2015年10月30日

タカドヤ湿地の紅葉が見頃










近年
癒し系の紅葉スポットとして
注目を集めている
タカドヤ湿地の紅葉が見頃を迎えた














タカドヤ湿地の
場所とアクセスはこちら↓









    ※いなぶ軽登山・ハイキングガイドより転載


こちらもお薦め↓






黒田湖までタカドヤ湿地から車で数分
昔は稲武を代表する行楽地の一つだったが
近年は訪れる人も少なく
もったいない




大井平公園と香嵐渓は
嵐の前の静けさ



大井平公園は
季節の山野草が目を楽しませてくれるが
何と言っても白眉は
春のシャクナゲと秋の紅葉


タカドヤ湿地から車を走らせたが
稲武は高地で寒暖の差が大きく
一気に紅葉が深まるため
お出かけの予定のある方は
現地の問合せをお薦め









  大井平公園は安倍総理が所信表明で
  地方創生のモデルとして紹介した稲武の素封家古橋家が
  整備した里山公園


帰路は
足助の香嵐渓経由で家路に



小田木人形座準備会の
山田良稲さんのお宅に立ち寄り
準備会の進め方について
意見交換したあと
足助の香嵐渓経由で家路に








香嵐渓の説明は不要のため省くが
見頃は例年並みの来月20日前後あたりか
外れたらゴメン



参考までにこちらは
昨年の11月25日に撮ったもの








紅葉のライトアップもお薦め
期間:11月1日~30日
時間:日没から21:00
  


Posted by かとうさとる at 02:40 | Comments(2) | フォト歳時記

2015年10月28日

証言記録「藤井達吉の遺したもの」は







語り部による
貴重なアーカイヴ



昨日は
加納俊治先生の追悼の中でも触れた
小原和紙の黎明期を語り部で記録する
「映像証言記録」の対応について協議






もとはと言えば
私は「小原和紙三人展」など
仕掛け人の一人で
昔の仕事仲間に駆り出されたものだが
高見さんの枝豆と柿の手土産に
思わず「いいよ」と2つ返事で安請け合い
ホントに懲りていないよナ(苦笑)

余談に逸れたが
収録した映像リストを見せていただいたが
プロジェクトがスタートして
あしかけ20年近くになるため
取材をした人の中には
既に亡くなった方もいるなど
みな貴重なアーカイヴばかり


問題はこのコンテンツを
いかに学術レベルの映像記録に
編集するか否かだが
ここから先は
無責任なことは言えないため
後日にするが
活字と映像は両輪






  「藤井達吉の全貌」は近年の藤井達吉研究の成果を問う
  意欲的な企画展として話題を集めた(岡崎市美術博物館)




近年、碧南市藤井達吉現代美術館の
木本文平館長らの研究によって
小原和紙を主導した藤井達吉の全体像が
明らかになってきたが
これらはみな活字媒体で
映像による関係者の証言記録は手つかず

というよりも
関係者や当時を知る人はみな高齢化で
既に逝去した人も多く手おくれ

「なんでも鑑定団」風にいえば
「いゃ~、大変貴重なものですから
お大事にしてください」と
天の声が聞こえてくるようで
責任重大
  


Posted by かとうさとる at 19:48 | Comments(0) | とよたの文化

2015年10月27日

暮らしのなかのいけばな






いけばなの重要な役割の一つは
暮らしの空間を彩る「室礼」


「室礼」(しつらい)というのは
平安時代、宴などの晴の儀式の日に
室内を飾り整えたことに始まり
後に「座敷飾り」として発展した
美意識の一つ


まっ、簡単に言えば
空間ディスプレーのルーツのようなもの



で、こちらは
トイレ前の手洗い横に置いた
秋桜のいけばな↓






コスモスでなく秋桜としたが
ヒラヒラと散る花弁を眺めていると
なるほどなるほどと納得
  


Posted by かとうさとる at 19:23 | Comments(0) | 花日記

2015年10月26日

目から鱗の学習マンガ あかぼし俳句帖













ビッグコミックオリジナルは
コミックのサライ







ビッグコミックオリジナルを
知らない人でも
映画化やドラマ化された
「釣りバカ日記」や「三丁目の夕日」
「浮狼雲」や「黄昏流星群」の題名は
聞いたことがあるのではないか


どの連載も外れがないが
今私が嵌っているのは
朝日新聞の読書欄でも取り上げられた
「あかぼし俳句帖」↓

モーニングやランチのついでに
いかが







15年9月6日朝日新聞読書欄より転載



目から鱗の学習マンガ
あかぼし俳句帖






主人公の明星(左)は
私たちの隣に居そうな普通オッサン
というよりも分身かな

【宣伝部で活躍したのも今や昔
広報室に左遷された窓際シニア社員


何か趣味でも…と思っているとき
行きつけの小料理屋で隣り合わせになった
若手女性俳人の水村スイに一目ぼれ
スイが誘ったのは句会

スイに会いたい一心で俳句をはじめるが
調子にのってネット句会に投句
ボロカスに批評され自信喪失】

この軽さと微妙なズレ
よくわかるよね

なんか「隣のシムラ」みたいで
同輩の中には身に覚えのある人も
いるのではないか







説明はこのぐらいにして省くが
そんな主人公が俳句をとおして
どんな未来を開いていくのか
予測不能で目が離せない




ビッグコミックオリジナル(小学館刊)は
毎月5日・20日発売
  


Posted by かとうさとる at 22:38 | Comments(0) | らくがき帖

2015年10月25日

秋桜を居間にいける













東京や近畿では
木枯らし一号が吹いたと
ニュースが伝えた


我が家でも
窓がヒューヒュー鳴ったが
愛知は「ものの数」にも
入らないのかな


今年もこんな風にして
季節が足早に駆けていくが
慌てないあわてない




今朝は居間に秋桜を活けて
のんびり独りでお茶






  花:秋桜
  器:染付鉢
  場:自宅居間


コスモスの名は
ギリシャ語の美麗を意味する
コスモスに由来するが
もとはメキシコ原産

「花材歳時記」によると
日本に渡来したのは明治の中頃

明治末期には
全国各地に広まったから
いきなりメジャーデビューしたようなもの


秋桜の名がつけられたのもこの頃で
これは想像だが
風に揺れるコスモスが
桜の「花筏」のように見えたことから
「秋桜」の想を得たのではないか
  


Posted by かとうさとる at 14:41 | Comments(0) | 花日記

2015年10月23日

この~実なんの実 気になる実~♪




昔はみんな猿のようなもの





  イヌマキは民家の垣根などに植えられることが多い
  写真は乙部の果樹園で見つけたイヌマキの実



昔はみんな猿のようなもので
子どもの頃
イヌマキの赤い実を食べた人も
いるのではないか(青い部分は種で毒)


久しぶりに一口食べたが
酸味のないサクランボみたい

桑の実と並んで
ワルガキの恰好なオヤツだったが
長じて味覚が変わったのかな





手土産にした
イヌマキの実を活けて遊ぶ





花:イヌマキの実
器:ガラスの小品
  


Posted by かとうさとる at 15:15 | Comments(0) | 花日記

2015年10月22日

乙部の果樹園で新高の出荷がピーク










舞木と並ぶ果樹栽培の盛んな乙部地区で
梨の新高の出荷がピークを迎えている






  写真は春、梨の摘花作業をする大澤さん



乙部の大澤果樹園で話を伺うと
「今年は順調で良かったわ」とニッコリ







収穫したばかりの
木箱を見せていただいたが
みんなデカい

試しに目方を測ると1.5キロ
新高というよりもジャンボ級

盛り上がった果肉は糖度の塊で
和牛で言えば霜降りのようなもの



こちらはその「愛宕」
通称ジャンボ梨の棚↓








豊田の愛宕はジャンボ梨の愛称で
ギネスに登録された名産品

来月中頃から出荷がはじまるというが
コンテストクラスになると
軽く3キロを超えるから
カボチャがぶら下がっているようなもの

余談に逸れるが
大澤果樹園では
キズものを安く分けてくれるが
家で食べるにはこれでも贅沢
  


Posted by かとうさとる at 16:03 | Comments(0) | とよた風土記

2015年10月21日

もしかして認知症?







田舎のジジイはとにかく喧しい


家から徒歩でいけるため
モーニングは○○と決めているが
オープンと同時にジジイの軽トラ軍団で満席


みんな耳が悪いのか声が大きい
「口角泡を飛ばす」というが
とにかく喧しい


元気の証拠で何よりだが
舞い上がった唾がイグアスの滝みたいに
降ってくるから壮観


中に同年の汚いジジイがいて
「よ~おっ、お前〜元気でやっとるかや」と
たびたび心配してくれるが
唾を飛ばすなっ!(笑い)


ところが最近
心当たることがあって
彼らを笑えなくなってきた



それが下の記事↓





  15年10月17日朝日新聞より転載


下流ジジイには朗報だが
質問項目の
「複数の仕事・作業を
並行して行えない様子があるか」
「お金などの計算ができない様子があるか」
にドキッ!


心当たりのある
ご同輩もいるのではないか



認知症の予防は
ストレスを溜めないことがいいというから
私も軽トラ軍団に入れてもらおうかな
  


Posted by かとうさとる at 12:30 | Comments(0) | らくがき帖

2015年10月19日

豊田市美術館がリニューアルオープン






リニューアルオープンの
タイトルをつけたが
実はまだ足を運んでいない


月曜日は休館だが
近くを通ったついでに
下見を兼ねて立ち寄ってみた













久々にヘンリームアとご対面






こちらは寺部の殿様ゆかりの
「又日亭」西側斜面の石組み

庭園業者の仕事だが
イサム・ノグチ
あるいは重森三玲の作庭と
説明しても通ってしまうのではないか

世界的な建築家谷口吉生の建物や
近現代のコレクションに
注目が集まっているが
こんな仕事がさりげなくされているから
豊田市美術館恐るべし




ちなみに
こちらは豊田市美術館のアプローチとして
設置された私の作品↓












タイトルは「すわらないで」としたが
「気軽にお茶でもどうぞ」と言う意味で
ある時、本当に座って
お茶を飲んでいる人がいたから
思わず笑ってしまった







実は私がプランニングでこだわったのは
手前の芝生の山

前述した石組みと同じで
私の作品と知っている人は
設置当時関わった人以外皆無

少し寂しいと言えば寂しいが
美術館へ行き交う人の
道標になればと願って設置したもので
「作り人知らず」も納得
  


Posted by かとうさとる at 21:23 | Comments(0) | アートの現在 | 美術・博物館+ギャラリー

2015年10月18日

もうオニヤンマの季節は終わったのかな












昨日はエトワールバレエシアターの
茶話会でレクチャーしたあと
若林から空を見上げながら
ぶらりぶらり帰宅






大池町の鉛池で
オニヤンマを探したが
どこにもいない







ダイサギが一羽
もうオニヤンマの季節は
終わったのかな
  


Posted by かとうさとる at 01:01 | Comments(0) | フォト歳時記

2015年10月16日

加納俊治先生の訃報に寄せて















ローマ法王に献上された
世界の絵本作家が憧れる美しい紙を漉いた
加納俊治先生







  10月16日発行の矢作新報より転載

  「ぶんかの定点観測」は地元のオピニオン紙

  「矢作新報」に月イチで連載しているコラム




小原和紙の由来




  藤井達吉翁写真集は加納先生が監修
  郷土史家の若子旭さんが発行した写真集



小原和紙は

古くから小原地区に伝えられた「森下紙」をベースに

昭和の本阿弥光悦と称えられた碧南市出身の

藤井達吉が考案指導した美術工芸和紙で

独自に発展したもの



近年、碧南市藤井達吉現代美術館の木本文平館長らの研究によって

藤井達吉の日本美術の近代化に果たした役割が明らかになったが

戦後(1945-50)

小原村に疎開した藤井達吉の懐に飛び込んで薫陶を受けたのが

後に日本を代表する美術工芸作家として活躍する

山内一生氏、故小川喜数氏ら村の青年たちで

彼らの成功体験は美術の奇跡の一つに挙げてもいいのではないか





  藤井達吉翁写真集より

  右から在りし日の藤井達吉翁、加納俊治、小川喜数の各氏




美の求道者


中でも孤高の人、藤井達吉の心の内に分け入り

美の求道者の道を歩んだのが加納俊治先生だった

数々の栄誉は省くが

私は幸運にも幻の和紙「紙布」

ローマ法王に献上する和紙を

先生の応接間で拝見したことがある



世界の絵本作家が憧れる最も美しい紙と聞いていたが

絹布のような深みと静か光沢は

宝石のように輝いていたのを

今でも鮮やかに覚えている



余談に逸れるが、私は職にあった当時

こうした小原和紙を記録することの重要性を痛感

代表作家による「小原和紙三人展」

映像による小原和紙の証言記録の制作に関わったことがある



証言記録は未完で継続しているとのことだが

私たちがしなければいけない重要な仕事の一つで

今はただただ頭を深くして深謝したい(合掌)  


Posted by かとうさとる at 22:48 | Comments(0) | アートの現在

2015年10月15日

ウォーキングは三文の徳






見える世界がまるで違う


近頃スポーツジムに通う
高齢者が増えているというが
私も何か考えないと大変


そこで考えたのが
三日坊主に終わったウォーキングの再開


普段見慣れた同じ風景なのに
みんな新鮮
見える世界がまるで違う













白く見えるのは乱舞する蝶々



こんなアートな世界も









リヤカーにサインをすれば
立派なジャンクアート




こちらはぶらタモリ風に





伊保川の産業遺産





板塀の路地が気になって奥を散策
どうやら昔の街道の匂いがプンプン








なるほどなるほど
早起きは三文の徳というが
ウォーキングも同じ
ぼちぼちやろかな
  


Posted by かとうさとる at 15:47 | Comments(0) | とよた風土記

2015年10月13日

「減築」よりも「持たない」生活





減築という言葉を
聞かなくなった理由



近頃は聞かなくなったが
高齢化社会の自衛策の一つとして
「減築」という言葉が流行った

「減築」は文字通り「増築」の反対で
住いのスペースを身の丈に合わせて
狭くすることだが
よく考えたらリフォームの一種で
それなりにお金がかかる

減築という言葉を聞かなくなったのは
そのあたりに理由があるのではないか


「持たない」生活は
自宅のバリアフリー化で
一石二鳥



そこで減築をしたくてもできない
私のような下流老人に朗報

説明は省くが
「持たない」生活でも豊か
という下の記事を一読いただきたい







  2015年9月24日発行朝日新聞より転載


要はモノを最小限にして
捨ててしまえばいいが
実はこれがなかなか難儀で
難しいから厄介

と言って放置すると
下の記事のような問題が解決できない
つまり「持たない」生活は
自宅をバリアフリー化をするようなもので
一石二鳥というわけだ







  2015年9月26日発行朝日新聞より転載



できることから
ぼちぼちやろうかな



ところが
私の最大の弱点は捨てることが
滅茶苦茶下手








ここまできたら終活と一緒
できることから
ぼちぼちやろうかな
  


Posted by かとうさとる at 19:26 | Comments(0) | らくがき帖

2015年10月12日

伊保湿地








夕方
デスクワークの手を休めて
近場の伊保湿地を散策








伊保湿地は湿地のある谷筋を
農業用のため池にしたため
池の周辺に湧水湿地が残されたもので
散策といっても
ぼんやり湖面を眺めているだけ

私など人の数に入らないのかな
錦鯉も警戒心ゼロで
ゆらりゆらり
  


Posted by かとうさとる at 23:23 | Comments(0) | フォト歳時記

2015年10月11日

気がつけば野山は秋色一色










豊田市は世界のトヨタのお膝元という
イメージが先行しているが
面積で県内最大
その内の約7割が中山間地で
風光明媚

農産物も県内有数の出荷額というと
驚く人もいるのではないか


中でも盛んなのが果樹栽培で
今は梨の新高が出回っているが
まもなくギネスに登録されている
ジャンボ梨の初ものも並びそうで楽しみ






美味しい果樹に事欠かないが
この季節を代表する果物と言えば
何と言っても赤く色づいた柿だ







柿の名の由来は
秋の野山を彩る赤い実の「アカキ」から
「カキ」となったという話を
聞いたことがあるが
民話にもよく登場するように
古くから実りの秋を象徴する恵みとして
親しまれてきたことは
間違いない



今日の賄はカンナの花





雨も上がってきたようだ
遠くで花火の音も聞こえる

「猿投祭り」や「足助まつ」
石野の農村歌舞伎も観たいが
残念ながら今日は家から出られそうにない

いいトシをして
何をしているのか笑ってしまうが
下流老人はいろいろと大変
  


Posted by かとうさとる at 12:10 | Comments(0) | 花日記

2015年10月09日

愛知牧場のコスモスが盛り








依頼されている
「本」の形が見えてきた
脱稿は年末

入稿は年明の予定で
年内はカンヅメになりそうだが
癒し系の本になりそうで楽しみ


こんなときは
上手くリフレッシュしないと大変


そんな訳で夕方
ふとコスモスの群生が見たくなって
愛知牧場へハンドルを切った




予想にたがわず
愛知牧場のコスモスは
今まさに盛り

















愛知牧場の場所はご自分でどうぞ  


Posted by かとうさとる at 21:11 | Comments(0) | フォト歳時記

2015年10月07日

花木ハンターの血が騒ぐ










こんなんでいいのかな


依頼されている
「本」の装丁の打合せの帰路
道端の草叢に咲いている
自生のキクイモを見つけた


こんなチャンスを
花木ハンターの私が見過ごすわけがない

近くに茂っていたシダと
一緒に手折ったが
こんなんでいいのかな







  花:キクイモ、シダ
  器:鵜飼護さんの中皿(常滑)
  


Posted by かとうさとる at 19:49 | Comments(0) | 花日記

2015年10月06日

希花亭の有志メンバーはみんなオトコマエ





フラワーアーティスト
倉知希巳子さんが主宰する
「希花亭」の有志メンバーが
七つの色をテーマに
ブーケ、リース、アレンジメント
空間装飾に挑むイベントに足を運んだ







江戸初期に活躍した立花の名手
二代目池坊専好や大住院以信は
松や桜や紅葉など一種だけで
植物の美しさを際立たせた
「一色もの」を立華図に遺した


現代のフラワーアーティストは
一日一色、7日間の会期中
日替わりで花をリレーするというから
みんなオトコマエ




こちらは10月4日(日)
テーマは「レッド」↓












こちらは10月5日(月)
テーマは「グリーン」↓












イベントの印象を一言で言えば
「希花亭のアンテナショップ」だが
抑制した色彩のグラデーションと
シャープな構成力は一級品



■会期は今日6日(火)まで
■会場は松坂屋豊田店2Fエントランス
  


Posted by かとうさとる at 01:25 | Comments(0) | いけばなから

2015年10月02日

小田木は人形芝居がよく似合うから不思議










今朝は夜半の雷雨が嘘のように快晴
女心と秋の空というが
本当に近頃の天候はよくわからん


さて、アップが遅れてしまったが
去る9月26日(土)
小田木町人形舞台跡地で
農村舞台アートプロジェクト「ライブ」
黒田人形公演が開催された


今回は明治の始めに途絶えた
小田木人形座の復活に向けた
小田木人形座準備会が
黒田人形の胸を借りて
三番叟を初めて奉納するとのことで
話題を呼んだ



小田木から人形ブームが復活の予感





舞台裏はいつも大変






夜のとばりが降りると
境内のご神木もライトアップ







ライブは小田木人形座準備会による
三番叟の奉納上演で幕開け

私は舞台の進行や
お客さんの反応が気になって
準備会の写真を撮るのを逸してしまったが
境内は万雷の拍手

黒田人形の長老の「良く演った」の
ねぎらいにみんな安堵








300年の伝統を今に伝える
国選択無形民俗文化財黒田人形の外題は
「生写朝顔日記」より宿屋の段


太夫の黒田人形保存会
高田正男会長の名調子と
宿屋の主から事情を聞かされた朝顔が
恋い慕う人のあとを追って
「知らなんだ、知らなんだ」と
嗚咽する場面に目頭を押さえる人も
私も思わず落涙











私が下手な説明をするよりも
真剣なお客さんの表情が全て

かって村人たちが人形に興じた
人形舞台は壊されてしまったが
140年余の時を経ても場が記憶しているのか
小田木は人形芝居がよく似合うから不思議
  


Posted by かとうさとる at 13:53 | Comments(0) | 農村舞台

2015年10月01日

日高は競走馬のふるさと









  日高の牧場風景


この夏のはじめ頃
大割烹だるまのオーナー夫妻より
亡くなった愛馬「太郎公」を通して
馬と人の絆を「本」に残したいと
依頼された


競走馬の生涯について
予てから関心をもっていた私は
渡りに船で快諾






  往路は満潮で波が高く恐ろしいほどだったが
  帰路干潮の浜を見るとこんぶ漁の漁師さんたちが
  黙々と働いていた



そんなことがあって
農村舞台の終了した翌日
大割烹だるまの女将と若女将の3人で
太郎公が生まれた
北海道の日高の上村牧場を取材した








  北海道日高の上村清志牧場で


今回はここまで  


Posted by かとうさとる at 01:57 | Comments(0) | らくがき帖