2013年11月03日
地方紙が面白い地方はやっぱり面白い
人工洪水で河川環境の改善を
台風18号の豪雨で河川公園や「ヤナ」が水没したことについて
矢作ダムの無警告放流による増水が原因ではないかと
ダム管理の責任を追求している地元のオピニオン紙
矢作新報が特集で面白い主張をしている

中規模洪水による河川被害を調査すると同時に
洪水がもたらす河川環境のプラス効果に着目
農業用水の取水が終わった頃に
ダムのゲートを開け
適切な量の「人工洪水」を流す
絶滅危惧種が危惧されている
ウナギや鮎などの産卵親魚をダム湖から解放
海へ送りだすと同時に川底を柔らかくし
河川生物の産卵・繁殖環境を整えようというもので
毒をもって毒を制すという
逆転の発想で目から鱗
詳しくは
矢作新報のホームページで

それだけではない
人工洪水を「洪水祭り」にして
市民の防災訓練も一緒にやったらどうかという主張で
一見荒唐無稽のように思うかも知れないが
今後中規模洪水のプラス効果を理論化していくというから
地方紙は面白い
むろんダム構造の改善が必要なのは自明だが
先ずは運用改善で出来ることからはじめようというもので
詳しくは矢作新報のホームページで