2011年02月27日

私が個展のタイトルを方舟とした理由


身から出た錆

今日は画廊が休みのため
久しぶりにのんびりしたような気がする
ところがとんでもない事に気がついた
農村舞台のプログラムもほぼ固まってきたため
今月末迄に概要を整理しデーターを提出する約束になっていたが
作品準備に追われて出来ていない
地方紙のコラムの原稿もタイムアウト寸前
のんびりしている暇がなかったことに気がついたが後の祭り
またまた徹夜になりそうだが身から出た錆


私が個展のタイトルを
方舟とした理由







開催中の個展のキャプション






三年前の大須師走歌舞伎を最後に突然幕を引いた
伝説のロック歌舞伎スーパー一座の岩田信市さんは
「方舟(?)オレには太陽が爆発しているように見える」
と笑ったが正直な人だ






私が方舟としたのは「命をつなぐ」という意だが
余り深読みはなし






方舟の部分





  


Posted by かとうさとる at 20:27 | Comments(0) | いけばなから

2011年02月25日

かとうさとる展オープニング




予てから制作の準備過程を公開してきた
ガレリアフィナルテの個展がオープンした
足を運んでいただいたみなさんに感謝






左は最初にドアを開けた横浜の日向洋一さん
日向さんの回りはいつも春のよう
現代いけばなの頂の一人
日向さんと同時代に仕事ができる幸運を感謝






二次会にお付き合いいただいた
左から常滑の吉川正道さん、吉川千香子さん
私が私淑する大和花道家元下田尚利先生、
美術評論家の三頭谷鷹史さん
華工房の水谷俊之さん、佐伯千佳さん、天野依里香さん
  


Posted by かとうさとる at 01:09 | Comments(0) | いけばなから

2011年02月23日

後は明日のオープニングを待つのみ



作品の手直しも終わり
後は明日のオープニングを待つのみ





  


Posted by かとうさとる at 23:04 | Comments(0) | いけばなから

2011年02月22日

かとうさとる展ブログ内覧会



タイトル
方舟
作品寸法
直径≒320センチメートル
主な素材
造花550ケ(着色したウレタン)
アシスト
松谷敬一夫妻(マツタニ㈱)、佐藤勇(深見町農村舞台世話役)
加藤真人(演劇集団「河童塾」主宰)、加藤義道





ガレリアフィナルテのドアを開ける






ガレリアフィナルテに足を踏み入れる






球体のオブジェの裏に回る


かとうさとる展のご案内

■期間:2011年2月24日(木)~3月9日(水)
※日曜日休廊
■時間:12:00~19:00
■オープニング:2月24日(木)17:30~
■会場:ガレリアフィナルテ
〒460-0011 名古屋市中区大須4-6-24成田ビル上前津B1F
■問合せ:ガレリアフィナルテ☎052-242-8684
かとうさとる(携帯)090-1098-9099










  


Posted by かとうさとる at 00:57 | Comments(0) | いけばなから

2011年02月19日

采は投げられた



マツタニ㈱で最後の追い込み
と言っても今日は立ち会っているだけ

そんなわけで家に戻って搬入準備
不安がないと言えばウソになるが
采は投げられた





造花のオブジェを支える球体の規格図






明日の搬入を前にこちらも戦場(感謝)






造花のオブジェを支える球体の仮組み

  


Posted by かとうさとる at 23:58 | Comments(0) | いけばなから

2011年02月18日

白鳥は寂しからずや




行き付けの接骨院で腰痛のリハビリをしたあと
いつもの秘密基地にぶらりと立ち寄った





この前見た白鳥だろうか
やはりこの池の端の里山に巣があるらしい






白鳥は一羽で寂しくないのかな

  


Posted by かとうさとる at 21:27 | Comments(0) | フォト歳時記

2011年02月17日

個展の搬入制作に向けてスタンバイ



一時はプランの修正も覚悟したが
個展の搬入に向けて準備が整った






2月15日(火)スタッフが帰宅したマツタニ㈱で
社長と二人で造花用のウレタンの仕上げ塗装の準備。
高圧のエアスプレーで塗装するため
ブルーシートで周囲を囲いスタンバイ
時計を見ると午後8時






こちらは塗装したウレタンを乾燥させる乾燥機






全部で650枚の塗装が終わったのは翌朝の未明






乾燥機の限界まで温度を上げて
煎餅を焼くように一枚一枚乾燥。
写真は最後の乾燥作業で
時計を見ると午前12時10分
連続16時間フル回転した乾燥機に感謝。






先ずは第一ハードルをクリア


個展の搬入制作は
19日(土)
ガレリアフィナルテで鍵の受け渡し
インスタレーションで一番の課題は現場での自由度が
どれほどあるか否かで決まるが、さすがフィナルテ。
ローテーションを変更して制作時間を確保してくれた上に
鍵も預かって自由度200パーセント
これで仕事が悪かったらサイテイ。
20日(日)
搬入。球体の骨格を組み立て
21日(月)・22日(火)
インスタレーション制作
23日(水)
ライティングなどの微調整
24日(木)
オープニング










  


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2011年02月14日

今日の作業は造花用のウレタンの着色



昨日は遅くまでマツタニの社長の奥さんに
今日(13日)も社長にムリを言って個展の準備の追い込み





前日、マツタニの社長の奥さんと協働して
メーカーから取り寄せた造花に使うウレタンを800枚にカット






今日の作業はウレタンの着色
目標は600枚。1時間60枚のペースで10時間
作業場が日曜日しか空いていないため待ったなし






スト―プで温めても
手が冷えて「限界だ」と社長
作業が終わったのは夜の10時で
ただ感謝!






ウレタンの天日干し
風がつよく悪戦苦闘






まだ片面のため
作業は半分済んだだけ
ここがしのぎ場とわかっていても
絶句!












  


Posted by かとうさとる at 01:36 | Comments(0) | いけばなから

2011年02月12日

足助のまちは中馬のおひなさんでいっぱい



愛知の奥三河は芸能の宝庫

花祭りで知られる愛知の奥三河は芸能の宝庫で
毎年2月11日(建国記念の日)に行われる設楽町田峯観音の
田峯田楽(国指定重要無形民俗文化財)もその一つ。

花祭りは何度も足を運んだが田峯田楽は見ていないため
今年こそはと準備をしていたが、朝からあいにくの大雪。

午後になって雪も溶け始めたため予定どおり車を走らせた。
我が家から田峯観音までは足助の一の谷から
下山の阿蔵を通って行けば一本道で行けるはず。



一の谷を過ぎるあたりから
路面が凍結して危険信号が点滅






足助の香嵐渓であったかいお茶を飲んで一休み






御堂のあたり一面はカタクリの群落で春が楽しみ






一の谷を過ぎるあたりから路面が凍結していて危険信号が点滅
明日から個展の本格的準備に入るため、安全第一
Uターンして中馬のおひなさんにご挨拶



足助のまちと中馬

紅葉の名勝「香嵐渓」で有名な三州足助は
古くから塩の道の中継地として栄えた物流の拠点で
各地から集められた塩はここで解かれ「足助塩」の名で
遠く信州に運ばれた。

この足助塩を運んだ馬を中馬といい
信州の農民が農閑期の仕事としてはじめたことから信州中馬。
また中馬が行き交ったことから中仙道の脇往還・伊那街道
(現在のR153)は中馬街道の名で呼ばれた。


足助のまちは
右を向いても左を向いても
おひなさんでいっぱい






中馬のおひなさんは約140軒の商家や民家が参加
足助のまちは右を向いても左を向いても
おひなさんでいっぱい。






民家ではこんな花飾りでおもてなし






あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓
今日はたのしい ひなまつり








足助のビュースポットのひとつマンリン小路






民家の軒先に懸けられた教室の広告
お花の先生も頑張らなくっちゃ






もう説明不要
疲れました






中馬のおひなさんは3月6日まで
問い合せは足助観光協会
(0565-62-1272)へ










  


Posted by かとうさとる at 01:09 | Comments(0) | とよた風土記

2011年02月11日

想は先年亡くなった妻への手向け



少し明りが射してきた

今回の個展は約500ケの造花で埋め尽くした
直径約3メートルの球体のオブジェを宙に設置して
空間に鎮魂の灯りを燈すインスタレーションを予定。

想は先年亡くなった妻への手向けの意で
球体の軽量化などまだ技術的な問題が少し残っているが
ここにきて少し明りが射してきた。






メーカーに依頼した造花用の塗料をテスト

予定していた鉛丹塗料が生産中止とのことで
懇意にしているマツタニ㈱をとおして塗料の調合をメーカーに依頼






鉛丹塗料はこんな色(INAX窯のある広場/1987年)






帰路はいつもと同じように
平芝公園の梅林に立ち寄って梅の開花を観測

  


Posted by かとうさとる at 00:21 | Comments(0) | いけばなから

2011年02月09日

ワンダフル東北おいしい闘技場を見た



地域も人も生物多様性

過日、NHK総合で仙台放送局制作のワンダフル東北おいしい闘技場「中部VS東北」を見た。番組は日本全国の若者がオリジナルの郷土料理を開発し料理対決をするもので、今回は三重VS宮城。食材は伊勢エビVS金華サバ。

三重県は数々の料理大会で金賞を獲得してきた県立相可高校のエース3人、対する宮城は宮城県水産高校の浜の3人衆。三重にはオーストラリアで開催された世界大会の優勝者もいるという料理のプロ集団。しかも食材は本場の伊勢海老。誰もが戦う前から勝負あったと思ったのではないか。実況放送ではないので経過は省くがこれが大接戦。

記憶は定かでないため間違っているかも知れないが、審査項目は独創性、盛り付け、味の3項目で審査員は3人。審査は4対4でイーブン、決着は俳優の琢己琢郎の手に委ねられた。苦悶する琢己琢郎。私は一瞬宮城に上がるのではないかと固唾をのんだ。琢己は自分に言い聞かせるようにして三重の旗を上げた。希望に満ちた清々しい戦いは終わった。

スタジオで宮城の高校生の家族がハンカチで目頭を抑えていた。息子を誇りに思う涙で、テレビ桟敷でオジサンも思わず目頭を押さえてしまった。

先のCOP10で生物多様性の大切さが再確認されたが
地域も人も同じ。仙台放送局に拍手。


美味いサバが食べたい!

脂ののった美味いサバと言えば関サバが有名だが
宮城県水産高校が用意した金華山沖でとれる金華サバもなかなかのもの。





以前、豊田でも美味しい旬の魚を食べさせてくれる「ふたば」という行き付けの店があったが、薄利多売のチェーン店に押されて店じまいしてしまったため、金華サバに思わず生唾が出てしまった。
美味いサバが食べたい!



  


Posted by かとうさとる at 02:09 | Comments(0) | らくがき帖

2011年02月07日

変異した無党派層に拍手



最大の勝利者は
失敗学に学んだ民意






水仙が笑っている



今朝のニュースは愛知の知事選、名古屋市長選、同市議会の解散の是非を問うトリプル選挙の結果でもちきり。山で道に迷ったら元来た道に戻れ、という格言があるそうだが、民主党はもう一度政権交代の原点に戻って出直してほしい。

一部のメディアや識者は訳知り顔で大衆迎合の劇場型選挙と眉をひそめているようだが、愛知の反乱は小泉劇場型選挙と明らかに違う。地域政党の圧勝は無党派層が変異した結果で、変異を決定的にしたのは名古屋市長選で民主党と自民党が手を組んだ禁じ手にあることは明白。

新聞の取材記事によると、市長選で敗れた石田陣営の幹部は「民主支持層って何?もともと民主を支持してきたのは無党派層なんだ。郵政改革のときも、政権交代のときも、そのときどきであっちに行ったり、こっちに行ったりするだけなんだ」と吐き捨てたそうだ。貧すれば鈍すというが、こんなにも簡単に馬脚を現されると情けなくて涙が出てくる。

今回の結果は、民意を読み誤った既成政党と市議団が自滅しただけで、河村さんが勝ったのでも大村さんが勝ったのでもない。そういう意味で最大の勝利者は失敗学に学んだ民意で、変異した無党派層に拍手。



個展の案内を投函した帰路
秘密基地で目の保養







巣があるのか
じっとして動こうとしない白鳥





  


Posted by かとうさとる at 22:16 | Comments(0) | らくがき帖

2011年02月04日

今日は二十四節気の第1 立春



ニュースは各地の「節分」の話題でもちきり
投函準備のできたところから個展の案内を発送しているが
あれもこれも一人でやるというのは意外と難渋なもの
まあ夢と自由の対価で文句を言ったらバチがあたるかも


節分のニュースを聞きながら
春のような日溜りでまどろむ







2月3日(木)午後
準備のできた案内を投函した帰路
深見町で恵那山のビューポイントを発見






「昭和の森」へハンドルを切ると春のような日溜りで
まどろむには最適。そういえば明日4日は立春






春を待つ冬のバラ






今度の「お茶と花と文化講演の集い」の講師は細川護煕前総理
当日、私は吉川正道さんの白磁にポケを考えているが
開花が間にあえばいいが、この蕾の固さではどうかな…心配







こちらは蠟梅






今年は木蓮の開花が早そう






園丁のオジサンに
「よかったら持っていってもいいよ」と言われ
思わず食指が…  


Posted by かとうさとる at 00:28 | Comments(0) | フォト歳時記

2011年02月02日

メーカーに依頼していた素材が届いた



いまだ空間が読み切れず
少し心配



今回の個展は空間に生命を与えるため
造花で埋め尽くした直径≒3メートルの球体のオブジェを
宙に設置するインスタレーションを予定。






メーカーに依頼していた素材が届いたが
いまだ空間が読み切れず、少し心配。










  


Posted by かとうさとる at 18:52 | Comments(0) | いけばなから

2011年02月01日

春夏秋冬叢書(豊橋)と季刊誌「叢」



私が雑誌を断念した最大の理由

身の丈知らずと笑われるかもしれないが
私は文化雑誌を発行したいと思ったことがある。
豊田市に唯一欠けているのが活字文化で
ここを解決しない限り次に進めないと思ったからだが
二兎を追うものは一兎もえずと断念した。

モデルとしたのが豊川と天竜川の二つの水系が育んだ
東三河(愛知)と遠州西部(静岡)、南信州(長野)を
文化でつなぐ応援誌「叢」で、発行は春夏秋冬叢書(豊橋)
経済的な問題もあったが私が断念した最大の理由も叢だった。






雑誌の発行はその地域の総合力で
創る人と支える人のどちらが欠けても成立しない。
こんなことを白状すると豊田市の市民から叱られそうだが
豊田市はまだまだ道半ばと認めざるをえない。






春夏秋冬叢書の出版物。リストを見てもう絶句!
叢についての詳細は季刊誌叢で検索を



その叢からART点描のゲラが届いた





その「叢」春季号の「ART点描」で私が紹介されることになった。
書いたのは美術評論家の鈴木敏春さんで、今日そのゲラが届いた。






個人的には、鮒が鯉ともちあげられたようなもので赤面ものだが
一般的にはほとんど知られていない(残念ながら)
現代いけばなをアピールするいい機会で、鈴木敏春さんに感謝。



最後にNPO法人
愛知アートコレクティブのこと


愛知アートコレクティブは「ART点描」を書いた
鈴木敏春さんが代表理事をつとめるNPO法人。
鈴木さんのほか理事はみんな骨のあるアーティストばかりで
愛知のアートの良心の一つ。
そのアートコレクティブから講座の案内が届いた。





■講座≠絵馬の地域おこしを探る
■日時≠2月19日(土)13:30~16:00
■会場≠愛知芸術文化センター12F
■詳細は愛知アートコレクティブで検索を  


Posted by かとうさとる at 03:02 | Comments(0) | アートの現在