2010年05月13日

重ねてご容赦を


5月14日(金)⇒16日(日)
座間神社で北條明直メモリアル展


5月14日(金)⇒16日(日)神奈川県の座間神社「すいめい」で、いけばな研究の名著「北條明直著作集」三部作を著した北條明直メモリアル展が開催される。当ブログで「私も参加」と書いたように、今日まで作品の準備をすすめてきたが、ここにきて妻の体調が勝れないため、急遽キャンセル。

世話人の先生方や事務局の飯尾しず子さんには多大なご迷惑をおかけしてしまい、心苦しいがご容赦をいただきたい。





花:擬宝珠、筍
器:柴田典夫


パソコンの修理が済むまで小休止

パソコンが不安定のためメンテナンスに出すことにした。
メンテナンスに出さなければいけないのは私かもしれないが
そんなわけで当ブログはパソコンの修理が済むまで小休止。
重ねてご容赦を。


  


Posted by かとうさとる at 04:09 | Comments(0) | いけばなから

2010年05月10日

企画コンペは門前払いを承知した確信犯









私のあいちトリエンナーレ
現代美術展企画コンペの顛末


4月7日付けの当ブログで、あいちトリエンナーレ現代美術展企画コンペについて書いた。内容はこの企画コンペに、アート評論家の亀田恵子さんが、私かとうと京都の舞踏家今貂子さんのコラボレーションを提案したというもので、結果については「後日報告したい」と結んだ。





今貂子さんは伝説の舞踏グループ「白虎社」の
創立メンバーで、京都で舞踏集団倚羅座を主宰。



このことについて、過日、亀田恵子さんから「いろいろご迷惑をおかけして…」と電話をいただいた。

要は提案が不採択になったということだが、企画の打合せのため家まで何度も足を運んでいただいたり、京都まで足を運んでいただいた亀田さんに申し訳ないことをしてしまった。私の方が亀田さんにお詫びしなければいけないのに恐縮。

説明は省くが、今回のプランについては門前払いを承知した確信犯で、私の中では実現済み。ある意味では亀田さんも共犯で、あいちトリエンナーレをひと足早くバーチャルで楽しませていただいた。負け惜しみではなく、要はアタマの切り替えが大事ということ。来年2月に予定している個展の予行演習をさせてもらったようなもの(?)で、感謝!


シャボン玉のように
飛んで消えた「民俗で都市の祝祭」
-都市と人のはざまで花祭り-






長者町コンペのイメージプラン

●中央は高さ12㍍の梵天のオブジェ
●ビルの壁面は菰のドローイングでビル全体を異化
●人物は舞踏家今貂子さんのイメージ
●夜は梵天に灯が入り黒壁に舞踏集団倚羅座の画像が出現





倚羅座は今貂子さんが主宰する舞踏集団



もし実現していれば
猥雑で楽しい祝祭になったのに


今回のコンペは私も説明会に出席したが募集要項によると
①長者町繊維卸会館2階南西部屋
②伏見地下街店舗
③ARTISANビル1階内壁面
④その他長者町地区内
の4カ所で企画を競うというものだったが
①~③は「都市の祝祭」というトリエンナーレのコンセプトとは凡そかけ離れた小さなスペースで問題外。負け犬の遠吠えのようで言うのははばかれるが、意地の悪い見方をすれば市民参加のアリバイづくりとしか見えない。

私が確信犯に代わったのはこのためで、亀田さんと④の条件に該当する長者町をロケーションして見つけたのが、繊維街の記憶が色濃く残るビルと商店の間の駐車場で、【民俗で都市の祝祭-都市と人のはざまで花祭り-】の想が決まった。

構想の意図は「人間の生命の根源である芸能する力で、時代を突き抜ける新しい都市の祝祭をつくる」というもので、もし実現していれば猥雑で楽しい祝祭になったのに。

負け惜しみがバレてしまったが
一番見たかったのは私で、残念!

  


Posted by かとうさとる at 07:26 | Comments(0) | トリエンナーレ

2010年05月07日

美しい花には棘がある


居ても立っても居られない

6日(木)NHK「ふるさと一番/北海道の春!7㌔の桜並木を散策」の生中継を見た。3月中の頃、四国から始動した桜前線がようやく北海道に辿りついたらしい。今度は同じNHKのニュースが沖縄地方がひと足早く梅雨入りしたと報じた。

穏やかに連続していくこうした季節の流れがいけばなという民俗を育んだことは自明で、居ても立っても居られない。
こんな時は素直になるのが一番。デスクをたたんで農村舞台の再調査を口実に車を走らせた。


美しい花には棘があるというが





木々の生命力が満ちて全山がパワースポット(猿投山)





行けども行けども藤の花の群生が途切れることがない
美しい花には棘があるというが里山が放置されている証





御作町の「ふじの回廊」


深見郷磯崎神社の農村舞台





磯崎神社境内の杉の巨樹を見上げる





深見郷磯崎神社の農村舞台

農村舞台の詳細は当ブログの
カテゴリー「農村舞台」を参照
  


Posted by かとうさとる at 05:42 | Comments(0) | とよた風土記

2010年05月04日

日曜日は久々に芸能浴に浸る


松平わ太鼓の定期公演に足を運ぶ


市は地域の優れた舞台芸術活動を助成する平成22年度舞台芸術推奨事業を公募している。私も審査員の末席を汚しているが、興味のある方は市のホームページからダウンロードを。

日曜日の午後、この推奨事業に申請している「松平わ太鼓定期公演2010」が市民文化会館大ホールであり、足を運んだ。





松平わ太鼓定期公演のチラシ


松平わ太鼓は、徳川家の始祖松平三代の信光が陣営を鼓舞するため敲いたという「三河雲流太鼓」の復興を旗印に、地元の松平地区で結成された和太鼓集団で、和太鼓の全国コンクールで優秀賞を受賞するなど実力は折り紙つき。当日は花祭りの里で知られる奥三河の東栄町を拠点に活動する和太鼓集団「志多ら」も友情出演。フィナーレの花祭りをもとにした民舞の創作太鼓「志多ら舞」のコラボレーションは、80名近い太鼓衆が舞い踊り、客席は総立ち。当日は撮影不可のため写真でお見せできないのが残念。


いま最も熱い
和太鼓集団志多らに注目






志多ら結成20周年記念ツアーのポストカード


私は1994年、初めて「志多ら舞」が奉納された東栄町東薗目の花祭りを見るため、真夜中に車を走らせたことがあるが、林英哲や鼓童など和太鼓の先駆者に学びながら、花祭りの伝統を生かした志多らの独自のスタイルは、山菜で言うとコシアブラの味で、一度食したら病みつきになること請け合い。今年はアメリカツアーを予定しているため国内公演は不明。詳細は志多らのホームページで検索を。



夜は教育テレビで芸能花舞台





説明は野暮





やられた!  


Posted by かとうさとる at 01:58 | Comments(0) | アートの現在

2010年05月02日

小堤西池杜若群落の見頃は5月中旬から下旬


ゴールデンウイークの渋滞予想も
私には遠い世界



巷ではゴールデンウイークの初日らしいが、晴耕雨読(?)の 私には無縁。夕方、ゴールの見えないデスクワークに見切りをつけて車を走らせた。「どこ」と、決めていたわけではないが、トヨタの三好工場を東に見て、高岡工場を南に見て、気がついたら小堤西池杜若群落の遊歩道を歩いていた。





刈谷市の最北部、刈谷市井ヶ谷町にある国の天然記念物
「小堤西池杜若群落」は、京都の大田神社の大田ノ沢、鳥取県岩美町の唐川湿原と並ぶ日本三大杜若の自生地の一つ。
アクセスは愛知教育大学、洲原公園を目印にし、洲原公園西の専用駐車場から遊歩道で小堤西池へ。





何も考えずにぶらりぶらりと





ひっそりと咲くツツジに心をとられて足をとめる





意外と距離があるため道を間違えたと思って引き返す人も
「小堤西池群落」まであと一息、頑張れ!


今はまだ蕾も固く見頃は
5月中旬から下旬になりそう






「小堤西池群落」は、東部の丘陵地を水源とする水田灌漑用の池で、水面に映る青紫のカキツバタの楚々とした美しさは、伊勢物語に詠まれた八橋とはまた違った趣でお薦め。
今はまだ蕾も固く見頃は5月中旬から下旬になりそう。





小魚でもいるのか水面に波紋が





陽も傾いてきたようだ
そろそろ帰ろうかな。  


Posted by かとうさとる at 02:30 | Comments(0) | とよた風土記