2021年05月10日

国の天然記念物小堤西池カキツバタ群落が見頃




愛知県の花、カキツバタと言えば、伊勢物語で在原業平が沢に咲いているカキツバタの五文字を句の上にすえて、「から衣きつつなれにしつましあればはるばるきぬる旅をしぞ思ふ」と、旅の句に詠んだ三河国八橋(知立市八橋町)をあげる人が多い。



この八橋のカキツバタに勝るとも劣らないのが、京都の太田ノ沢のカキツバタ群落、鳥取県岩美町の唐川のカキツバタ群落と共に、日本三大カキツバタ自生地として国の天然記念物に指定されている小堤西池カキツバタ群落である。


どちらがお薦め?と、聞かれても困ってしまうが、私は小堤西池カキツバタ群落派かな(笑)

百聞は一見に如かずというが
先ずは写真で軽~く











さて、小堤西池カキツバタ群落の見ごろだが、例年通りであれば20日頃までは大丈夫と思うが、あとは自己責任で(笑)。









豊田市から小堤西池へのアクセスは、
県道名古屋岡崎線を名古屋方面に向かい、トヨタ自動車高岡工場の北角「明知小石山」の信号を左折。道なりに約7分ほどで臨時駐車場となっている洲原公園(洲原池)到着。駐車場から小堤西池まで徒歩約15分。


開花状況の問合せは
刈谷市市民運動部文化観光課
☎0566・62・1037。

  


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2021年04月26日

「ふじの回廊」で藤の花が今盛り






2021年4月25日
森林浴と「ふじの回廊」の定点観測を兼て車を走らせた。





ちなみに「ふじの回廊」は、旧藤岡町の花である「ふじ」をテーマにした散策路。





場所は中心市街地から御作小学校を目標に約30分ほど。御作小学校と城ヶ根山遊歩道を結ぶ散策路に、九尺藤、紫三尺、八重黒龍、シロバナ藤の4種類の藤の花を植栽。












藤の名勝と言えば平地が多いが、ふじの回廊は三河高原に連なる高地のため、鶯の鳴き声を背に聞きながら森林浴しているようなもの。

緊急事態宣言で心配の種は尽きないが、森林浴でストレス解消を(笑)。

  


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2021年04月06日

猿投山は全山山桜




山笑う猿投山






  猿投山のビュースポット
  西中山の大池から山笑う猿投山を眺望







  山笑う猿投山
  白く見えるのは全て山桜




余談に逸れるが昔
「炭」を作品にするため炭焼きの親父に炭焼きを習ったことがある。今思えば無謀な挑戦だったが、何でもやったものの勝ち(笑)。






  かとうさとる「手探りの中から」シリーズより
  炭のインスタレーション(1988年)


炭焼き小屋の外には、クヌギやコナラに混じって山桜が山のように積まれていた。一瞬「もったいないことをする」と思ったが、山笑う猿投山を見て納得。
  


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2021年04月02日

今年も豊田市美術館に思い川桜が還ってきた




今年も豊田市美術館に
その名も美しい思い川桜が還ってきた。






  旧七州城の迎月台から美術館正面を見下ろす。
  拳母藩内藤家展の図録によると迎月台は隅櫓の北に位置し
  天守閣を建てる計画があったそうだ。
  残念ながら築城は実現しなかったが
  今でも往時を偲ぶことができる。




  こちらが旧七州城の迎月台

 







  こちらが思い川桜



思い川桜は、栃木県小山市の修道院にあった十月桜から生まれたエドヒガン種の園芸品種で、名の由来は小山市内を流れる渡良瀬川水系の思い川からその名がつけられたそうだ。

さて、肝心の思い川桜の見ごろだが、三日見ぬまの桜というから当てにはならないが、週明け辺りまでか。










明日から話題の企画展「ボイス+パレルモ」もはじまるが、急げは思い川桜に間に合う。一度で二度美味しいこんなチャンスを逃したらもったいない。是非ご予定を。  


Posted by かとうさとる at 16:43 | Comments(0) | フォト歳時記

2021年03月24日

猿投山南山麓の果樹園で桃の摘花はじまる





草木みなもの言うというが
猿投山南山麓の果樹園から初鳴き




果樹園の農家は摘花⇒受粉⇒摘蕾
出荷まで大変な作業の連続
写真を撮るときは作業の邪魔にならないように
ご挨拶がマナー







  乙部の果樹園




  舞木の果樹園




愛知県緑化センターの
雪柳と桜のプロムナードも見頃に














  


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2021年01月08日

春のことぶれを告げる紅梅咲く




それでも季節は巡る
梅の名勝平芝公園で紅梅咲く
















  


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2019年05月07日

まだ間に合う「ふじの回廊」







ふじの名勝
藤岡地区の「ふじの回廊」で
ふじの花が今が盛り












「ふじの回廊」の総延長は372㍍
ふじの名勝は数多あるが
木々を揺らすそよ風と
鶯の啼き声をBGM代わりに
散策できるのは「ふじの回廊」だけ







問合せは
豊田市藤岡支所☎0565-76-2101
藤岡観光協会☎0565-76-6108
  


Posted by かとうさとる at 23:35 | Comments(0) | フォト歳時記

2019年04月10日

とよたの山里は春爛漫












猿投山南山麓は桃源郷に










ソメイヨシノは今が盛り










思い川桜も








山笑う猿投山






  


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2019年04月02日

桃や梨や雪柳に桜、猿投山南山麓は花盛り



猿投山南山麓一帯は
県内でも有数な果樹栽培で知られているが
いま、桃の花が満開で
桃源郷と見まごうばかり







果樹園の農家は授粉作業で忙しいため
作業の邪魔にならないように
マナーの厳守を‼








愛知県緑化センターの
桜と雪柳のプロムナードの見頃は
今週末から週明けあたりまで








近場の豊田市美術館東斜面の
エドヒガン群は今が盛り
  


Posted by かとうさとる at 02:30 | Comments(0) | フォト歳時記

2019年03月26日

奥山田のしだれ桜が見頃








今朝の中日新聞でも紹介されている
奥山田のしだれ桜が見頃を迎えた









奥山田のしだれ桜は
「壬申の乱」で功績のあった
地方豪族をねぎらうため
三河を行幸した女帝持統天皇(645〜703)が
お手植えしたという伝承がある
県下最大規模の一本桜の名木として有名







場所は三河富士の愛称で親しまれている
村積山の麓の奥山田町

市内からのアクセスは
細川豊田線を岡崎方面に向かって南進

岡崎市細川町「北斗台口」信号を左折
道なりに車で5分ほど

見頃は今週末頃までか

  


Posted by かとうさとる at 18:44 | Comments(0) | フォト歳時記

2018年11月01日

タカドヤ湿地の紅葉が見頃





市内の紅葉の名勝と言えば
全国に知れる足助の香嵐渓で異存はないが
面積で県内最大
その内の約7割が
緑豊かな中山間地という豊田市は
隠れた紅葉の名勝を露天掘りするようなもの









そんな紅葉の名勝の一つが標高859m
小田木人形座で知れる
稲武地区小田木町のタカドヤ湿地







広葉樹とのグラデーションが癒し系で
お薦め









湿地に咲く花は花菖蒲の原種で
大昔から日本に生えていたといわれる
古典園芸植物の野花菖蒲

近年は自生地が急減
保全が急がれる貴重種のひとつ




アクセスは↓



  


Posted by かとうさとる at 03:40 | Comments(0) | フォト歳時記

2018年06月20日

鞍ヶ池の紫陽花ロードが見頃









今は母の介護で活動していないが
演劇をしている弟に紹介されて
農村舞台にも出演していただいた
歌手の北川とみさんに
古寺で出会った素敵なカップルに
昔の思い出を重ねる
「あじさい寺」という歌がある


♪夏のはじめの 雨に誘われ
一人来たのよ あじさい寺に
絹の糸引く 雨の石段
とこか空似の人が行き過ぎる…♪


作詞したのは
ちあきなおみの「喝采」や「紅とんぼ」など
数多くのヒット曲を手掛けた吉田旺

発売されたは1976年というから
42年前の作品だが
今聴いても色褪せることがない

YouTubeで聴くことができるため
宜しければ検索を


今、鞍ヶ池公園東の紫陽花ロードで
この紫陽花が見頃を迎えた








地元の人たちが丹精を込めて
つくりあげた「紫陽花の道」
その数11,000本を数えるそうだ


紫陽花を見るなら
「あじさい寺」の歌詞に詠まれたように
雨に誘われて一人がお薦め





こちらは居間にいけた
紫陽花
  


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2018年05月01日

小堤西池のカキツバタ群落が開花



国の天然記念物に指定されている
刈谷市井ヶ谷の小堤西池のカキツバタ群落は
京都の大田の沢(太田神社)
鳥取の「唐川」(唐川湿原)と並ぶ
日本三大カキツバタ自生地の一つ






小堤西池のカキツバタ群落は
自生地の自然を守るため
地元の有志によって結成された
「小堤西池のカキツバタを守る会」が
保護活動を行っているそうだが
保護は最小限の除草に抑え
肥料も与えていないというから
徹底している







さて大事な開花情報だがこの陽気である
GW期間中にはかなり
開花が進むのではないか

見頃は例年より一週間ほど早く
今月の10〜15日あたりか



豊田市内からの道案内は




トヨタ自動車高岡工場を目印に
県道名古屋岡崎線を名古屋方面に向かい
トヨタ高岡工場の北角
「明知小石山」の信号を西進

みちなりに5分ほどで
洲原公園(洲原池)に到着するから簡単

同駐車場から案内表示に従って
小堤西池まで徒歩10分ほど

伊勢物語に詠まれている
三河八橋のような観光地ではないため
何もないが一人静かに
カキツバタを鑑賞したい人には
最高の贅沢でお薦め



小堤西池が見頃になるとこんな感じ(参考)




宵々の雨に音なし杜若(蕪村)  


Posted by かとうさとる at 01:14 | Comments(0) | フォト歳時記

2018年04月24日

ふじの回廊が見頃







ふじの名勝として知られる
藤岡地区の「ふじの回廊」が見頃を迎えた


例年だと4月下旬から
5月上旬にかけて見頃となるが
今年は既に満開







山笑う若葉の木々とふじの彩りが
鮮やかなふじの回廊


運がよければ
繁殖のため山に戻った
ウグイスの鳴き声も









御作小学校を修景するふじの回廊
こんな小学校で学ぶ生徒はいいよね




こちらは↓
ふじの回廊のパフレット








公共施設で配布しているためどうぞ

ふじの回廊までのアクセスは
御作小学校を目印に
  


Posted by かとうさとる at 16:43 | Comments(0) | フォト歳時記

2018年04月02日

猿投の郷で桃と梨の花が一斉に開花




豊田市はトヨタの本社があることから
近代的な産業都市をイメージする人もいるが
面積で県内最大
その内の約7割が三河山地の中山間地という
豊かな自然に恵まれた
奇跡のような産業都市です


農産物の出荷額も県内有数
中でも果樹栽培はみなブランド品レベルで
お薦めは桃と梨










いま猿投山南山麓一帯は
その桃と梨のグラデーションで
桃源郷に迷い込んだみたい
  


Posted by かとうさとる at 20:10 | Comments(0) | フォト歳時記

2018年04月01日

豊田市美術館の思い川桜が見頃


三日見ぬまの桜というが
今年の桜は咲くのも早かったが
散るのはさらに増して早い


例年であれば10日頃が見頃の
豊田市美術館の「思い川桜」が既に満開

話題の企画展「ビルディング・ロマンス」
リニューアルで休館中の愛知県美術館の
コレクションとコラボが話題の
「コレクション展」もお薦め

一度で二度美味しいこの機会に
是非お出かけを









思い川桜は
栃木県小山市の修道院にあった
十月桜から生まれた
エドヒガン種の園芸品種






名の由来は小山市内を流れる
渡良瀬川水系の思い川にちなんで
名づけられたそうだが
半八重咲の淡い紅色が美しい
思い川桜を近場でまとまって見れるのは
豊田市美術館のみ




散る桜残る桜も散る桜







急げばまだ間に合う
彫刻テラスのエドヒガン群
  


Posted by かとうさとる at 13:24 | Comments(0) | フォト歳時記

2018年03月28日

緑化センターの雪柳と桜のプロムナードが満開









今年も緑化センターに
雪柳と桜のプロムナードが出現












問合せは
〒470-0331
豊田市西中山町猿田21-1
愛知県緑化センター
☎0565-76-2100

豊田市中心市街地より
国道419号線を小原方面に北進(約20分)
見頃は今週末
  


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2018年03月19日

髙橋町の枝垂桜が間もなく見頃







気象庁が
東京都の桜の開花を発表した
愛知も間もなく
開花の発表があるのではないか








ソメイヨシノに先駆けて
今年も豊田市美術館のエドヒガン群と
髙橋町の枝垂桜が開花
  


Posted by かとうさとる at 00:43 | Comments(0) | フォト歳時記

2018年01月20日

春のことぶれを探しに奥三河小さな旅




豊田市と山一つ隔てた奥三河地方で
700年以上にわたり受け継がれている
国の重要無形民俗文化財「花祭り」は
太平洋岸の穂の国と内陸部のの南信州を結ぶ
天竜川水系の古道が運んだ道の文化の一つ


この花祭りは冬に光が衰える太陽の復活を祈る
「霜月神楽」の一種で毎年11月にはじまり
翌年の正月三が日から3月にかけて
東栄町、設楽町、豊根村の
15地区で開催されている






今月のコラム「ぶんかの定点観測は」
この花祭りの由来を取り上げた
詳しくは矢作新報のデジタル版で






花祭りと言えば巨大な鬼の面をつけた
榊鬼をイメージする人が多いのではないか


鬼は山の精霊、荒ぶる神
遥か彼方から祝福にくる異形の神として
古くから崇められてきた








深夜、伴鬼、山見鬼に続いて榊鬼が登場
禰宜との問答の後
大地を踏み鎮め、悪気を祓い
祝福を招来するという「へんべ」を踏むと
「テーホヘテホヘ」の掛け声にのって
舞庭は一気にヒートアップ



花祭りに興味のある方は↓

■3月3日(土)〜4日(日)午後6時〜翌午前7時
布川公民館で

■2月11日(日)・12日(月)
田峯観音で開催される
田楽・奉納歌舞伎もお薦め
  


Posted by かとうさとる at 21:19 | Comments(0) | フォト歳時記

2017年11月28日

まだ間に合う民芸館の紅葉





紅葉の名勝といえば
足助の香嵐渓を挙げる人も多いが
近場の平戸橋も負けていない


平戸橋一帯は江戸後期の漢学者
永田蘭泉が「衣の里」八景の一つに詠むなど
古くから景勝地として親しまれてきた


説明は省くが
場瀬古墳群から
矢作川の水運の繁栄を今に伝える
土場(川湊)の遺構
枝下用水や越戸発電所
前田公園から国内有数の民芸館まで
文化資源を露天掘りするようなもの




昭和初期の平戸橋





  郷土史家の故若子旭さん
  山岳写真研究家の故杉本誠さんが監修した
  「とよた今昔写真展」より昭和初期の平戸橋

  山が白く見えるのは薪などで伐採されたあと
  写真左に帆かけ舟がみえる
  確かなことは不明だが写真右に上流に向かう
  観光用の屋形舟が写っていることから
  当時行われていた観光用の鵜舟ではないか



まだ間に合う民芸館の紅葉












「柳宗悦が蒐集の軌跡」もお薦め





  11月22日発行の朝日新聞より転載  


Posted by かとうさとる at 13:59 | Comments(0) | フォト歳時記