2012年12月31日

ひと花挿して一年の無事を感謝





行く年も複雑系






この国に生れた幸せを感謝







グローバル競争が激しさを増すなか
働き手が揺さぶられている
無関心という加害者にならないように
しなければ




それではよいお年を














埃をはらったり雑巾をかけたり
最後にひと花挿して
いろいろあったが一年の無事を感謝

  


Posted by かとうさとる at 20:35 | Comments(0) | いけばなから

2012年12月31日

減築をはじめよ!という啓示かも




大事の前のシグナル





恥かしいミスをした一枚


前のブログで八木さんの新年会のことを書いた
会場押さえから案内をようやく終え
「次は年賀状を書かなければ」と
デスクに缶詰

デザインは3タイプを用意し
とりあえず出来た県外分を投函した

あわてる乞食はもらいが少ないというが
その内の一枚に恥かしいミスを見つけた

一事が万事でこの始末
どっと疲れが出てしまった

あれもこれもと安請け合いして手を広げたツケで
大事(事故)の前のシグナルと思い直すしかない

来年もいろんな予定を入れてしまったが
減築をはじめよ!という啓示かも




  


Posted by かとうさとる at 00:43 | Comments(0) | らくがき帖

2012年12月30日

三河弁の国会議員って笑っちゃう











八木さんの案内の途中鞍ケ池でひと休み
鞍ケ池は寛永年間につくられた灌漑用のため池で
名はときの寺部藩主が「池の主になって治めよ」と
馬の鞍を投げ込んだことに由来




このブログで農村舞台の仲間の八木哲也さんが
衆議院選挙で当選したと書いた

新年会の話をすると
三河弁まるだしで
「えらいことになっちゃつたぞん!
新聞を見てみりん!
65歳の新人なんておやへんぞん
カタイ話はいいで
愚痴を言えるような会がいいな」
と八木さん

そんなわけで会場を抑えたり
みんなに案内を出したり
バタバタしたが
今日でひと段落




  


Posted by かとうさとる at 04:02 | Comments(0) | らくがき帖

2012年12月28日

やっぱり彼の地のアーティストには敵わない












八木祥光写真集
輪廻の森「縞枯山2403m」




よく県民性というが一つの性格で括れるものではないが
風土がそこに住む人たちの人格形成に大きな影響を与えるのは確か

例えば、尾張(尾張国)と西三河(三河国)と東三河(穂国)の間には
同じ県内なのに気質に大きな隔たりがあるのは周知のとおり

尾張の人間は商売に長け
西三河の人間はトヨタの社風に象徴されるように質素倹約型
問題は東三河で、天竜川水系でつながる伊那谷と
共通の文化圏を形成しているように思えてな らない

国指定の奥三河の花祭り、飯田の霜月神楽や人形座
原田芳雄の遺作映画として話題になった大鹿歌舞伎など
彼の地の固有の文化に触れるたびに畏敬の念を禁じることができない
人物も同様でみんな自分の世界をもっていて敵わない








そんな一人が「たんぽぽ仙人」を名乗る写真家の八木祥光さんで
このたび写真集「風のたより」4号を贈っていただいた

第1号「板取川の妖怪」
第2号「木曽の御嶽山霊山の雨」
第3号「100年のノスタルジア」
※1912年製造のベスト・ポケット・コダックのレンズで撮影した写真集

タイトルに象徴されるように
八木さんは対象のその奥にあるもの
自分の内面世界を追い続けているカメラ修験者の一人

今回はタイトルも「生死」とそのものづばり
八ヶ岳連峰の北に位置する縞枯山に通い続けて撮影したもので
「厳しい自然に曝されながら倒木更新をくりかえす縞枯山の森に
輪廻転生の世界を見た」と八木さん







写真集はモノクロA4版48ページ
「生死」のタイトルがついているが
私には縞枯山の森を撮る八木さんの至福感が
手に取るように伝わってくるから不思議

多分「死」と隣り合わせで撮っているからだと思うが
やっぱり彼の地のアーティストには敵わない

ちなみに八木祥光写真集で検索してみたところ
ネットからも購入できるため
興味のある方はネットで検索してください

  


Posted by かとうさとる at 01:20 | Comments(0) | アートの現在

2012年12月24日

豊田市美術館の青木野枝展今日で最終日





芸術新潮12月号
アートニュースから



豊田市美術館と名古屋市美術館連携企画として
この秋のアートシーンで話題になった
「青木野枝|ふりそそぐものたち」が最終日を迎えた






芸術新潮12月号アートニュース/豊田市美術館の展示




芸術新潮12月号アートニュース/豊田市美術館の展示
背後の歩く人物から作品のスケールを想像してください




芸術新潮12月号アートニュース/豊田市美術館の展示





芸術新潮12月号アートニュース/名古屋市美術館の展示




青木野枝展については
このブログでもたびたび取り上げたため
説明は省略。今回は少し角度を変えて
豊田市美術館のいま昔を簡単に紹介したい


はじまりは七州城





豊田市教育委員会発行「豊田の文化財」より転載


市指定「七州城図」は
ロンドンで霧の画家として名声を博した牧野義雄の兄で
挙母藩士族の牧野敏太郎が明治20時代に描いたもの

七州城の名は三河(三州)・信濃(信州)・尾張(尾洲)・美濃(濃州)
伊勢(勢州)・近江(江州)の七か国の山々が望めたということに由来

図の中央の小高い山が七州城、中央左に隅櫓が描かれている
さらにその左に白く描かれているのが掘の役割を果たした蓮池

豊田市美術館を図の上に思い描いてみると
ぴったり重なるはず(あとは各自の想像力にお任せ)







童子山小学校百年誌より転載


明治になると挙母藩は挙母町となり
七州城の跡地に建てられたのが
私が通った中小学校(現在の童子山小学校)

写真は昭和30年に生徒の人文字で描いた校名で
ワルガキ仲間がみんな空を見上げて
ぶつぶつ言っていたのを覚えているがカワイイもの

1995年、移転した小学校の跡地に建てられたのが豊田市美術館で
写真の左の石垣は現在の隅櫓で位置関係がよくわかるはず







建設中の豊田市美術館(1994年)
旧文化協会創立50周年記念誌の座談会
「地域に根差す美術館」に収録したもので吉田稔さんに挿絵を依頼
私の部屋のどこかにこのときの資料(原画も)があるはずだが
探してもみつからない







上のスケッチとほぼ同じ場所から撮った豊田市美術館







遠い異国の地で何を思うか
ヘンリー・ムア「座る女:細い首」の背中







校庭に中小学校の人文字を描いてから60年近い歳月が流れた
当時の田んぼや畑はビルの景色に代わったが
美術館のテラスから眺める山並みは昔のまま

さあ、もう一度リセットして頑張ろうかな  


Posted by かとうさとる at 21:40 | Comments(0) | アーカイブ

2012年12月24日

今日は一日チャップリンを堪能














いつかチャップリンを
大型スクリーンで見たい!
と願ってきた夢がついに実現








クリスマスの定番と言えば
「第九」や「くるみ割り人形」と決まっていたが
今年、コンサートホールが用意したのは
チャップリンの名作「街の灯」を
オーケストラの生演奏で観ようと言うサプライズ

これだけでも最高のクリスマスプレゼントなのに
「街の灯」の前に、能楽堂でチャップリンの無声映画の名作4本を
日本を代表する弁士の澤登翠の語りで一挙上映という
ジャパネットたかたも逃げだす年に一度の大サプライズ




能書きはこれぐらいにして
感想を簡単に







■能楽堂でチャップリン

会場のセッティングは
本舞台正面の鏡の松の前にスクリーン
本舞台に向かって右、地謡座に弁士という配置で
ミスマッチのように思われる方もいるかも知れないが
これが意外と新鮮で違和感がないから不思議

客の入りは八分ほど
耳にした会話から推測すると
初めて能楽堂に入ったという人が大半のようだが
弁士の澤登翠さんの名調子にのせられて
スクリーンに向かって割れんばかりの拍手をするなど
場内の一体感は最高







■コンサートホールでチャップリン

レイアウトはステージに大編成の京都市交響楽団
その上に天幕のように巨大なスクリーンという配置

映画が終了したあと場内全員がスタンディングオペ―ションで
私も思い切り手を叩いてしまった

私も私の隣の人もその前の人も斜め前の人も
みんな目がしらを押さえながら大変

チャップリンの「街の灯」は
レンタルビデオで何度も観ているが
オーケストラの生演奏で観る「街の灯」は
「オペラ座の怪人」クラスの別モノで
説明不可







撮影不可のため能楽堂でチャップリンの写真をお見せできないのは残念だが
コンサートホールでチャップリンのイメージはこんな感じ
ステージにのりきらない大編成のオケと
巨大なスクリーンは圧巻!



今回のオーケストラ・ライブ・シネマ~チャップリンの街の灯~
は京都市交響楽団が昨年から
全国の主要都市で巡回しているもの
(能楽堂の弁士によるチャップリン上映会はコンサートホールのオリジナル企画)

私は新聞の文化欄で読んで
チャンスがあれば東京でも大阪でも出かけるつもりでいたため
コンサートホールから話を聞いたときは
思わず飛び上がってしまった

もし、あなたの近くの都市で
オーケストラ・ライブ・シネマ~チャップリンの街の灯~
のポスターを見かけたら
ご家族やお友達を誘って是非!

  


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2012年12月22日

今年も竜頭蛇尾/またゼロから出直し









私の一年をざっと
自己採点すると


今日は二十四節気のひとつ「冬至」
一年で昼間が一番短い日で
今日を境に次第に陽が長くなるというから
一年の終着駅と始発駅のようなもの 

そんなわけで
来年の計画表を作成しなければと思っているが
その前に今年一年をざっと自己採点してみた







(注釈1) 黒ベタはゼロ評価の項目で個人情報保護(?)のため未公開
(注釈2) 自己採点の基準は
①予定通り実施⇒50点/中止⇒0点
②内容の達成感を基準に納得⇒50点/普通⇒30点/不満⇒10点


1生活目標⇒0点
4つの課題を目標に掲げたが全て中途半端で元の黙阿弥

2実施目標は⇒62.5点
1 農村舞台アートプロジェクトの報告書(図録)の作成
①50点※A4版117ページの図録を作成
②50点※多少の不満はあるが農村舞台の入門保存版として価値
●計100点 



農村舞台アートプロジェクトの報告書


2 中止⇒0点

3 農村舞台アートプロジェクト2012の企画実施
①50点※ライブ3舞台を活用(1事業は台風のため中止)アート4舞台を活用
②30点※農村舞台のトータルマネージメントに問題を残したが
農村舞台の展開と課題が明確になったことを評価
●計80点 



人形は葦舟にのって里帰り(小田木人形座跡地)


4 延期⇒評価なし

5 越後妻有アートトリエンナーレ2012   
①50点
②20点
※蓬平いけばなの家は松代エリアの家プロジェクトの中で
トップの入場者数を数えるなど人気スポットの一つという
外部評価を得た。個人的にも達成感があり50点をつけるが
マネージメントに課題を残したため30点減点
●計70点



妻有で座敷ワラシ(蓬平いけばなの家)


3 検討⇒テーブルについたことを評価
1 出版物(仮称)「下田尚利と現代いけばなの時代」の検討
現代いけばなを「史」として後世に記すことは
いけばな史にとどまらず日本美術史としても重要な課題
①編集発行⇒(仮称)下田尚利と現代いけばなの時代実行委員会
②実行委員⇒Fの会同人
③発行予定⇒2015年

2 延期⇒評価なし



今年も竜頭蛇尾で
またゼロから出直し


今年は農村舞台アートプロジェクト2012と
越後妻有アートトリエンナーレ2012に凡そ10カ月を充てた
企画段階から実施までほぼミスはなかったはず
作品についても納得している
この間他の案件も処理をしてきたつもり

関ヶ原の戦いの布陣を見た欧米の軍事評論家は
西軍の勝ちと結論を出した
にもかかわらず西軍は負けた

まさに今年の私は負けるはずのない布陣を敷いた西軍で
敗戦の理由はいい加減な私の性格だから苦笑するしかない

悔しいが立ち直るのが早いから
まァいいか!




  


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2012年12月20日

人生の秋もまた釣瓶落とし

















美術教師のエキスパートとして活躍していた知人が
突然精神的な病いでリタイア

「秋の日は釣瓶落とし」というが
人生の秋もまた釣瓶落とし

タフでないとこの道は歩けない

花⇒南天、柳、葉ボタン、カ―クリコ
器⇒秘色焼き(常滑)



  


Posted by かとうさとる at 23:16 | Comments(0) | 花日記

2012年12月19日

今年のクリスマスはチャップリンで決まり!











チャップリンを
未だ知らない人に告ぐ
このチャンスを逃すな!



今週日曜日の12月23日
豊田市コンサートホールで
チャップリンのサイレント映画の名作「街の灯」を
京都市交響楽団の生演奏で観ようという
夢のようなコンサートが予定されている






オーケストラ・ライブ・シネマ~チャップリン「街の灯」~のチラシ


「街の灯」は放浪者チャーリーと
目が見えない花売り娘の恋を描いた感動の名作
内容はネタバレになるため言わないが
ラストはハンカチの用意が必要










「街の灯」を大型スクリーンで観られるというだけでも
最高のクリスマスプレゼントなのに
一流オーケストラの生演奏付というサプライズ
こんなチャンスを逃すとしたらもったいない




能楽堂でも
チャップリン



なんか通販のオマケ作戦みたいで笑ってしまうが
当日はさらにもう一つのサプライズがあるというから
話は最後まで聞かないと








活動写真弁士澤登翠によるチャップリン無声映画上映会のチラシ


活動写真弁士澤登翠によるチャップリン無声映画上映会は
タイトルにあるように
日本を代表する活動弁士澤登翠の名調子で
チャップリンの小品の名作を観ようという企て
しかも4本を一挙に上映するというから贅沢の極み


詳細はこちら

◎オーケストラ・ライブ・シネマ
~チャップリン「街の灯」~

■日時⇒12月23日(日)17時開演
■出演⇒指揮:斎藤一郎/管弦楽:京都市交響楽団
■入場料⇒全席指定S席5,000円 A席4,000円 B席3,000円
(※A・B席学生半額、B席:小学生1,000円) 
■会場⇒豊田市コンサートホール(豊田市駅前/豊田参合館10階)
■問合せ・チケットの申し込み
豊田市コンサートホール・能楽堂事務局(豊田参合館8階)☎0565-35-8200
インターネット予約⇒http://www.t-cn.gr.jp/
チケットぴあ☎0570-02-9999(Pコード:180-083)
■主催⇒公益財団法人豊田市文化振興財団・豊田市・豊田市教育委員会

◎チャップリン無声映画上映会in能楽堂
■日時⇒12月23日(日)14時開演
■出演⇒活動弁士:澤登翠
(上演作品)
チャップリンの冒険
チャップリンの大酔
チャップリンの番頭
チャップリンの放浪者
■参加費⇒500円 
■会場⇒豊田市能楽堂(豊田市駅前/豊田参合館8階)
■問合せ・チケットの申し込み
豊田市コンサートホール・能楽堂事務局(豊田参合館8階)☎0565-35-8200
インターネット予約⇒http://www.t-cn.gr.jp/
■主催⇒公益財団法人豊田市文化振興財団・豊田市・豊田市教育委員会




























  


Posted by かとうさとる at 12:23 | Comments(0) | 美術・博物館+ギャラリー

2012年12月17日

行く干支に来たる干支









ハハハと笑って
誤魔化すしかないが



先週の日曜日の夜
ガスストーブの前で仮眠してしまった
目が覚めると足首に十円玉ほどの火傷の痕

大したことはないと放置していたが
足首が腫れてきたため行き付けの皮膚科のドアを開けると
「根が深いため治るまで少し時間がかかるよ」と主治医

ハハハと笑って誤魔化すしかないが
気がつけば年の瀬も残すところわずか



お世話になった
干支にいけばなで感謝







花:松、葉ボタン、梅ずばえ
器:瀬戸の石皿




行く干支あれば
来たる干支あり







  


Posted by かとうさとる at 21:17 | Comments(1) | 花日記

2012年12月17日

漂流しはじめた日本丸














足助地区最大の明川町熊野神社農村舞台を調査する八木哲也さん(左中腰)

文化協会以来、地域の文化を共に考えてきた
元市議会議長で農村舞台アートプロジェクト委員の
八木哲也さんが衆議院議員に当選






越後妻有アートトリエンナーレ2012のツア―に参加した八木哲也さん(前列左)

選挙事務所でクス玉の割れるのを見届けた帰路
吉野家でカルビ丼を注文したが
こんな美味しい丼を食べたのは久しぶり

八木さんの当選はわがコトのように嬉しい
同時に矛盾するようだが
自公の圧勝は産みの苦しみと思えども複雑系



  


Posted by かとうさとる at 02:37 | Comments(1) | らくがき帖

2012年12月15日

美術ファン必見!日本近代美術の100年











東京国立近代美術館
ベストセレクション
日本近代美術の100年







美術館大好き人間の私だが
長い間不思議な空白スポットがあった

敬して遠ざけるという言葉があるが
東京国立博物館と東京国立近代美術館という
二大ナショナルミュージアムがリストから欠け落ちていた

そんな私が今では何をさておいても
竹橋の国立近代美術館に足を運ぶから笑ってしまう







本展は国立近代美術館の60周年を記念して
日本美術の100年を概観しようというもので

■第Ⅰ部MOMATコレクションスペシャルは
誰もが教科書や美術雑誌で一度は見たことのある
重要文化財、日本画、洋画、彫刻、海外作家コレクション
241点で構成

■第ニ部「実験劇場1950s」は
近代美術館が開館した1950年代に焦点をあてて
戦後の日本の現実と美術を中心に多様な表現活動美の関係を
296点の作品と資料で再考しようというもので
この内容で1300円というからタダみたいなもの







フラッシュをたかなければ写真撮影もOKというから嬉しい
写真は「戦争の世紀に」のコーナーで思わず足が止まった
中村研一の「コタ・パル(上陸作戦)」

戦争画は負の遺産としてタブー視されているようだが
近代美術史に空白のエアーポケットがあるのは不自然

戦争画とは何か
なぜ画家は戦争画を描いたのか
改憲論が居丈高に叫ばれるいま
「史」として検証する意義は決して小さくないはず







安田靫彦の「黄瀬川陣」は
横山大観の「生々流転」とともに
日本近代美術の100年の「花の定座」の候補の一つ

500点を超える作品と資料で構成される
本展を説明するのは不可のため以下割愛するが
来年の1月14日まで開催しているため
一度足を運ばれたらいかが




最後に
サプライズをひとつ







2階のフロアに設置されたアントニー・ゴ―ムリーの作品
アントニー・ゴ―ムリーは
作家自身の肉体から型取りした複数の彫刻作品を用いて
広大な風景の中に設置するプロジェクトを
世界各地で展開しているが
実際に見るのは初めて

さり気なく設置されているが
平和の大切さを実感



本展は
来年の1月14日まで
国立近代美術館で開催中


マップはこちら



問合せはこちら



  


Posted by かとうさとる at 19:49 | Comments(0) | 美術・博物館+ギャラリー

2012年12月15日

皇居から馬車の隊列が出てきた!



私が年の瀬に東京に出かけた理由は
前のブログ「いけばな仲間は人生の親戚」に書いたとおりだが
もう一つの目的は東京国立近代美術館のベストセレクション
「日本近代美術の100年」を観るため










北の丸公園にある国立近代美術館へは
皇居のお堀端を竹橋方向に向かって徒歩で10分ほど







皇居前広場の様子をみると何かおかしい







パトカーに先導されて馬車の隊列がこちらに向かってくる







各国大使の認証式で新任大使を
馬車で送迎するという話は知っていたが観るは初めて










バッキンガム宮殿の馬車も観たことがあるが
皇居の馬車もなかなかなもの


  


Posted by かとうさとる at 02:14 | Comments(0) | らくがき帖

2012年12月14日

いけばな仲間は人生の親戚













12月13日(木)
昼間はFの会の会議



Fの会は、東京を中心に現代いけばなの第一線で活躍する
作家集団として私も同人の一人として参画

そのFの会の会議が新大久保の大和花道会館であり新幹線に乗った
この日の主な議題は大地の芸術祭の里「蓬平いけばなの家」の
常設化に対する最終結論と図録の編集協議

いずれも私が成案を作成すると安請け合いした案件で
気分は限りなくブルー



結論のみ簡単に記すと

(1)蓬平いけばなの家の対応
■常設化は引き続きFの会が主導
■内容は「蓬平いけばなの家リレー展」を企画運営
■大地の芸術祭事務局との協議は私かとうと大塚理司が担当
■蓬平いけばなの家の図録は私かとうが編集、発行は3月下旬
(2)重点事業
■現代いけばなの集大成となる出版事業と記念展を検討

また、安請け合いしてしまったが
特に(2)の現代いけばなを「史」として記録することは
最大の課題の一つで「ついにその時が来た!」と膝が震えた

まだ端緒についたばかりだが
このチャンスを逃す手はない! 




夜はいけばな仲間の忘年会






現代いけばなの展開の特徴の一つに
流派や肩書(例えば家元と生徒)という垣根を取り外し
いけばなを志す人全てに門戸を開いたことを
挙げてもいいのではないか

いけばな仲間の忘年会は
そんな現代いけばなの同窓会のようなもので
気がつけば私もベテランの仲間入り

美味しいお酒とつもる話に
つい時の発つのを忘れてしまった







丸の内仲通りのイルミネーション

イルミネーションも美しいが
仲通りに設置された彫刻のレベルの高さは目からウロコ
プレートを見ると全作品
「箱根彫刻の森美術館」のコレクションで納得







三次会で近くに座った僧系の男性が携帯の写真を見せてくれた
ひと目で長谷寺の牡丹とわかったため
話を伺うと長谷寺の教務執事とのこと

このブログで長谷寺の銀杏の話を書いたが
まさか長谷寺のお坊さんと三次会で同席するとは
いろんな出会い方があるもの





  


Posted by かとうさとる at 23:50 | Comments(0) | いけばなから

2012年12月11日

道に迷ったら元のところに戻れ









寺本デュオリサイタルのお礼


先週の土曜日の朝日「Be」に
「イライラするカタカナ語は?」という
ランキングが載っていた

イラついた経験を尋ねたところ
85%のモニターが「はい」と答えたそうだ

インスタレーションが2位に入っていたのは意外だったが
他のベスト10を見たら私もイラッ

そんなわけでカタカナ語を使うのは気が咎めるが
コンサートホールや能楽堂で運営のサポートをするプロを
レセプショニストというそうだ







寺本デュオリサイタルで
お願いしたそのレセプショニストが
「コンサートホールで仕事をはじめて5年近くなるが
満席でロビーのモニター席までお客さんが溢れたのは
初めて」と驚いていた

寒波のなか足を運んでいただいた
みなさまに心より感謝
ありがとうございました




さて、今日の本題はこちら






気がつけばみんな大政翼賛会で最悪の展開
残念ながら大手新聞もいつか来た道で
なぜ警鐘をならさないのか不思議

そんな中でキラッと光ったのが今日の朝日
「道に迷ったら元のところに戻れ」という
登山家の格言があるそうだが
公約の現場から検証するのはジャーナリズムの基本で
記者に拍手






































  


Posted by かとうさとる at 21:40 | Comments(0) | らくがき帖

2012年12月11日

今朝は竜泉寺の湯で朝風呂





人間の先祖はカバかも







竜泉寺の湯のパンフレット

朝風呂は午前6時からということで
竜泉寺の湯に急いだが
既に50台近いクルマが止まっていた
時計をみると6時半







天然温泉の炭酸泉を独り占めできると
思ったが甘い







期待に胸を膨らませて湯殿の扉を開くと
パンフレットのイメージとは大違い
広い湯殿に先客がプカプカ漂っていた
どう見てもカバとしか見えない

筑波山麓の四六のガマは
鏡に映った自分の姿を見てタラ―リタラ―リと
油汗を流したというが
我が身を見て納得
  


Posted by かとうさとる at 11:40 | Comments(0) | らくがき帖

2012年12月08日

いけばなでトリックアート?








古い写真を整理していたら
こんな作品が出てきた  


Posted by かとうさとる at 23:03 | Comments(0) | 花日記

2012年12月07日

来年のことを言うと鬼が笑うと言うが















来年のことを言うと鬼が笑うと言うが
宝暦の義民事件飯野八兵衛を題材にした
吟詠ミュージカルの構想が動き始めた







まだ端緒についたばかりで
この先どのように展開するかわからないが
実現すれば本邦初公開の舞台になるはず

例によって安請け合いしてしまったが
飯野八兵衛を書けるのはいましかなく
渡りに船






先ずは飯野八兵衛の足跡を辿るため現地調査に着手
飯野八兵衛らが江戸詰の藩主内藤政苗に強訴した
東京墨田区本所の旧挙母藩邸跡も尋ねるつもり
写真は林宗寺にある飯野八兵衛の墓  


Posted by かとうさとる at 21:19 | Comments(0) | とよた風土記

2012年12月07日

小春日和で梅の蕾もピクピク



















今日は二十四節気の一つ「大雪」
暦の上では北風が吹き
平地にも雪が降るころとされているが
小春日和で梅の蕾もピクピク







蓮池では小魚がスイスイ










こちらはもう迎春準備













  


Posted by かとうさとる at 20:15 | Comments(0) | フォト歳時記

2012年12月07日

何か忘れているような気がしたが思い出せない










あとの祭り






昨夜は久しぶりに文化団体協議会の忘年会に参加
旧交を温めるついでに寺本デュオのPRでもと
べデストアンデッキを急いだ







何か忘れているような気がしたが
思い出せない







最終電車の中で
寺本デュオリサイタルの最終発起人会の日を
一日間違えていたことに気がついたが
一事が万事であとの祭り



  


Posted by かとうさとる at 10:47 | Comments(0) | らくがき帖