2012年01月06日
愛するいけ花|谷口雅邦作品集
いけばなに解放区があった時代
時代は気まぐれで不思議な悪戯をすることがある
いま、いけばなは若い人がいないと言うが
60年代後半から80年代半ばにかけて
若い人たちの熱気で満ち満ちていた場所があった
流派もキャリアも問わないいけばな解放区で
現代のいけばなを代表するカリスマたちは
みんなここから世界に飛び立っていった
民俗を源流とする
いけばなの到達点を標した
谷口雅邦作品集

谷口雅邦作品集|装丁
そんな解放区のカリスマを代表する谷口雅邦さんが
「愛するいけ花」谷口雅邦作品集を出版した

谷口雅邦作品集|Part1 習作
谷口さんのプロフィールを簡単に記すと
谷口さんは1944年青森県に生れる
1970年に龍生派家元吉村華泉に師事
東北の風土を連想させる独自の世界で
数多くの国際展に招聘されるなど
今に生きる日本美術の求道者の一人として活躍

谷口雅邦作品集|Part2 個展
作品集の構成
本書は現代のいけばなに独自の世界を拓いた
谷口さんの仕事の全容を標したもので
Part1 習作
Part2 個展
Part3 合同展
Part4 イベント作品
Part5 舞台美術
Part6 ディスプレイ、インテリア
Part7 雑誌企画のための作品
の7章で構成

谷口雅邦作品集|Part3 合同展
識者が推奨する谷口雅邦の世界
私の下手な解説では誤解を招きかねないため
作品集に批評文を寄せた識者の名をもって代えたい
■中村英樹(美術評論家)「見えない奥の気配を活ける」
■早坂暁(作家)「風土を活けるアーティスト」
■日沼禎子(女子美術大学准教授)「-幸福への進化探る挑戦」
■三頭谷鷹史(美術評論家)「幸福への進化」
■南嶌宏(美術評論家)「零度の創造-谷口雅邦」
少しでもアートに関心のある方であれば
このラインアップを見ただけで理解いただけるはず

谷口雅邦作品集|Part4 イベント作品

谷口雅邦作品集|Part5 舞台美術

谷口雅邦作品集|Part6 ディスプレイ、インテリア

谷口雅邦作品集|Part7 雑誌企画のための作品
愛するいけ花
谷口雅邦作品集の入手方法
■発行⇒㈱美術出版社
■規格⇒A4版160ページ
■定価⇒本体価格3,500円+税
■購入⇒全国書店で注文可