2013年10月31日

構成舞台/飯野八兵衛の上演まで三週間 









初めて耳にする人には
郷土の歴史を知る楽しさを

良く知っている人には
より深く知る楽しさを
芸術的感動で


■原作/長居紀章著義人・飯野八兵衛
■脚色・構成/かとうさとる
■上演/2013年11月24日(日)16:00開演
■会場/豊田市民文化会館小ホール
■入場/2000円(全席自由)





今も宝暦の義民事件として語り継がれている
挙母藩を震撼させたという飯野八兵衛事件とは
どんな事件だったのか




   六栁庵やそ
    江戸・幕末から続く邦楽・邦楽師の家に生まれる
    東京芸術大学邦楽科を卒業し、長唄の三味線弾きとして活躍するほか
    舞踊やフラメンコ、創作オペラ、人形劇などとの創作競演を重ね
    三味線音楽の新たな領域を開くなど六栁庵やそワールドを展開 
 
   
モダンダンスとヴァイオリンのコラボレーションで
現代から過去へタイムスリップしたあとは
吟詠、剣舞、和太鼓、民謡、日舞、演劇など多様な舞台を背景に
三味線と語りの名手六栁庵やそが
絵本の読み聞かせをするように解き明かします


出演
松尾樹豊(吟剣仕舞)
六栁庵やそ(三味線・語り)
野々村明子(モダンダンス)
わかおとこ(モダンダンス)
寺本みずほ(ヴァイオリン)
長野風月(尺八)
高橋傳次郎(民謡高橋流渡辺会)
高橋裕紀和(民謡高橋流渡辺会)
芳琳美生希(日舞芳琳流柏会)
柳瀬和重(和太鼓)
松平わ太鼓(和太鼓)
愛知紫嵩(吟剣仕舞)
木戸優粋(吟剣仕舞)
竹内騎峰(吟剣仕舞)
竹内薫尊(吟剣仕舞)
今井紅凛(吟剣仕舞)
演劇人集団河童塾(演劇)
近藤博(演劇)



原作はこちら




長居紀章著義人・飯野八兵衛は絶版


出演者はこんな人


松尾樹豊さん



    岩倉神社農村舞台の吟舞夢舞台公演で口上を語る松尾樹豊さん(中央) 

平成23年度豊田文化功労賞を受賞した松尾樹豊さんは
飯野八兵衛の人格形成に大きな影響を与えた
「良知」を教えを朗詠します



野々村明子さん



    野々村明子さんは私が畏敬するパートナーのひとり
    写真は私も美術として参画した「野原よりの手紙シリーズ」


モダンダンスのカリスマとして活躍
舞台では猿投神社の巫女の化身として登場
事件の真相を明らかにします



寺本みずほさん




今最も旬なヴァイオリストとして活躍
舞台では野々村明子さんのモダンダンスと競演
ストリートミュージュシャンの隠れた才能が楽しみ



松平わ太鼓
柳瀬重和さん





舞台では飯野八兵衛事件の決起のシーンで
和太鼓の乱打で士気を鼓舞します



近藤博さん




飯野八兵衛を演じるのは
豊田の演劇の草分けの一人

文協50周年記念鈴木正三物語「幻花有情」で
鈴木正三を演じた近藤博さん(写真右)











  


Posted by かとうさとる at 23:41 | Comments(0) | とよたの文化

2013年10月31日

速報レッドソックスワールドシリーズ制覇



上原浩治
こんなドラマを書けるのは
神しかいない











    BSテレビ画像より転写


クローザーの故障者リスト入りという
ワンチャンスをつかんだ
今シーズンの上原の全てが奇跡

努力は自分を裏切らないというが
こんなドラマを書けるのは神しかいない

  


Posted by かとうさとる at 13:04 | Comments(0) | らくがき帖

2013年10月30日

秋日和









「秋日和」と名づけた
小津の美意識に拍手(パチパチパチ)






小津安二郎の晩年の作品に
多くの小津作品で娘役を演じてきた原節子が初めて母親役を
その母が一人になることが気がかりで
なかなか結婚にふみきれない娘を司葉子が演じた
秋日和という名作がある





    平芝公園のプラタナス

なぜこの映画の題名が「秋日和」なのか
映画を観ていても空気のようで見えないが
この映画を支配する凛として空気感に
「秋日和」と名づけた小津の美意識に拍手(パチパチパチ)




秋日和








    豊田市緑化センター「西山公園」の薔薇園

「いいお天気ですね…」と
軽く会釈して立ち去る老夫婦の背中に拍手(パチパチパチ)

  


Posted by かとうさとる at 15:27 | Comments(0) | フォト歳時記

2013年10月29日

飯野八兵衛の原作は和田竜に匹敵する面白さ









原作は長居紀章著
義人・飯野八兵衛


宝暦2年(1752年)
挙母藩を揺るがした飯野八兵衛事件については


豊田市史のほか藤岡町誌、教育委員会発行の副読本など
多くの郷土史家が宝暦の義人伝として著わしている

また郷土史料としては
初代西加茂郡長田中正幅の編集した「挙母藩史」に詳しい

渡辺善次著「七州城沿革小史」にも記述があるが
挙母藩側からみた記述でこちらは当然のように
非は八兵衛ら事件の首謀者にあると手厳しい

どちらが正しいのか私では分からないが
確かなことは幕藩体制にあって
一揆を主導した八兵衛ら6人の打ち首という犠牲はあったが
一揆側の要求がほぼ認められたという決着と
今も義人として地元で祀られているという徳の二つをあわせると
八兵衛に理があることは想像するに難くない



和田竜に匹敵する面白さ



    「義人・飯野八兵衛」は絶版で永井先生の家にもないとのこと
    古書店のネットで二冊見つけたが私が一冊購入したため
    残りは一冊で早い者勝ち



そんなとき図書館で見つけたのが
長居紀章著「義人・飯野八兵衛」で
映画化された「のぼうの城」の和田竜を彷彿させる
面白さで一気に読んでしまった

さぞ名のある作家にちがいないと調べたがわからない
図書館で訪ねても本人からの寄贈でよくわからないという

奥付の発行人永井忠夫を手懸りに探っていくと
長居紀章はペンネームで本名は永井忠夫
昭和13年から終戦まで藤岡村村長をつとめた
文人政治家とわかったときは絶句



目に見えない
何かに導かれたと思うほかない




    永井昌先生は陶芸、木工、刻字と多彩で
    写真のテーブルも後ろの家具も全て自作というから驚き


調べた住所を訪ねると
予てから「○○工房」の看板を見て
一度訪ねてみたいと思っていた工房に辿りついてしまった

広い庭先でキョロキョロしていると
工房の奥から「珍しい人がきたなぁ」と
面識のある元校長先生の永井昌先生が出てきた

私が事情を説明すると
「うちの親父だァ」と永井先生

灯台もと暗しというが
半年ちかくかけて探しあてた著者の住まいが
予てから私が一度訪ねてみたいと思っていた工房で
当主が旧知の元校長先生というから出来すぎ

目に見えない何かに導かれたと
思うほかない


  


Posted by かとうさとる at 01:54 | Comments(0) | とよたの文化

2013年10月27日

女流モンド杯から目が離せない!















世の中何が起こるか
わからない



かって接待麻雀という言葉があったように
私たちの世代の男どもにとって
麻雀は社交術の一つだった

雀荘の卓を手配することと
花見の席を確保することはサラリーマンの新人研修のようなもので
笑ってしまうが、こんないい加減な研修でも
人材は育ったから良き時代だった

そんな麻雀ブームもいつか下火になり
麻荘の灯も一つ消え、二つ消え、男どもも高齢化した
誰もが絶滅危惧種と諦めた麻雀が今、若い世代
それも女性たちの間で静かなブームになっているというから
世の中何が起こるかわからない

誰もが見捨てた古いコンテンツの再生を仕掛けた
起死回生のマーケティングの勝利で学ぶことが多い



お洒落で
知的なゲームとして
復活した麻雀




    画像は現在MONDOテレビで放映中の女流モンド杯決勝戦より転写


火をつけたのはエンタメ系MONDOテレビで
佐々木寿人、滝沢和典らイケ面若手雀士と
和泉由紀子、宮内こずえ、二階堂留美・亜樹姉妹など
レースクイーン顔負け女性雀士が卓を囲みゲームを競う

先般もNHKラジオ「午後まり」のゲストに二階堂留美が出演
まだマイナーだが麻雀は茶の間に入り込み
お洒落で知的なゲームとして復活した

その麻雀プロリーグの大会で頂点に位置するのが
■女流モンド杯
■モンド杯(50歳以下の男子プロ)
■名人戦
の三大大会で
さらに三大大会の優勝者で競う「モンド王座決定戦」を加えて
四大大会とよんでいる



女流モンド杯に世代交代の嵐





決勝に進出したのは

女流実力ナンバーワンの和泉由紀子
アイスドールのニックネームがあるように
氷の刃のような雀風はシャープで小気味がいい

なかでも当時、実力ナンバーワンと一目おかれていた
大本命の故飯田正人を劇的な三倍満で破った
「モンド王座決定戦」は攻めた和泉に守った飯田
モンド杯史上ベストマッチで伝説





予選・準決勝をトップで通過したベテラン宮内こずえ
一事は女流モンド杯を連覇するなど頂点を極めた
ここ数年はスランプで哀しげな表情から
未亡人のようと笑い系にされたが見事に復活





女流モンド杯二度目の出場で初の決勝進出を果たした和久津昌
ガングロで○○のアマゾネスのニックネームがあるが
ゲスト解説で優しい一面を見せて意外





初出場で決勝進出した高宮まり
いま話題の女流プロで実力は?と見くびっていたが
ほれぼれするような勝負度胸で目からウロコ

決勝戦は二回戦で争われ
一回戦終了時点で高宮まりがトップ
二位が和久津昌
三位が宮内こずえ
強いものが必ずしも勝つとは限らないのが麻雀だが
和久津昌の捨て身の戦法にペースを乱された
和泉由紀子が最下位という予想外の展開

陽のあたる業界に才能が集まるというが
昨年、歴戦の男子プロを劇的な逆転劇で破って
王座についた魚谷侑未を筆頭に
フレッシュな才能が続出する麻雀に
かっての暗いイメージはない  


Posted by かとうさとる at 23:25 | Comments(0) | らくがき帖

2013年10月26日

農業用水もシーズンオフ












これって
何か似ているよナ



今日から日本シリーズがはじまるが
ドラフト会議も終わりプロ野球もシーズンオフ

市内南部から三好、知立の田畑を潤す
枝下用水もシーズンオフで
なんとなく一年が終わった感じ




   通水が止まった枝下用水

左の施設は
洪水時に用水路を守るために設けられた排水樋門
水溜まり?は樋門の砂溜まりで
蒸発して水がなくなるのも時間の問題





    魚たちは自分が置かれた状況をわかっているのかな

水溜まりを覗くと
写真では写っていないが
鯉や鮒やウグイ、白ハエが群れて
まるで川魚の水族館(水槽かな)みたい





    右上の建物は安長寺の山門
    坂をのぼったところが梅園で有名な平芝公園


魚を救ってやりたいが
鍵がかかっていて用水路に入れない
これって、何か似ているよナ  


Posted by かとうさとる at 14:00 | Comments(0) | らくがき帖

2013年10月25日

豊田市美術館でパラレルワールド











ぶんかの定点観測



    「ぶんかの定点観測」は
    地元のオピニオン紙「矢作新報」に月イチで連載しているコラム
    本文はバックナンバーを含めて「矢作新報」のホームページで
    読むことができます


(中略)
二階の彫刻テラスに出れば
大池をスクリーンにした幻想的な霧の彫刻も観ることができる
市街地を一望するレストランで食事をして
茶室で美味しいお抹茶をいただいて
夜になるとライティングプロジェクトのサプライズまである
これでまだ豊田市美術館に行ったことのない人がいるとしたら
本当にもったいない



美術館は雨の夕暮れ時がお薦め










    30分おきに発生する幻想的な霧の彫刻



  


Posted by かとうさとる at 22:53 | Comments(0) | 美術・博物館+ギャラリー

2013年10月25日

カンナの名残り花











「草木みなものをいう」というが
名残りの季を知った花の言葉を聞いてみたいもの
花⇒カンナの名残り花
器⇒柴田周夫  


Posted by かとうさとる at 21:43 | Comments(0) | 花日記

2013年10月24日

舞台化に向けて/飯野八兵衛とは何ものなのか












飯野八兵衛とは




    義人・飯野八兵衛の公演ポスター


このブログでもたびたび紹介しているが
稲武の郷土資料館「ちゆ~ま」に
県の有形民俗文化財に指定されている
人形浄瑠璃の頭と衣装が展示されている

江戸時代の中頃、稲武地区の小田木に伝えられ
明治のはじめに途絶えた小田木人形座を語る貴重な資料だが
その中に宝暦弐歳の紀年銘のある人形浄瑠璃の頭がある

小田木で人形浄瑠璃が奉納されていた同じ宝暦弐年
挙母藩では藩をゆるがす大事件が起きていた
世にいう「飯野八兵衛事件」である






    飯野八兵衛の墓所林宗寺(藤岡飯野町)


飯野八兵衛事件

事件は挙母藩が国替による出費や新城建造の準備金など
多額な費用を用意するため
厳重な検地を実施して増収を図ったことで端緒がひらいた




    隅櫓の石垣が残る挙母城址(元城町)
    挙母藩は新城の築造に着手したが水害などにより築城をあきらめて
    現在豊田市美術館の建っている七州台に移転した
 


当時の藩財政の窮乏は挙母藩だけでなく
国表と江戸詰のための経費で藩の年収の40%近くに達していた

各藩は苦し紛れに蔵米を担保に
商人たちから借りた高利の金で補うほかはなかった

一方、無理をしてしぼりあげた百姓たちの血のついたような蔵米は
商人たちに想うように買いたたかれ
おまけに彼らの売り惜しみで江戸や大坂では
極端な米不足が生じていた

庶民は、毎日のように跳ね上がる法外な高い米を買わねばならず
買えないものは餓死をまつしか方法はなかった

事件はこのような時代を背景にした
百姓たちの止むにやまれない決死の蜂起だった

当然のように各藩で百姓一揆はおきた
三河地方だけでも54件を数えたというから
この頃から幕藩体制に歪が起きていたことは容易に想像がつく



飯野八兵衛事件の特異性


藩政への不満がマグマに達した宝暦2年12月3日
飯野村(現在の藤岡飯野町)
迫村(現在の迫町)
舞木村(現在の舞木町)
四郷村(現在の四郷町)の四村を中心に領民1,242人が蜂起

途中の岡崎領内で900名余を帰村させた
八兵衛ら各村の庄屋は残った約300人を導いて
江戸詰めで江戸屋敷にいた藩主に直訴に及んだ




    飯野八兵衛が眠るお墓(藤岡飯野町)


顛末は舞台を見ての楽しみで説明は省くが
この飯野八兵衛事件の特異性は
八兵衛らリーダー6名の打ち首という犠牲と引き換えに
一揆側の勝訴で百姓たちが救われたことである

当時の一揆がいつの間にか暴徒の集団となって挫折するなかで
独り彼らだけが要求の貫徹に成功したのは
八兵衛の良知と胆力とともに
村人たちの整然とした行動と団結を前に
挙母藩の上下がふるえあがったからである



舞台化の経緯

一昨年の夏頃だったと思うが
親しくしている吟舞夢舞台の代表の松尾樹豊さんから
平成23年度豊田文化功労賞受賞を記念して
新たな構成吟(詩吟で構成した舞台)の本を依頼された

私は「加茂一揆」と「飯野八兵衛」の二つの事件を題材にした
郷土史劇の構想を提案

構想は本の準備に1年
舞台の準備に1年の2年計画で動き出した

途中の経緯は省くが
「義人・飯野八兵衛」の著者
長井紀章(本名永井忠夫)さんの自宅を訪ねて
舞台化の構想を説明
既に著者は亡くなっていたが
ご長男の永井昌氏から快諾を得たのが昨年の夏

紆余曲折をへて脱稿したのが今年の夏
舞台は流れるかどうかの瀬戸際で
既に記したとおりである


  


Posted by かとうさとる at 00:53 | Comments(0) | とよたの文化

2013年10月20日

この「くるみ割り」を見逃したら                本当にもったいない











東海地区のトップをきって
豊田で「くるみ割り」シーズン開幕!



日本ではクリスマスシーズンの歳時記と言えば
第九演奏会を挙げる人が多いが
欧米ではバレエの「くるみ割り人形」が定番
という話を聞いたことがある

物語はクリスマスイブの夜に起こったファンタジーで
家族で食事をしながらバレエを楽しむ姿が目に浮かんでくる



    豊田シテイバレエ団の「くるみ割り人形」


今年もその「くるみ割り」の季節がやってきた
東海地区のトップをきって「くるみ割り」を上演するのは
地元のNPO法人豊田シテイバレエ団(諏訪等芸術総監督)

総合舞台芸術のバレエを地方都市で定着させることは至難の業で
海外まで活動の幅を広げ
世界のワガノアのメソッドを導入した本格的なバレエ学校を開校

豊田シテイバレエ団の「シンデレラ」に招かれた
映画「Shall we ダンス?」の草刈民代は
「客演するのは諏訪さんのバレエ団のみ」と語り
まあこちらは社交辞令が半分としても
愛知県芸術文化選奨文化賞を受賞するまでに認知された今も
苦戦を強いられているのが現実で
孤軍奮闘の諏訪さんにおもいっきり拍手(パチパチパチ)



主役のクララ&金平糖に
ベルリン国際コンクール金賞を受賞した
新星、脇田紗也加さん!






写真が手元にないためチラシをコピーしたが
脇田紗也加さんは
カナダのトロントビクトリアバレエアカデミーを卒業
第8回ベルリン国際コンクール金賞
豊田バレエ学校エルミタージュ公演参加
第40回ローザンヌ国際コンクールセミファイナル&スカラシップ
第6回ザ・バレコン東京第1位など数々の国際コンクールで
注目をされている期待の新星


くるみ割りの王子に
ロシアサハ共和国国立バレエ団ソリスト



サハ共和国は日本でもよく知られているバイカル湖のある
ロシア連邦最大の面積を誇る共和国で
豊田シテイバレエ団の「くるみ割り」のため
ボリショイバレエの伝統を受け継いだ
国立バレエ団のソリスト、国立バレエ学校の生徒が来豊
豊田シテイバレエ団とのコラボレーションは必見!


これで見逃したら
本当にもったいない!



シベリアの天然ガスなど
豊富な地下資源が世界的に注目されている
サワ共和国政府の要人も来豊するというから
一地方都市のバレエ公演のレベルではない
これで見逃したら本当にもったいない!


詳細はこちら




■公演/11月4日(月/祝日)

■会場/豊田市市民文化会館大ホール

■時間/開場18:00 開演18:30

■入場/3000円(全席自由)

■問合せ/NPO法人豊田シテイバレエ団☎0565-54-0881  


Posted by かとうさとる at 16:19 | Comments(0) | とよたの文化

2013年10月19日

流行語大賞2013に解雇特区を!













オジサンはプチ湯治


「男やもめにウジがわく」というが
幸か不幸か?私は掃除好きで、洗濯好きで、片づけ好きで
イヤになってしまう

ところがここにきて重要なアイテムの
掃除機と洗濯機が金属疲労でヨタヨタ
そんな訳で先ず通販で掃除機を
ドンキホーテで洗濯機を買い替えた





最後の仕上げは近場の天然温泉?で
気分をリフレッシュ





パンフレットだけを見れば伊豆の湯治場みたいだが
目の当たりにしたのはカバがひねもすのたりのたりで
動物園のプールのようなもの
笑ってしまうがオジサンのプチ湯治はこれで十分



余談に逸れたが
今年の流行語大賞のイチオシは

解雇特区!





    2013年9月21日朝日新聞より転載



    2013年9月28日朝日新聞より転載  



    2013年9月30日朝日新聞より転載



    2013年10月19日朝日新聞より転載



童話に出てくる
「赤ずきんちゃん」のオオカミと同じで
怖い話


衆議院代表質問で安倍総理は
「国家戦略特区」は成長産業から成長産業へ
失業なき人材移動の雇用ルールを決めることで
雇用拡大を目指すアベノミクスの重要課題と位置付け

「解雇特区は事実誤認で不適切だ」と反論したが
政府の「産業競争力会議」の有力メンバーが
小泉内閣のブレーンとして規制緩和を推進した竹中平蔵と
楽天の三木谷浩史と聞けば
童話に出てくる「赤ずきんちゃん」のオオカミと同じで
怖い話だ


新聞は活字が命

今年も流行語大賞が話題になる時期にきたが
「じぇじぇじぇ!」と「アベノミクス」のどちらかというのが
大方の予想だが私は「解雇特区」を推したい

もし、「解雇特区」の活字がなかったら
私たちは法案の中身を知ることもなく
この法案は通ったのではないか

「国家戦略特区」を「解雇特区」に読み替えた
記者の慧眼に拍手(パチパチパチ)
  


Posted by かとうさとる at 17:57 | Comments(0) | らくがき帖

2013年10月18日

今年の紅葉はどうかな











猿投神社の紅葉林


昨年は足助の香嵐渓の紅葉がことのほか見事で何度も足を運んだ
気になるのは今年の紅葉
飯野八兵衛の協議の帰路猿投神社の紅葉林に車を停めた

猿投神社の紅葉林は
明治の廃仏毀釈の難を逃れた猿投神社の神宮寺の一つ
大悲殿とよんでいる東昌寺境内の楓林で
私は秘かに豊田の紅葉の観測林と勝手によんでいる





明治の廃仏毀釈令によって
猿投神社の神宮寺群は取り壊されてしまったが
神社の境外にあったため難を逃れたのが
東昌寺に隣接する山中観音堂(正面のお堂)
本尊は秘仏で市内最古の仏像と言われる市指定の千手観音

昔、職にあった当時
火事で焼失した神戸の名刹摩耶山天上寺の仏さまを造仏した
豊田市出身の仏師の長谷法寿さんを案内して
特別に開帳してもらったことがあるが
秘仏とは名ばかりで狭い堂内は湿気が多く
観音様を幽閉しているようなもの

明治の廃仏毀釈令から143年
お堂の扉を開いてあげないと千手観音様が可哀想





気になるのは山中観音堂をお守りするこの石仏
来歴は知らないが京都の広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像を
彷彿させるような美しい仏様で謎



さて、今年の紅葉はどうかな





夏の猛暑で葉が日焼けしているように見えて心配
明日(18日)は飯野八兵衛の協議で稲武に行く予定をしているため
香嵐渓と大井平公園を観察してくるが
こちらも日焼けが心配














   
  


Posted by かとうさとる at 01:53 | Comments(0) | らくがき帖

2013年10月17日

近場で足湯がある幸せ






飯野八兵衛の打合せの帰路
石畳の足湯で軽~く湯治

    




秋深き隣は何をする人ぞ





  


Posted by かとうさとる at 20:20 | Comments(0) | フォト歳時記

2013年10月15日

飯野八兵衛の舞台化上演決まる









    飯野八兵衛のポスターの画と題字は伊丹靖夫さん


飯野八兵衛は
宝暦2年(1752)12月に起きた
挙母藩を揺るがした飯野八兵衛事件を題材に
今に生きる飯野八兵衛の「良知」をテーマに舞台化するもので
公演まで一カ月と少し




    チラシの裏面は飯野八兵衛の梗概


本番までは
飯野八兵衛に全力投球

予てから脚本と演出を依頼されていたが
農村舞台と同時進行で脱稿したのが
数週間前という際どいタイミングで
関係者に迷惑をかけてしまったが
これから本番までは飯野八兵衛に全力投球するつもり

先ずは舞台化の予告まで
飯野八兵衛事件とはどんな事件なのか
なぜいま飯野八兵衛なのか
魅力的な出演者情報とあわせて
逐次アップするが
先ずは舞台化の予告まで

実施要綱
第41回とよた総合文化フェスティバル参加事業
松尾樹豊平成23年度豊田文化功労賞受賞記念
構成吟夢舞台 義人・飯野八兵衛
■原作/長井紀章著 義人・飯野八兵衛
■脚色・構成/かとうさとる
■三味線・語り/六栁庵やそ
■期日/2013年11月24日(日)
■開場/15:30 開演/16:00
■会場/豊田市民文化会館小ホール
■入場/2000円  


Posted by かとうさとる at 21:28 | Comments(0) | とよたの文化

2013年10月13日

今日は猿投神社の大祭



男親というのは
つくづく無愛想なもの



神戸に住んでいる一人息子の夫婦が帰省
亡くなった妻がいたころは一晩じゅう笑い声が
絶えなかったが、男親というのは無愛想なもので
心配して帰省してきたのに
二言三言話しただけで後が続かない

悪気はないが器用にできないのは
男親の性でどうしようもない

そんなわけで妻の実家に挨拶してくるという
息子夫婦を送りだしたあと
手土産に梨を持たせるため乙部の大澤梨園へ

今は新高が旬で
こちらもみんな忙しそう




余談に逸れたが
今日は猿投神社の大祭





    猿投まつりの献馬

猿投神社は古来より武家の崇敬が篤く
徳川家康も、慶長7年(1602年)776石を安堵するなど
当地を代表する大社としてよく知られている




    猿投神社祭礼絵巻の部分
    神輿御渡、火縄銃・棒の手の奉納、献馬の奉納の列が
    延々と続いているのがわかる(豊田加茂の歴史上巻より転写)


猿投祭りは
旧暦の9月9日を祭日としたことから節句祭りとよばれ
かっては三河・尾張・美濃から186カ村が参集し
神輿御渡、火縄銃・棒の手の奉納、献馬を競ったというから
その華やかさと賑わいは想像するに難くない



猿投まつりと言えば
なんたって棒の手の本家本元








近年は棒の手の主力集落の四郷が地元の祭礼を優先するなど
参加集落も減って往時の猿投まつりを知る人間にとっては
少し寂しいが棒の手を見るならやっぱり本家本元
猿投まつりがお薦め





組み写真でどうぞ













槍は真剣で一歩間違えると大変
亡くなったいけばな研究家の北条明直先生は
文化庁の委嘱で数多くの文化財映画を撮っているが
当時棒の手保存会の会長をしていた福岡金弥さんの
棒の手の演技を見て「これは武芸だ」と絶賛したように
折り紙つき




子どもは地球の宝もの





説明は不要  


Posted by かとうさとる at 17:48 | Comments(0) | とよた風土記

2013年10月12日

豊田市美術館⇒今日からライティングプロジェクト






アートを肴に心のエアー抜き


後日アップするが
農村舞台アートプロジェクトと並行して
宝暦の世直し騒動として今に語り継がれている
義人・飯野八兵衛事件を題材にした
創作郷土史構成舞台の制作準備をしてきたが
ようやく形が見えてきた

脚本・構成の追い込み段階で末弟の不幸が重なり
松尾さんをはじめ関係者に心配をかけてしまったが
水曜日にはポスターなどの印刷物も刷り上がる予定

キャスティングもみんな快諾をいただいて
あとはみんなで美味しいお酒がいただける舞台をつくるだけ

こんなときは心のエアー抜きをしないと危険
昨日も飯野八兵衛の打合せのあと
美術館に吉田館長を訪ねて
アートを肴にエアー抜き



今日も霧のショータイム









近場で美味しいお抹茶(300円)をいただいて
こんな贅沢ができる幸せに感謝!



あいちトリエンナーレよりも
面白いと評判の半重力展








今日から
新たにライティングプロジェクトも
始まるというから
三連休は豊田市美術館で決まり










吉田館長に聞くのを忘れてしまったが
もし霧の彫刻をライティングしたら
正真正銘のパラレル・ワールドで最高!


説明は疲れるため省くが
近場でこんなチャンスを逃すのは
もったいない!
  


Posted by かとうさとる at 04:17 | Comments(0) | 美術・博物館+ギャラリー

2013年10月10日

ジャンボ梨はまだ袋のなかで余裕












柿熟す





たわわに実った蜂屋柿(舞木)



ジャンボ梨の出荷はまだ先




    乙部の大澤梨園のジャンボ梨

乙部の果樹園で梨の出荷がピークをむかえているが
トリのジャンボ梨はまだ袋のなかで余裕



ちなみに
とよたのジャンボ梨は
ギネスに登録されたブランド品






このジャンボ梨は
3年前のコンテストで準優勝したもので
重さ3.05キロというから
梨の小錦(元大関)のようなもの

見た目から大味をイメージする人もいるかもしれないが
果肉は繊細で美味


  


Posted by かとうさとる at 21:42 | Comments(0) | フォト歳時記

2013年10月08日

農村舞台2013/今週は石野歌舞伎公演









作品撤去







八柱神社の祭礼まで展示延長していたが
その祭礼も終わり今日は終日作品の撤収

「ありがとうございました
みんな驚いていた」と区長さん

鎮守の杜が最も華やぐ集落の祭礼に
農村舞台アートプロジェクトが少しでも役にたったとしたら
「疲れた!」などと言っていられない




今週は石野歌舞伎公演





石野歌舞伎は

江戸時代後期の文化5年(1808年)に建てられた
廻り舞台のある本格的な地狂言の舞台として親しまれている
市指定岩倉神社農村舞台の大改修を機に
地元で復活した農村歌舞伎





石野歌舞伎は復活して間もないため
伝統の小原歌舞伎には及ばないが
農村歌舞伎の猥雑な熱気は勝るとも劣らない



住民つなぐ農村舞台



    2011年10月9日中日新聞より転載

記事の写真左は「義経千本桜」で主役の源九郎狐を演じた
安藤明日香さん(中学三年)



   市制60周年記念農村舞台アートプロジェクト図録より転載

明日香さんは平成25年度少年の主張愛県大会で
農村歌舞伎から学んだ「伝統を受け継ぐ」を発表し
最優秀賞を受賞
全国大会に推薦された(パチパチパチ)

農村舞台をきっかけに
伝統の継承者が一人またひとりと
誕生するのは嬉しいもの



場所はこちら





  


Posted by かとうさとる at 00:32 | Comments(0) | 農村舞台

2013年10月07日

凱旋門賞 オルフェーブルとキズナに拍手








世界は広い!




    ゲイトに入るオルフェーブル

日本のG1レースは
消防音楽隊のファンファーレの演奏を合図に
スターターがスタート台に上がると
場内は割れんばかりの大歓声でカーニバルのように一変するが
凱旋門賞はセレモニーもなく粛々とゲイト入り




    ゲイトインしたオルフェーブル
    日本の競馬中継ではこの角度からの映像はないため新鮮


日本のレースでは競馬の公正を期すため
機械的にゲイト入りさせて機械的にゲイトを開くが
ロンシャンは馬にやさしい自然なゲイト入りで
注意をしていないと見逃してしまいそう





    凱旋門賞2013スタート





    長い芝生は馬にはやさしいが騎手の乗り方はおしあいへしあい格闘技並み
    「和を以て貴しとなす」日本の騎手で勝つのはもうひとつのハンディかも
    


残念ながらオルフェーブルは昨年に続いて2着
キズナは4着に敗れたが
「世界は広い」とコメントした池江調教師の言葉が全て

勝ったのはフランスの3歳牝馬のトレヴ
直前にカタ―ルの王侯関係者が凱旋門賞を狙って
約10億円で金銭トレードしたことで話題になっていたが
完璧なレースをしたオルフェーブルを
直線で5馬身突き放したトレヴの強さに脱帽
やはり世界は広い



まだまだヨーロッパの競馬に
学ぶことは多い




もう一つ海外との比較の難しさはタイムで
凱旋門賞を勝ったトレヴのタイムは2分32秒04
同じ距離の日本ダービーを勝ったキズナのタイムは2分24秒台で
約8秒近く早い。

ちなみに1秒違うと約6馬身というから48馬身
1馬身は約2,77mというから約130m

単純な比較をすれば
キズナはトレヴに約130mの差をつけて
勝っていいはずだが勝てない

なんでこんなことが起きるのか
日本は芝生を短く刈った高速馬場で
ロンシャン競馬場は馬の脚に過剰な負担をかけないため
芝生を長くしているからで時計がかかるのは当然

日本の馬に故障が多いのは
脚に負担のかかる高速馬場に原因があるからではないか
まだまだヨーロッパの競馬に学ぶことは多い






  


Posted by かとうさとる at 03:08 | Comments(0) | らくがき帖

2013年10月05日

新聞を軽~く拾い読み/磯田道史の備える歴史学






ブログで小休止


末弟の葬儀と依頼されていた
構成吟夢舞台「義人・飯野八兵衛」の構成台本など
諸々事案と重なり心労とあわせてかなりハード

なんとか目途はついたがまだしばらくは続きそう
こんなときはコーヒーブレイクではないが
ブログで小休止するに限る


捨て目を効かせる



    10月5日(土)朝日新聞より転載


磯田道史の備える歴史学は

古文書から大地震の記録を拾いだして
地震列島の日本が避けることのできない
周期的な大地震に備えようと言うエッセイで
歴史を学びながら防災意識が身につくから一石二鳥

予てから映画にもなった「武士の家計簿」など
博覧強記の磯田道史のウイングの広さを不思議に思ってきた

その磯田が今日のエッセイで「捨て目を効かせる」という
フィールドワークを実践していることを明かし
「私は地方に行くと、わずかな時間でも地元の図書館・
古本屋に足を運び、古文書を探し出すことを心がけている」
と記している

昔から「捨て目」
同じような意味で「ひろい目」というが
なるほどなるほどと納得



明日は
ロンシャン競馬場で
世界最高峰の凱旋門賞





    10月3日(木)朝日新聞より転載


1981年に国内で初めて創設された
国際招待レース「ジャパンカップ」で
欧米の二線級ホースに完璧にやられた悔しさを今も覚えている

あれから30年余
日本馬も強くなってドバイワールドカップなど
世界のG1レースで勝利するようになったが
まだ手が届いてないのが世界最高峰のレースと
誰もが認める凱旋門賞

その凱旋門賞に日本から歴史的最強馬二頭が挑戦!
競馬に絶対はないがオルフェーブルの勝利の確率は7割
キズナの確率は2割というのが40年余にわたって
ファンとして競馬を見続けてきた私の予想

凱旋門賞は競馬専門チャンネルのほか
地上波でもフジテレビが実況生中継を決定

実況生中継は
フジテレビ系列で
10月6日(日)午後11時~11時45分
競馬に興味のない方も是非お薦め!

  


Posted by かとうさとる at 18:50 | Comments(0) | らくがき帖