2012年09月05日
大地の芸術祭/行き交う人はみな夢人ばかり
大地の芸術祭は
アートと人の楽市楽座
9月1日(土)私のワークショップも無事終わり
大地の芸術祭も残すところ2週間を切った
笑ってしまったのは9月2日(日)の早朝
前夜、一人ぐらいは大丈夫とタカをくくっていた
三省ハウスが満員のため
星峠で満天の星空を見ながら野営
夜が明け、顔を洗うため
水道施設のある松之山温泉の駐車場に車を移動

日本三大薬湯の松之山温泉街(ガイドブックより転載)
顔を洗って背伸びをしながら車に戻ると
「昨日はありがとうございました」と
隣の車のドアが開いた
顔を見ると私のワークショップに松本から参加した瀧沢さん
「いやー 久々に車で寝ました」と瀧沢さん
「私も」と、互いに顔を見合わせて大笑い

タレルの「光の館」の駐車場は満車で
ナカゴグリーンパークに路肩停車(遠望の山は谷川岳)
ナカゴグリーンパークに路肩停車(遠望の山は谷川岳)
この日は、ワークショップのサポートをいただいた
白根由紀子さんをガイドしたあといけばなの家へUターン
白根さんは大手保険会社に勤めながら
立大の大学院に通う素敵なお嬢さんで
夢は「アートマネージャーになること」と微笑

12月3日(月)
中里エリアの西田尻の青木野枝さんの作品の前で
三省ハウスでご一緒した兵庫県からきたという女性グループと再会
右は姫路で看護士をされているという久保友佳さん
「帰ったと思ったが…」と私
「今日で10日目、いい夏休みの思い出ができた」と久保さん
みんなユルキャラ全開で大笑い

こちらは青木野枝さんの新作「空の水/苔庭」をバックに
飛騨で水の研究をしているという女性
大地の芸術祭はアートと人の楽市楽座で
行き交う人はみな夢人ばかり
大地の芸術祭
フォトギャラリー
「いけばなの家」の客さんとメンテが気になって
目星をつけていた作品の半分も見ることができなかったが
「こへび」が作品やワークショップ、ライブを見たいのに
我慢していることを思えば贅沢

今回の大地の芸術祭の特徴の一つが
飯山線の電車と駅前をアートで活性化する「駅プロジェクト」
写真は下条駅前に出現した
みかんぐみ+神奈川大学曽我部剣教室による
「下条茅葺きの塔」(奥)と
フィリピンのイフガオ地区と下条地区の
交流プロジェクト(手前)

こちらは越後田沢駅前に出現した河口龍夫の「船の住む家」と
内部に設置された「未来への航海」
非の打ちどころのない空間の支配力は
さすが河口龍夫!

こちらは同じく河口龍夫の
「水から誕生した心の杖」

三省ハウスの木村崇人「おてんとうさま+あしあと」
染物のように見えるタペストリーは
子どもたちを等身大で写す
日光写真のワークショップで制作したもの
フロアのドローイングは子どもたちが
自転車のワークショップで描いたもの

旧名ヶ山小学校に誕生したアジア写真映像館
名ヶ山集落にはこのほか「名ヶ山写真館」があり
写真ファンは必見!


大白倉集落の古民家に
ひっそりと陶の花を咲かせた
杉浦康益「蛙の花館」
本物のプロの凄みを実感
さすが杉浦康益!
大地の芸術祭の名作たち
大地の芸術祭は過去4回の開催をとおして
160点近い作品がコレクションされ
今回も越後妻有里山現代美術館「キナ―レ」や「駅プロジェクト」
「もぐら館」「アジア写真映像館」など新たなコレクションが加わった
春夏秋冬、コレクションされた作品たちは
妻有の里人となって私たちを迎えてくれるはず
「いけばなの家」も
そんなコレクションのひとつになればと秘かに想を練っている
工藤先生や北条先生、重森先生、下田先生、千羽先生などなど
私を導いてくれた多くの師にいいご報告ができればと願っている
ハードルは高いがこの道を拓くしかない(感謝)

大地の芸術祭のランドマークの一つ
当間高原リゾートの行武治美「再構築」

同じく大地の芸術祭のランドマークの一つ
カサグランデ&リンタ―ラ建築事務所「ポチョムキン」
農村舞台アートプロジェクトの
プロデュースと作品制作のため
大地の芸術祭はこれでしばらく小休止
ご容赦を
Posted by かとうさとる at 11:34 | Comments(0) | 越後妻有2012