2013年10月13日
今日は猿投神社の大祭
男親というのは
つくづく無愛想なもの
神戸に住んでいる一人息子の夫婦が帰省
亡くなった妻がいたころは一晩じゅう笑い声が
絶えなかったが、男親というのは無愛想なもので
心配して帰省してきたのに
二言三言話しただけで後が続かない
悪気はないが器用にできないのは
男親の性でどうしようもない
そんなわけで妻の実家に挨拶してくるという
息子夫婦を送りだしたあと
手土産に梨を持たせるため乙部の大澤梨園へ
今は新高が旬で
こちらもみんな忙しそう
余談に逸れたが
今日は猿投神社の大祭

猿投まつりの献馬
猿投神社は古来より武家の崇敬が篤く
徳川家康も、慶長7年(1602年)776石を安堵するなど
当地を代表する大社としてよく知られている

猿投神社祭礼絵巻の部分
神輿御渡、火縄銃・棒の手の奉納、献馬の奉納の列が
延々と続いているのがわかる(豊田加茂の歴史上巻より転写)
猿投祭りは
旧暦の9月9日を祭日としたことから節句祭りとよばれ
かっては三河・尾張・美濃から186カ村が参集し
神輿御渡、火縄銃・棒の手の奉納、献馬を競ったというから
その華やかさと賑わいは想像するに難くない
猿投まつりと言えば
なんたって棒の手の本家本元


近年は棒の手の主力集落の四郷が地元の祭礼を優先するなど
参加集落も減って往時の猿投まつりを知る人間にとっては
少し寂しいが棒の手を見るならやっぱり本家本元
猿投まつりがお薦め
組み写真でどうぞ





槍は真剣で一歩間違えると大変
亡くなったいけばな研究家の北条明直先生は
文化庁の委嘱で数多くの文化財映画を撮っているが
当時棒の手保存会の会長をしていた福岡金弥さんの
棒の手の演技を見て「これは武芸だ」と絶賛したように
折り紙つき
子どもは地球の宝もの

説明は不要
Posted by かとうさとる at 17:48 | Comments(0) | とよた風土記