2009年09月26日

赤い花なら満珠沙華



―赤い花なら満珠沙華、オランダ屋敷に雨が降る―
勉強をしないでポンツクばかりしていたワルガキにとって
ラジオから流れてきたこの歌は、ハイカラな異国の風景を運んできた。
その花が忌嫌うあの赤い花と結びつくまでかなりの時が流れた。
今はタモをもって小鮒を追った小川や田畑も家が建ち並び
私は帰る場所を失った。(満珠沙華は「赤い花」を意味する梵語)




一気に開花した彼岸花の群生(逢妻女川の堤防)





花:彼岸花、荻/陶:古常滑/場所:寺部八幡宮(2004年)
 


  


Posted by かとうさとる at 03:34 | Comments(0) | いけばなから