2012年02月18日

新聞は知の世界無形文化遺産











夜も更けてきたため簡単にするが

亡くなった妻は時季がくると果実酒をつくるのを習わしにしていた
ふと、そんなことを想い出して倉庫の整理棚を探したところ
瓶がづらっと並んでいた

ラベルを見ると平成6年から亡くなった年の平成22年まで
ほとんどが梅酒に梅酢だが良く見ると
李に金柑に杏にアロエにニンニクまであった

22年の梅酒は「もって半年」とわかっていたはずで
どんな気持ちでつくっていたのか不憫でならない

余談に逸れたが問題は賞味期限でネットを検索したところ
カビや気になる匂いがなければ古いものほど美味しいとのこと
試しに飲んでみたがトロっとして絶品




失ってから
大切なものに気がついても遅い






いつでも、だれでも必要なときに必要な情報が手軽に入手できる
それにしても便利な時代になったものだ

16日付け朝日のオピニオン「デジタル最優先の新聞社」は
紙媒体から電子媒体の時代に先駆けたデジタル新聞社を
トップのインタビューとルポで構成したもので
「デジタル情報企業に脱皮せよ」
「紙育ちの連中に耳を貸すな、紙は後回し」と過激

ビジネスチャンスかも知れないが電子情報ネットワークにしかずで
私たちが新聞に求めるものとは別もの

紙媒体の新聞は
いつでも、どこでも、誰でも読むことができる
「知の世界無形文化遺産」で
失ってから大切なものに気がついても遅い




紙面はいろいろ
16日付け記者有論はトホホ


前回のブログで
「完走したライダーに与えられる栄誉は小さなバッチ一つ」と
書いたが、ライダーやサポーターたちが長い時間をかけて
育て上げたかけがえのない宝物で、新聞も例外ではない







目のいい方はコラムの本文を読んでいただきたいが
要旨は2月12日付のオピニオンで記者が
橋本大阪市長にインタビューした続編を呼び掛けたもの

インタビューは「まさかの意外性」で拍手ものだったが
記者有論は行間から自惚れと媚が透けて見えて居酒屋レベル

これは全くの余談だがここまで書いて
昔、朝日新聞の名物記者?で久米宏のニュースステーションの
コメンテーターをしていた菅沼栄一郎を想い出した
何でだろう  


Posted by かとうさとる at 02:38 | Comments(0) | らくがき帖