2015年04月14日
伊那谷の春に舞う黒田人形
桜前線は伊那谷を北上中

一昨日、小田木人形座準備会のメンバーと
黒田人形浄瑠璃の下黒田諏訪神社春季禮祭奉納定期公演に
足を運んだ

桜前線は伊那谷を北上中で
稲武から根羽村、平谷村、阿智村から飯田まで
R153は桜街道を行くようなもの

こちらは桃の果樹園
とよたも桃源郷では負けていないが
伊那谷は背景が雪山でロケーションは上

こちらはリンゴの花の蕾
下黒田諏訪神社に到着↓



国選択無形民俗文化財黒田人形浄瑠璃は
元禄年間に飯田市上郷黒田に伝えられた伝統芸能で
氏神様を祀る下黒田諏訪神社境内には
国内最大規模の国指定重要文化財の人形専用舞台がある
普段はクローズされていて内部を見ることはできないが
年に一度、黒田人形春季禮祭奉納定期公演でお披露目されるため
各地から人形ファンがかけつけ
境内は祝祭一色
御神酒の披露で小田木人形座の名も
まだ半人前だが天下の諏訪大明神から
御墨附きをいただいたみたいで
嬉しいやら照れくさいやら複雑系で微妙
幕開けはお決まりの
壽式三番叟↓



見たとおりで説明省略
二番は
観音霊験記壺坂寺の段↓

観音霊験記は
盲人の座頭沢市とその妻お里の夫婦愛を描いたもので
三波春夫の歌謡浪曲でおなじみのためストーリーは省略
場面は谷底に夫、沢市の死骸を見つけた妻のお里が
共に死のうと谷間に身投げするクライマックス
客席から見るとお里が本当に身投げするため
「どうなっているのかな」と社殿の石段を上がると
黒子が風呂敷を広げてスタンバイ
舞台裏はみんな大変
大人に交じって
中学生も練習の成果を披露↓


地元の高陵中学校黒田人形部は
「生写朝顔日記宿屋より大井川の段」を上演
どの伝統芸能も後継者の育成が課題になっているが
黒田人形は地元の中学校と協働して後継者を育成
地域の誇りとなっている証で
黒田人形のメンバーに若い人が多いのも納得
フィナーレは
絵本太功記十段目尼崎の段↓

絵本太功記は豊臣秀吉の「絵本太閤記」を戯曲化したもの
ストーリーは省くが写真は久吉(羽柴秀吉)を討とうとして
誤って尼となった皐月(光秀の母)を刺してしまった場面
このあと深傷にもめげず武士の道を説いて光秀を諌めるシーンが
出てくるが思わず落涙

太夫は高田正男黒田人形保存会会長
高田会長の名調子を楽しみに通い詰めている
ファンも多いというが納得





絵本太功記十段目尼崎の段は
9月、小田木八幡神社で上演を予定
あとは小田木でどうぞ!
Posted by かとうさとる at 06:22 | Comments(0) | 農村舞台