶすなの家」のランドマーク
鈴木五郎さんの織部の竈と煙突







こちらは土に還りはじめた
古郡弘さんの「胞衣-みしゃぐち」
  


Posted by かとうさとる at 23:22 | Comments(0) | 越後妻有2012

2012年08月15日

さあ明日は作品のメンテナンス










今日の予定は農村舞台アートプロジェクトの最終協議と
寺本みなみ・みずほデュオリサイタルの印刷データーの入稿の二つ






豊田市美術館で開催中の「カルペ・ディエム」も再見
吉田館長と妻有の話題から愛知トリエンナーレまで
アート談義に花が咲いてリフレッシュ







「カルペ・ディエム」についてはこのブログでも記しているが
もう一度今日の印象をもとに触れるつもり
会期は9月23日(日)まで
まだの方は必見でお薦め!



先ずは風呂に入って仮眠





ミュージアムショップでOZマガジン「アート大特集」を購入
さあ、明日は作品のメンテナンス
その前に風呂に入って仮眠しなければ  


Posted by かとうさとる at 22:33 | Comments(0) | 越後妻有2012

2012年08月14日

ピンチはチャンス








でも本心は
複雑系で泣き笑い



NPO法人越後妻有里山協働機構の高橋さんから電話があり
「作品が傾いている」とのこと





傾きについては
長く空家になっていたため天井と床に歪みがあり
沢山の人が出入りすれば床と共振して
作品がリバウンドすることは予測できたことで
私の設置ミス(油断)

そんなわけで急遽予定を変更
明日中に準備をして夜半に出立
作業は明後日の予定

ピンチはチャンスという言葉があるが
我が子に会えるチャンスが増えたと思えば
そんなに落ち込むことはない
そうでも思わないとやってられない

でも本心は複雑系で泣き笑い

  


Posted by かとうさとる at 20:51 | Comments(2) | 越後妻有2012

2012年08月10日

そうだ大地の芸術祭に行こう











行き付けのニューズウィークで
アイスコーヒーを片手に週刊新潮を開くと






JR東日本の「旅先からの便り」
旅の手紙の中で「十日町の蕎麦も美味です」と書いているが
津南の「かねさま蕎麦」も美味
そうだ大地の芸術祭に行こう




週末は蓬平いけばなの家の
いけばなワークショップと
いけばな里山学校がお薦め







写真は越後妻有アートトリエンナーレ2006の「いけばな里山学校」の記念写真
右は今回も講師をつとめる教え上手な長井理一さん/その隣は下田尚利先生
左端は日向雄一郎さん/青いシャツは今回も講師をつとめる早川尚洞さん



いけばなワークショップ

現代のいけばな界のトップアーティストが
いけばなのマル秘のハウツウをマンツーマンで
伝授するスペシャルワークショップ

■講師⇒宇田川理翁さん(古流理恩会家元)

■日時⇒8月11日(土)13:00~14:00

■参加⇒当日参加可

■参加費⇒500円(花材費)


いけばな里山学校

里山の自然に親しみながらいけばなを体験する
ユニークな里山学校

(講師)
大塚理司さん(古流かたばみ会家元)
長井理一さん(古流松藤会)
早川尚洞さん(清風瓶華家元)

■日時⇒8月12日(日)11:00~15:00

■参加⇒小中学生/当日参加可

■参加費⇒1,000円(花材費・昼食代)


問合せ

■☎⇒0565-48-5924(かとうさとる)

■メール⇒[email protected]

このブログでも可



  


Posted by かとうさとる at 00:47 | Comments(0) | 越後妻有2012

2012年08月04日

大地の芸術祭/蓬平いけばなの家イベント情報











いけばなワークショップはじまる

大地の芸術祭はイベントが目白押し
蓬平いけばなの家も毎週末イベントを計画

今日は午後から早川尚洞さんの
「いけばなワークショップ」と「いけばなで家庭訪問」が
予定されている



■作家とふれ合ういけばなワークショップ






いけばなワークショップの参考イメージ(蓬平いけばなの家2009)


現代のいけばな界を代表する作家がいけばなを語り
マル秘のハウツウをあなただけにマンツーマンで伝授する
スペシャルワークショップです
大地の芸術祭を巡るコースの予定に入れてみてはいかがですか

■開催日と講師名

8月4日(土)早川尚洞(清風瓶華家元)

8月11日(土)宇田川理翁(古流理恩会家元)

8月18日(土)日向洋一(草月流)

8月25日(土)粕谷明弘(一葉式いけ花家元)

9月1日(土)かとうさとる(いけばな文化研究所主宰)


■時間⇒13:00~14:00

■場所⇒蓬平いけばなの家

■参加費⇒500円(花材費)

■定員⇒各回20人(先着順)

■予約受付

FAX 0565-48-5924

E-mail [email protected] 


■いけばな里山学校







いけばな里山学校の参考イメージ(小白倉いけばな美術館2006)


里山の自然に親しみながら
いけばなを体験するユニークないけばなワークショップ
夏休みの思い出にいかがですか

■日時⇒8月12日(日)11:00~15:00

■会場⇒蓬平いけばなの家

■参加費⇒1,000円(花材費・弁当代)

■対象⇒小・中学生(保護者、グループの場合は引率者の参加が必要)

■定員⇒30人(保護者、引率者を除く)


■予約受付

FAX 0565-48-5924

E-mail [email protected] 


詳しくは大地の芸術祭の
ウェブサイトで検索を


  


Posted by かとうさとる at 10:27 | Comments(0) | 越後妻有2012

2012年08月03日

大地の芸術祭/写真で見る蓬平いけばなの家







その前に


前回のブログで病院に行くと書いた
幸い骨には異常がなく打撲による損傷ということで
「一週間ほど様子を見てまだ痛みがあるようであれば
来てください」と医師(斉藤病院)

その足で行き付けのますだ歯科へ
こちらは歯周病とのことで麻酔を打ってガリガリ治療

まだ咳をするとズキッとするが生活には支障がなく
重篤の人から見れば蚊が射したようなもの

大事になってからでは遅い
こんな程度で済んで感謝




新潟で大地の芸術祭開催中


オリンピックに湧いているが
いま、新潟県中越地域の越後妻有で世界最大級の国際展
大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ2012が開催され
話題をよんでいる

大地の芸術祭については
これまでもたびたび書いてきたため説明は省くが
大地の芸術祭の特徴はグローカル

真にローカルなものものこそグローバルという逆転の発想で
その柱になっているのが
①廃校をアートで再生する廃校プロジェクト
②空家を再生する廃校プロジェクト

地域のコミュニティーの中心になっていた廃校と空家
この二つをアートで立て直しコミュニティーを再生しようという
壮大なプロジェクト、というよりも誰もが考えなかった
逆転の発想で、世界が目から鱗の衝撃を受けたのは当然






5回目を迎えた今回は44の国と地域から310組のアーティストが参加
私も同人として参画している「Fの会」が2006年より参加
今回は前回に引き続いて「蓬平いけばなの家」に取り組んでいる






「Fの会」は現代いけばなのオピニオングループ
現代いけばなが絶滅危惧種のレッドゾーンに入ったことから
私は秘かに現代いけばなのシーラカンスと呼んでいる
同人は
宇田川理翁(東京)
大吉昌山(東京)
大塚理司(東京)
粕谷明弘(東京)
かとうさとる(豊田)
下田尚利(東京)
長井理一(東京)
早川尚洞(東京)
日向洋一(横浜)
吉村隆(東京)
の10人
今回は下田、吉村を除く8人が参加


アートの聖地になった越後妻有





まるで映画のシーンのような蓬平集落
写真の中央木立の中に白い横断幕が見えるところが
私たちの「蓬平いけばなの家」

大地の芸術祭の松代地区のメーンロードは
農舞台からアートのアーカイヴが集結する川俣正の
インターローカル・アート・ネットワークセンター(大清水)
マ―リア・ヴィルカラ、グレードレヴェック(桐山)のビッグネーム

蓬平はメーンロードの一角にあるが大型バスが入れないため
ひっそりとたたずむ大地の芸術祭の隠れ里のようなもの

夜になるとマ―リア・ヴィルッカラの灯りが蛍のように点灯
古巻和芳さんの繭の家もある
もし、白州正子が生存していたら多分この蛍の情景を筆にするはず






こちらが「蓬平いけばなの家」の正面


野外作品から紹介





東西南北の方向が分からないため確かなことは言えないが
いけばなの家の鬼門を守るスパイラルのオブジェ
設置したのは大吉昌山さん







主がいないため自然に還り始めた池泉回遊式の日本庭園に
真竹のインスタレーションを仕掛けたのは粕谷明弘さん







池泉回遊式の日本庭園の楽しみの一つは月を愛でること
早川尚洞さんの「月の庭から」は
言葉(ポエム)とのコラボレーションで
作品が完結するのは図録の納品までお預け




それではみなさんを
いけばなの家の中にご案内しましょう










パスポートに検印を押すと正面に白いオブジェが見えるはず
「モスラの時代」と題した大塚理司さんの作品
箒草をお蚕さんが繭をつむぐように編み込んだ手仕事で
三つの部屋と物置を連結
作品の中に入ることもできる










ニ階に上がる方法は正面の階段と
屋根裏に続く狭い階段の二つ
「植物に語らせるもの」は日向洋一さんのシリーズの一つで
スライスした杉板を外界と対比させながら空間をドローイング
杉板の香りが隠し味になっている







右は日向洋一さんの作品
左は長井理一さんの作品






「花のわらしべ・てさぐりの間」は
バケツの中に用意された「護摩木の断片?」を
結びつけながら迷路のような「てさぐりの間」に導かれる
という長井理一さん独特のインスタレーション

展覧会が終わったとき作品がどんな貌をしているか楽しみ







「明日のために」と題した宇田川理翁さんのインスタレーションは
先の東日本大震災に寄せた祈りの聖堂

奥の窓際までゆっくりと進んで振り向くと
正面の貌とは別の貌が見えてきます







「妻有で座敷ワラシ」と題した私の作品






夜の帳がおりるとこんな貌に(ドキッ)
  


Posted by かとうさとる at 02:21 | Comments(4) | 越後妻有2012

2012年08月01日

まつだい芝峠温泉に座敷ワラシ現る








思わず自分の姿を鏡で見てしまった






30日(月)越後妻有の最後の夜
まつだい芝峠温泉の脱衣所でスラリとした長い脚の先を見上げると
ギリシャ彫刻のような美形の青年が櫛を梳いていた

伊勢谷友介と谷原章介を足して2で割って爽やかにしたオトコぶりに
目が点になってしまった(ポカーン)

思わず自分の姿を鏡で見てしまったが
横を見るとオジサンたちもみんなショボイ顔をして鏡を見ていた

おもしろうてやがて悲しき湯殿かな?(パクリ)



二度あることは三度


31日(火)北川フラムさんから提案された
「いけばなの家」の常設化の対応を大和花道会館で協議するため
未明三省ハウスを発ち関越道で東京へ





三省ハウスは旧三省小学校を宿泊施設にリニューアルしたコミュニティハウス


説明は省くが都内で信号待ちのとき路線変更したところ
警視庁の腕章をつけた警官が近づいてきて
「道交法違反です」とにっこり(バカヤロー)

今度は新大久保の路地でコンクリートブロックに
バンパーを擦ってしまった(ショポン)

本題の協議も似たようなもの
小田原評定にしびれを切らして
「私が企画書を作るから」と思わず口に出てしまった

ここまできたらやるしかないが
安請け合いは私の悪い癖であとの祭り

二度あることは三度というが
きっとあの美形を見てしまったタタリに違いない

ここまで書いて分かった
あいつは座敷ワラシだ

  


Posted by かとうさとる at 02:05 | Comments(0) | 越後妻有2012

2012年07月29日

7月29日越後妻有は快晴なれど歯痛





いけばな関係の方は「蓬平いけばなの家」の
現地情報を期待していると思うが
リポートするには少々疲れていてパス
火曜日か水曜日にリポートするためそれまでご容赦を


今日は大地の芸術祭のオープニング

会場の「キナ―レ」はアートのリゾート地になったような熱気
駐車場がみつからずウロウロしていたら
「昨日はありがとうございましたこちらへどうぞ」と
スタッフが飛んできた

私も有名(笑い)になったもんだと照れていたら
昨日、協賛者向けの内覧会に同行した職員で
「いけばなの家」で私の説明が丁重で「みんな喜んでいた」とのこと
「親切?は人のためにならず」というが納得






今回の目玉作品の一つアートのスーパースター
クリスチャン・ボルタンスキーのインスタレーション







ボルタンスキーはサウンドも重要な意味をもっているため
写真ではその臨場感が伝わらないのが残念だが
さすがボルタンスキー







会場で豊田市美術館の能勢陽子さんとバッタリ
こういうところで豊田の人と出会うと
普段はあまり話をしたこともないのに
人生の親戚のように話が弾むから不思議

リポートしたいことはいっぱいあるが
歯痛のためここでクローズ


  


Posted by かとうさとる at 23:41 | Comments(2) | 越後妻有2012