2014年03月12日

松坂屋豊田店で峯月流いけばな展はじまる













峯月流は「日本華道研究所」を主宰していた
稲本雅風が昭和7年豊田市で創流した地元に所縁の流派で
昭和26年に初代川村景風が創流した景風流とともに
県内でも有数の流派に発展

大胆な構成に特色があり
特に先代家元の弟で亡くなった稲本林さんは
剣道(高段者で教士)で培った
刃のような空間認識とシャープな感性で
現代いけばなの時代に先駆けた作家の一人

後にいけばなの路線を巡って
私は稲本林さんと対立してしまったが
今でも初めて稲本さんの作品を観たときの
カルチャーショックは忘れたことがない






余談に逸れたが
峯月流家元稲本峯月さんの作品
峯月さんはまだ若く次代のいけばな界を担う一人

もし稲本林さんが生きていたら
「バカ者!オレと一緒にするな!」と怒るかも知れないが
作風が稲本林さんに似てきて血は争えない
大成が楽しみ





こちらは先代家元で会長の稲本月仙さん
家元を娘さんに譲って肩の荷がおりたのか
花も穏やか





こちらは高弟の小池三峯さん
お洒落な空間処理でさすが













峯月いけばな展は
17日(月)まで
松坂屋豊田店で開催中


  


Posted by かとうさとる at 19:44 | Comments(0) | いけばなから