2014年12月08日
小田木人形座準備会がお友達作戦展開中
飯田で小田木人形座準備会の
宿泊勉強会勉強会
と言っても名ばかりで
懇親会のようなものだが



上の写真は黒田人形のホームグランド諏訪神社の境内
下の黒田人形のパンフレット
一昨日
小田木人形座準備会の有志で
飯田の黒田人形保存会の
忘年会に参加

稲武タウンマップより転載
稲武から飯田まで
国道153号で約60キロ
根羽村から赤坂峠、治部坂峠、寒原峠と
1000メートル級の峠越えの連続

柄澤照文さんの「塩の道旅日記」(樹林舎刊)より転載
昔は「塩の道」とよばれ
三河湾の塩が
中馬の背にゆられて
信州まで運ばれたR153も
山なみハイウエイのように整備され
スイスイ
急ぐときは助かるが
旧道は歴史街道の名があるように
道の文化の宝庫

小田木人形座準備会が伊那谷の人形座詣でを始めた
理由を記した矢作新報連載コラム「ふんかの定点観測#39」
阿波の傀儡子が行き交い
伊那谷の人形が伝わったのか
阿波から直接伝わったのか
現時点では定かではないが
江戸時代の中頃
小田木人形座もこの道を通って
伝わったのは確か
小田木人形座準備会の
お友達作戦をとくとご覧あれ


上の写真は
黒田人形保存会の高田会長
下は日ごろの厚情に感謝のあいさつをする
小田木人形座準備会の山田会長
隣は稲武交流館の後藤館長(写真下)
何を考えているか知らないが
まずは静かにゴング




県指定の文化財に指定されている
カシラや衣装などが遺されているとはいえ
途絶えてからすでに130年近くの歳月が経過
当然のように当時を知る人は皆無
人形舞台も消滅
ゼロから立ち上げるようなもの
私の役割は復活の設計図を描くことだが
昔、瀬戸の陶工加藤民吉親子が有田に学んで
瀬戸に磁器を伝えたように
黒田人形に人形座経営のノウハウを
学ぶことが先決
で、みんなで考えたのがお友達作戦
300年の伝統を今に伝える
黒田人形座の懐に飛び込んで
人形座とは何か
どんな「もの」が必要で
どんな練習をしているのか
タダで教えてもらおうという算段だから
笑っちゃう




雪降る飯田で二次会
アマチュアがプロに注文をつけるような
虫のいい小田木のわがままに
お付き合いいただいた黒田人形座に感謝
まだ続くよ!




お友達作戦の成果?
翌7日(日)は飯田市黒田人形浄瑠璃伝承館で
臨時のワークショップのサプライズ





人形を解体して動かし方の仕組みを学んだり
これから必要なものを教えていただいたり
感謝感謝
帰路は

飯田は日本画の巨匠菱田春草の生地で
春草のコレクションが充実した飯田市美術博物館

NHKの人形劇「三国志」や「平家物語」など
川本喜八郎の代表作が物語を再現するように
展示されているお洒落な飯田市川本喜八郎人形美術館

治部坂峠は一面大雪
を、見て稲武へ
さあ、設計図を描かなくちゃ
Posted by かとうさとる at 15:01 | Comments(0) | 農村舞台