2016年05月30日

昨日は午後から民芸の森と橋の下をハシゴ



本多静雄邸は
今も私たちの都市伝説



「民芸の森」は猿投古窯の発見者で
古陶磁研究家として活躍した
名誉市民の故本多静雄さんから
豊田市に寄贈された
自邸と民芸コレクションをもとに
市が「民芸の森」として整備したもの








  この春オープンした「民芸の森」のパンフレットより転載


郷土史家の故若子旭さんから
資料としていただいた写真があるが
私たちより上の世代にとって
毎年春に開催された本多邸の観桜会は
都市伝説のようなもので
今も本多邸は異空間そのもの


前置きが長くなったが
昨日、その民芸の森のイベントに
私も関わっている小田木人形座準備会が
出演するとのことで車を走らせた











人形の展示と解説と
三番叟のさわりの演技披露で
ワークショップのようなものだが
みんないい度胸をしている(笑)


この秋にはいよいよ準備会の名を外し
小田木人形座の名で活動を予定しているが
伝統芸能の世界で言えば
大名跡を襲名するようなもので
もう後には引けない




最後に
橋の下世界音楽祭を簡単に↓










豊田大橋の上から見た
橋の下世界音楽祭の会場風景

これでも橋の上流部を撮っただけで
全体で言えば1/3というから
その規模がご想像いただけるのではないか




私のお目当てはこちら↓







ロックもいいかもしれないが
オジサンにはムリ
やっぱりカントリーやフォークがいい


私のお目当ては
あのフォークの内田ボブと
パーカッションの異才マーボの草原ライブ


今夜はここまで  


Posted by かとうさとる at 21:34 | Comments(0) | 野外フェス・ライブ

2016年05月28日

橋の下世界音楽祭!アートで現代の悪所が甦る







今年も衝撃の
橋の下世界音楽祭が帰ってきた



橋の下世界音楽祭については
第一回から記しているため説明は省くが
日本初の野外野外フェスティバルとして
今に語り継がれている
伝説の中津川フォークジャンボリー比肩する
野外フェスといえば
その熱さがご想像いただけるのではないか






  5月20日発行の矢作新報コラム「ぶんかの定点観測」より転載




場所は豊田市の中心市街地を北から南に
とうとうと流れる矢作川に架かる
豐田大橋の下






左が豊田市の中心市街地
豊田市駅から豊田大橋まで1キロほど




 


右の建物はJリーグ名古屋グランパスの
ホームグランド豊田スタジアム


矢作川研究所の天然アユ調査会によると
今年は1000万匹の天然アユが
遡上したというから
川の中はアユで足の踏み場もないかも




余談に逸れたが
豐田大橋に近づいて行くと












さらにズームアップすると











♪踊る阿保に見る阿呆
同じ阿保なら踊らりゃ損々♪










アートもみんなハンパない








全国各地のB級グルメが並ぶ屋台村
私も一献傾けたいが今日は我慢々








こちらは歌舞伎が上演された
芝居小屋「矢作座」







洛中洛外図に倣った?
橋の下世界音楽祭街図は作者不明

そういえばアート作品も
「某」というのがあったが
こいつらはみんな人を食っている



明日のプログラムはこちら↓







百聞は一見にしかず!
新幹線に乗れば
東京からでも間に合う
是非!
  


Posted by かとうさとる at 22:03 | Comments(0) | 野外フェス・ライブ

2016年05月19日

橋の下世界音楽祭2016開幕迫る!










明日発行の矢作新報が
橋の下世界音楽祭を特集している



刷り上がったばかりの紙面を頂いてきたが
こうした偏った編集ができるのが
ローカル紙の強み













  2016年5月20日発行の矢作新報より転載


江戸の悪所が現代に蘇えったような
橋の下世界音楽祭を説明するのはムリ
興味のある方は矢作新報をどうぞ



橋の下世界音楽祭はアートの解放区





  鳥肌がたったスペインのバスクから参戦した
  ストリートミュージシャンのパフォーマンス(橋の下2015)






  こちらは私のコラム。本文は以下のとおり


橋の下世界音楽祭とはなにか。
私に質問されても困るが、
日本初の野外フェスティバルとして
今に語り継がれている伝説の
「中津川フォークジャンボリー」に比肩する
野外フェスといえば、
理解いただけるのではないか。


今年も北は北海道から
南の沖縄は言うに及ばず、
大陸からも傾奇者たちがアートの領域を越境。







  豊田大橋、後方は豊田スタジアム
  ともに建築家黒川紀章の設計で
  東京目線の勉強不足のジャーナリストは気がついていないが
  黒川紀章の代表作品の一つ




しかも手弁当で矢作川・豊田大橋を
目指してやってくるというから、
アーティストの十字軍が
大挙してやってくるようなもの。







  こちらが仕掛け人の永山愛樹さん


仕掛けたのは
地元豊田市のロックグループ
「タートル・アイランド」の永山愛樹さん。

世間的にはどうか知らないが、
国内外のツァー公演の成功など
実力とポリシーは折り紙付。







  宴は終わったあとはこんな風にしてみんなでゴミ拾い



しかし、それだけでは
これだけの大仕事はできない。
何か秘密があるはずだ。

後学のため
それとなく観察しているがよくわからない。
ただわかったことは
どんな労も惜しまないこと。
特に宴が終わったあとの橋の下は
丁寧に均され、
塵一つ落ちていないから徹底している。







余談に逸れたが、
五回目を迎えた今回は、
元大須ロック歌舞伎スーパ一座の座長、
原智彦さん率いるハラプロジェクトが
満を持して参上。

「幻の芝居小屋」で、古典歌舞伎の名作
『俊寛』『勧進帳』の二本立ての
大盤振る舞いをするというから、
太っ腹。


前夜祭も、
昨年逝去した長唄・三味線の
「六栁庵やそ一周忌追悼ライブ』と
『映画祭』の二本立てで、
まさに選り取り見取り。







メインステージとサブステージのほか、
大道芸やパフォーマンスが
花火のように打ちあがるから、
♪ 踊る阿呆に見る阿呆
同じ阿呆なら踊らにゃ損々♪






  橋の下世界音楽祭の特徴の一つは音楽祭を肴に
  橋の下でキャンプを楽しむファミリーが多いことで
  話を聞くとみんな県外からやってきたとのこと
  地元の資源に気がつかないのは迂闊
  


まさに空前絶後の野外フェスで、
未だ見ていない人は
歴史の証言者になるチャンスを
放棄したようなもの。
さあ善は急げ!




橋の下世界音楽祭の日程はこちら↓





プレイベント
●5月22日(日)17時
矢作座にて歌舞伎公演初日
●5月23日(月)19時
矢作座にて歌舞伎公演2日目
●5月24日(火)19時
矢作座にて歌舞伎公演3日目
●5月25日(水)19時半
矢作座にて六栁庵やそ
一周忌追悼ライブ及び上映会
●5月26日(木)19時半
矢作座にて遠藤ミチロウ監督映画の
上映会・トーク・ライブ

本番
期日/5月27日(金)~29日(日)
会場/豐田大橋下特設会場
プログラムの紹介は多すぎて省略
私の責任ではないのでご容赦を!


詳しくは
橋の下世界音楽祭2016で検索を
  


Posted by かとうさとる at 22:42 | Comments(0) | 野外フェス・ライブ

2015年11月02日

ピアニストの寺本みなみさんがリサイタル











プログラムは
オール・ベートーヴェンで
ストレート勝負




市内在住で
懇意にしているピアニストの
寺本みなみさんが
東京と名古屋の二都市で
連続リサイタルに挑むという話を
聞いたのは夏のはじめ頃

先の話と鷹揚に構えていたが
手元のチラシを見てビックリ
すでに東京公演も終えて
名古屋公演まで一週間と少し

気が付いて良かったが
一事が万事
認知症に一歩一歩
近づいているようで心配







余談に逸れたが
寺本みなみさんは
2003年、県芸大を卒業後渡英
その後フランスに移り
研鑽を重ね
新進ピアニストとして活躍

2011年12月帰国後は
妹でヴァイオリストの
寺本みずほさんとデュオを結成
地元の豊田と東京を拠点に
演奏活動を展開

私はクラシックに詳しくないため
上手く説明できないが
良質なアーティストが醸し出す
愚直な誠実さはホンモノ






プログラムは
オール・ベートーヴェン
前半は「祈り」を
後半は「情熱」をテーマに
ストレート勝負で
楽しみ






■日時は
11月8日(日)14時開演
■会場は
電気文化会館「ザ・コンサートホール」
■入場は
3,000円(全席自由)
■問合せは
シェルシュ・ミディ
080-6956-1376
  


Posted by かとうさとる at 02:13 | Comments(0) | 野外フェス・ライブ

2015年05月25日

橋の下世界音楽祭の撤去はじまる









おもしろうて
やがて悲しき橋の下





















橋の下世界音楽祭伝説は
はじまったばかり
リアルタイムで立ち会えた
幸運に感謝
  


Posted by かとうさとる at 22:51 | Comments(0) | 野外フェス・ライブ

2015年05月24日

橋の下世界音楽祭はアートの解放区





バスクから
最強のストリートミュージシャンが
やってきた



近年はスペインからの独立運動が話題になっているが
スペインのバスク地方と言えば
独自の文化を育むヨーロッパの異郷として有名

建築界の鬼才フランク・ゲリーが設計した
グッゲンハイム美術館もあり
一度は訪れてみたいもの

そのバスクから
最強のストリートミュージシャン「ESNE BELTZA」が
橋の下世界音楽祭にやってきた











見ての通りで説明不要


こちらは
サブステージのライブ↓










メインステージとサブステージのほか
あちらこちらで大道芸やパフォーマンスが
花火のように打ちあがるから
見る方も大変


橋の下は
アートの解放区

























驚いたのは上の2枚の写真
中で酒を売っていたがジャンクアートよりカッコいい

「この車、どうやって運んできたの」と私
「運転してきた」と兄ちゃん
うっそっ‼車検通るんだ、こんな車でも


こちらは先のブログでもアップした
葦船の公開制作↓









出来上がったら矢作川に浮かべるのかな



みんな楽しそう↓













近頃のテントはオシャレ↓








羨ましい


休憩所もアート↓






竹を組み立てたオブジェは
現代いけばな野外展の定番の一つだが
中に入って見上げると巨大な盆栽が

やり過ぎと賛否が分かれるところだが
私は納得

ざっと橋の下世界音楽祭をアップしたが
これだけの事件が起きているのに
メディアの露出が少ないのは不思議

まさか挨拶がないと
取材をしないということはないよね




橋の下世界音楽祭は
今日が千秋楽‼









場所は豊田大橋の下
わからない人は
豊田スタジアムを目印に








急げばまだ間に合う‼
詳しくは橋の下世界音楽祭で検索を
  


Posted by かとうさとる at 03:57 | Comments(0) | 野外フェス・ライブ

2015年02月13日

恐るべし田峰観音の奉納歌舞伎







奥三河は芸能の宝庫

国指定の花祭りなど
奥三河は古くから芸能の宝庫として
知られている

設楽町の田峰観音に伝わる
田峯田楽と奉納歌舞伎は
そんな奥三河を代表する芸能の一つで
花祭りにも負けていない



五穀豊穣を願って予祝する
田峯田楽が奉納される田峰観音↓





  写真は近隣の農村舞台の調査時に撮影


寺伝によると田峰観音は
1470年、田峯城を築城した菅沼定信が
城の鎮護のため谷高山高勝善寺を建立

松芽観世音菩薩と十一面観世音菩薩を合祀し
以来三河三観音の一つとして
崇敬を集めている名刹(写真左)



奉納歌舞伎を上演する農村舞台↓




このあと写真をアップするが
舞台の前の広場に地区の人々が総出で
客席を造りげる小屋掛けは圧巻



前置きが長くなったが
2月11日・12日は田峰観音の大祭↓






  田峯田楽を報じた中日新聞(2月12日)


とくとご覧あれ!↓






私も醤油の焦げた匂いにつられて
イカの丸焼きを買ったが
歯が悪いのを忘れていた(イタッ)
美味かったからまっいっかっ



恐るべし田峰観音の奉納歌舞伎
唐十郎の紅テントも真っ青っ!










下手な説明は付け焼刃で恥をかくだけ
舞台と客席が一体になった猥雑さと
観客を惹きつける異空間は
唐十郎の紅テントも真っ青っ!



田峰観音へのアクセスは

1 足助の一の谷から国道420号を東進するルート
2 下山の羽布から阿蔵経由で国道420号を東進するルート
3 稲武から国道257号線を南下するルートの三つ
所要時間は市中心部から1時間半から2時間ほど




【田峰観音の所在地】
〒441-2221
愛知県北設楽郡設楽町峰鍛治沢14
☎0536-64-5028

追記




  田峰観音の奉納歌舞伎を報じた朝日新聞(2月13日)




  田峰観音の奉納歌舞伎を報じた中日新聞(2月14日)  


Posted by かとうさとる at 01:12 | Comments(0) | 野外フェス・ライブ

2014年12月09日

長唄・三味線の至芸 六栁庵やそさんが生前葬







抱腹絶倒の生前葬


昨夜は今池のライブハウスで行われた
長唄・三味線の至芸
六栁庵やそさんの
生前葬に足を運んだ


今生の暇乞いとは名ばかりで
これが抱腹絶倒の面白さ
粋でダンディでちょいワルの
やそワールド全開

三途の川の渡し場で
お釈迦さんと閻魔さんと観音さんが
♪ええじゃないかゞ♪と
踊りだしたようなもので
説明不可



面白うてやがて悲しき鵜舟かな




  生前葬の参列者に配られたCD


癌が見つかってから
5度目の転移で
明後日(11日)には
脳腫瘍の手術をするそうだが

やそさんのことだから
次は「一周忌ライブ」で
また復活するんじゃないかな


話は代わるが
もし私がやそさんの立場だったら
どうだろうか



お世話になった人に
いけばなの本を著したい
と願っているが…

これって!
最高に迷惑だよね(笑い)






  花:南天、梅、椿、大王松の幹ほか
  器:山田和俊(猿投窯)



  


Posted by かとうさとる at 23:36 | Comments(0) | 野外フェス・ライブ

2014年05月18日

今夜で千秋楽!まだ間に合う橋の下世界音楽祭








私のお薦めは
矢作川の河岸林を安宅の関に見立てた
スーパーコミック歌舞伎「勧進帳」
開演は4時25分!




橋の下世界音楽とは↓




   2014年5月16日矢作新報より転載



   2014年5月16日朝日新聞より転載




16日(金)から豊田大橋下の空間で
橋の下世界音楽祭が始まった







どのようにして
彼らがここに集まってきたのか
不思議だが
今年も国内・アジア各国から
40バンド・200人余の河原者が
豊田大橋の下に集結








公開制作中のアーティスト
来年は私も佐々木道誉に倣って
巨大ないけばなを活けてみようかな











「どこから来たの」と私
「浜松から」とヤンママ

橋の下世界音楽祭は
小さな子どもを連れた
ファミリーが多く
「いまどきの若い者は」などとは
もう言わない



急げばまだ間に合う!


追信!
矢作新報が
橋の下世界音楽祭を総括








矢作新報で検索すると
本文を読むことができます
  


Posted by かとうさとる at 14:59 | Comments(0) | 野外フェス・ライブ

2013年06月10日

橋の下世界音楽祭は日本版ウッドストック   













草の根のパワーが爆発した
橋の下世界音楽祭 
  





   対岸から見た「橋の下世界音楽祭2013」


6月7日(金)・8日(土)・9日(日)
私の地元、愛知県豊田市の
矢作川に架かる豊田大橋の下で
「橋の下世界音楽祭2013」が開催された






   会場を設営中の永山愛樹さん


日本版ウッドストックの誕生を予見させた
衝撃のフェスティバルを仕掛けたのは
市内在住でアジアンバンド
「タートルアイランド」の
リーダー永山愛樹さん36歳

社会的にはほとんど無名の
バンドリーダーの呼びかけに
北はアイヌから南は琉球
海を越えてアジアの
ソウルアーティストたちが
手弁当で駆けつけたのか
私には理解不能だが
いま、この国の水面下で
大きな地殻変動が起きているのは確か







極め付きは総額で
1億近い太陽光発電のシステムを
提供した神戸市の通信機器製造会社
「慧通信技術工業」
の栗田隆央社長

「世の中の大事なものの
順番を見つめ直したい
命を大事にして、
本当に楽しいことを
みんなでやろう」(朝日新聞)
という永山さんの思いに
共感したとのことだが
背景はそんなに生易しいものではない

高い技術力をもちながら
志をもったベンチャー企業の参入を許さない
この国の官民カルテルに対する
無言のデモストレーションで
東日本大震災のマグマが噴きあげたもの




ドキュメント!
橋の下世界音楽祭2013








   「橋の下世界音楽祭2013」のチラシ




   「橋の下世界音楽祭2013」の舞台となった豊田大橋
   後方は豊田スタジアム



北から
南から
大陸から
彼らはここに集まった






   日本版ウッドストックとなった特設ステージのライブ
   残念だが写真はこれ一枚のみ












遠い記憶の魂を揺さぶる
ネイティブの歌声で
猥雑な空間にアイヌの祈りを響かせた
OKI&マレウレウの輪唱



踊る阿呆にみる阿呆
























江戸の悪所にタイムスリップ









「確か去年も出ていたよね」と私
「はい」とお兄ちゃん
「ブログに貼りつけるけどいい」と私
「いいですよ」とポーズ






   こちらは仕掛け人の永山愛樹さんの母


「かとうさん」と
声をかけられて振り向くと
石田真典さんの写真教室に
通っている永山さん
「愛樹は私の息子です」との話に
「えっ!」と絶句(世間は狭い)






相撲も体重別が必要
100キロ超えのデブ(左)の圧勝
ところがこのデブさんが
純情キラリでみんな大爆笑



テント村も出現






橋の下に出現したキャンプ村
既に橋の下音楽祭2014のチラシの
先行予約がはじまっているが
来年はテントで
埋め尽くされるのではないか
















「ブログに貼りつけるけどいいかな」と私
「キレイに撮ってよ」とヤンママ
「地がいいから大丈夫」と私
ハハハハといい顔






私が一番驚いたのは
参加者の広がりで
小さな子どもと一緒に
フェスを楽しむファミリーの多さに
二重のカルチャーショック






気持ちよさそう


最後に
特設ステージの舞台裏は
こんな感じ



















「橋の下世界音楽祭2013」で検索を

  


Posted by かとうさとる at 15:45 | Comments(0) | 野外フェス・ライブ

2013年06月06日

橋の下世界音楽祭2013/広がる夢の共演者の輪  





前のブログで
橋の下世界音楽祭2013について  
「いま橋の下から新たな都市伝説が始まる」と書いた



問題はこのソーラーパネル




神戸の通信機器製造会社「慧通信技術工業」の
栗田隆央社長が提供した太陽光発電システム


野外コンサートでいつも問題になるのが電源の確保
「橋の下世界音楽祭2013」ではこれを
全部太陽光発電で賄うと言うから絶句!
  


広がる夢の共演者の輪




2013年5月28日朝日新聞夕刊より転載


新聞の記事によると
今回使うシステムには約9千万円かかるが
音楽祭の主旨に賛同した神戸の通信機器製造会社
「慧通信技術工業」の栗田隆央社長が
提供したというから太っ腹

「太陽光発電が成功すれば
モンゴルの大草原でもライブができる」と永山さん
「復旧が困難なインフラに頼っていてはいけない」
「エネルギーを巡る争いもなくなる」と栗田さん
広がる夢の共演者の輪こ拍手(パチパチパチ)


  


Posted by かとうさとる at 21:13 | Comments(0) | 野外フェス・ライブ

2013年06月06日

いま橋の下から新たな都市伝説が始まる











橋の下世界音楽祭2013


6月7日(金)・8日(土)・9日(日)の3日間
昨年に引き続いて豊田大橋の下に
全国各地はもとよりアジアから現代の河原者が集結
第2回橋の下世界音楽祭-ソウル・ビート・アジア2013が開催される

主催はタ―トルアイランド×マイクロアクション×火付けぬ組
代表は市内在住のアーティスト永山愛樹さん
参加アーティスト集団は現時点で32組
まだまだ噂を聞いて河原者が駆けつけてくるといから
恐ろしい

私もプロデューサーの真似ごとをするため
国が管理する河川敷を使って個人組織の実行委員会が
常軌を逸した大イベントをすることの難しさ
何よりも会場の仕込みから出演者のアゴアシなど
ざっと計算すれば数千万円が相場の経費をどのように算段するのか
アタマが真っ白

しかも入場無料で投げ銭が勝負
足りない分は自分たちが手弁当で金を集めてくるというから
彼らは正気の沙汰ではない






写真は前回の橋の下世界音楽祭

   時代に流されるな
   魂に流されろ
   祭り囃子が風に乗り
   移ろう時代に花添えりゃ
   脈打つ命赤々と
   眠る魂に火をつけろ
   昇れ
   祈りよ喜びよ
   大地に降り落ち染み渡れ
   さあ踊れよ橋の下
   さあ唄えよ天高く

誰だ!こんな檄文を書いた奴は
詳細は公式のホームページ
「橋の下世界音楽祭2013」で検索を





プレイベントでこんな映画祭も/中村勘三郎の「森の石松」を見たかったが残念



橋の下世界音楽祭の仕込みの舞台裏を覗く





橋の下世界音楽祭が開かれる豊田大橋/後方は豊田スタジアム




特設舞台の設営スナップ/全員がプロで手弁当というから強い




エアーブラシでアジアを象徴する虎を描いていたがみんな手慣れたもの




橋の下世界音楽祭の仕掛け人の永山愛樹さん




神戸・慧通信技術工業が取り付けたソーラーパネル600枚

度肝を抜かれたのがこれ!
「全電力を完全太陽光発電」で
会場を運営するというから絶句








何をしているのか聞いたが忘れた






ライブのステージとのことだが私の作品よりシャープ
というよりも現代美術の作品としても一級品
こいつらあナニモノだ!










まだまだいろんな人が働いていたが
舞台裏はここまで


世界をツアーでまわっているアーティスト集団や
紅白に出場したキャリアのアーティスト集団
解散した伝説の大須スーパー一座ロック歌舞伎の座長原智彦さんも
一座を組んで何やら怪しい歌舞伎を企んでいるというから
私のアタマでは理解不能

フリマが輪をかけて面白い
得体の知れない見世物小屋が並ぶから
悪所の匂いがプンプン

騙されたと思って
「橋の下世界音楽祭」で一度検索を
  


Posted by かとうさとる at 02:10 | Comments(0) | 野外フェス・ライブ

2012年11月12日

寺本姉妹デュオが里帰りのファーストコンサート








大志を抱いて里帰りした
二人のファーストコンサートに
万雷の拍手を贈りたい



「詩を作るより田を作れ」という意見もあるが
「オーケストラは市民文化のバロメーター」という
言葉を信じたい






1 オーケストラ演奏ができる優れた音楽家がいて
2 彼らが演奏できるコンサートホールがあって
3 彼らを支える音楽を楽しむ市民がいる
この内一つでも欠ければオーケストラ活動はできない

特に難しいのが3で
音楽を広くアーティストという言葉に置き換えると
その意味が理解いただけるのではないか

気がつけば全員がプレイヤーで
観客がいなくなってしまった
一億総カルチャーという上げ底文化も背景にあるが
コンサートホールが苦戦しているのも
美術館が苦戦しているのも根は同じで
豊田市はまだまだ道半ば

私も大きなことは言えないが
そろそろ3にシフトしようかな
と思うようになった

そうさせたのがチラシの寺本みなみ・みずほの姉妹デュオ







寺本みなみさんは
豊田西高校、県立芸術大学卒業後
2003年豊田市トレヴェリアン基金奨学金を得て渡英







寺本みずほさんは
豊田市ジュニアオーケストラの1期生で
名古屋市立菊里高校音楽科卒業後
2003年姉のみなさんを追って渡仏







寺本デュオのオフィス名「シュルシェ・ミディ」は
パリ6区と15区をまたぐ通りの名前から付けたもの

「正午を探す」の意味があり、1675年太陽王ルイ14世の時代
日時計が置かれていたとの記録に基づいて
1832年、正式名になった。



姉妹デュオとしての活動が本格化したのは
姉のみなみさんが活動拠点をパリに移してから

この間、イタリアのヴァレリア・マルティナ国際コンクール
室内楽部門で1位を受賞するほか
フランスでは室内楽のジョイントコンサートや
バレエダンサーとの共演など、多岐にわたる演奏活動を重ね
昨年秋帰国した

長々と経歴を書いても意味がないため省くが
二人に共通するのは
豊田市が未来を担う青少年健全育成(表現は少し硬いが)の
政策として実施している豊田市トレヴェリアン基金
豊田市ジュニアオーケストラのOBということで
海に放った稚魚が大海原で成長して
生まれ育った故郷の川に戻ってきたようなもの







何よりも
音楽ができる歓びを全身で表す演奏スタイルは
観たひと
聴いたひと
全てをハッピーな気持ちにさせてくれる

よくわからないが
こういう至福感を芸術的感動というのだと思う

抱負を聞くと
「豊田市を拠点に海外のコンサートにもチャレンジしたい」と
寺本姉妹

大志を抱いて里帰りした二人の
ファーストコンサートに
万雷の拍手を贈りたい


コンサートの日時は
■2012年12月9日(日)/13:30開場/14:00開演

コンサートの開場は
■豊田市コンサートホール

コンサートの入場は
■全席自由2,000円

チケットの取り扱いは
■公益財団法人豊田市文化振興財団(豊田市民文化会館内)☎0565-31-8804
■豊田市コンサートホール☎0565-33-8200

問合せは
■寺本みなみ・みずほデュオリサイタル実行委員会☎0565-80-1376



豊田市コンサートホールは豊田市駅前[豊田参合館10階]

  


Posted by かとうさとる at 21:15 | Comments(1) | 野外フェス・ライブ