2013年04月01日
猿投山南山麓で桃の摘花作業が盛り
今年は一気に咲いたため
どこの桃農家も大変

「摘花」は咲いた桃の花を間引きする作業で
いま猿投山南山麓で桃の適花作業が盛り

高所作業車で黙々と摘花作業をする林金吾さん
「今年は一気に咲いたためどこの家も大変」と林さん

作業は花の咲き具合をみて上に向いた花から摘み取り
最終的には桃の実の付き具合をイメージして
一枝に数輪ほどを残して全部摘み取る

(近くの桃畑でビニールを広げて作業をしている人を見て)
「あの人たちは何をしとるだん」と私
「僕はもう採っちゃって乾燥してあるけど
人工授粉用の花粉を採っている」と林さん

桃の花の雄蕊の見本
いい種からいい桃が実るのは自然界の法則で
桃の農家は目利きも大事
林さんも人が良い
「ところで今日は何だった?」と林さん
「きみこ(黄桃)の花の写真を見たいという人がいるけど
咲いている?」と私
「ここじゃないけど、咲いていると思うよ
今から案内するわ」と林さん
「仕事の邪魔をしてわるいね」と私
「いいよぉ」と林さん
で、「きみこ」の畑に移動

「これ見てん、一本の樹でも花が違うでしょう」と林さん
左手が「きみこ」で右が「ゴールデンピーチ」
種明かしは枝分かれしている箇所に手術痕が見えるが
「きみこ」の幹に「ゴールデンピーチ」の枝を継木したもので
一本の木で数種類の桃の実を採ることができるとのこと
「遊びでやっているけど、もしかしたら突然変異で
新しい品種ができるかもしれんから面白いよ」と林さん

「こうして花を開いて芯を見ると違いがわかるけど
咲いているだけでは多分見分けがつかんと思うよ」と林さん
桃農家はこのあと人工授粉作業
実がつけば摘実作業
袋作業と休む間もなく作業が続くから
みんな大変
Posted by かとうさとる at 21:01 | Comments(1) | とよた風土記
この記事へのコメント
黄美娘(きみこ)の桃の花のUPを
ありがとうございました。果実が黄色でも、花は桃色なのですね。
お味は絶品です。出荷の時期が待ち遠しいです。
ありがとうございました。果実が黄色でも、花は桃色なのですね。
お味は絶品です。出荷の時期が待ち遠しいです。
Posted by きみこ at 2013年04月01日 23:36