2014年10月02日
小田木八幡神社の祭礼で三番叟をお披露目
実現すれば139年ぶりに
新旧の三番叟が対面
江戸時代中ごろ稲武地区の小田木村に伝えられ
明治のはじめに途絶えた小田木人形座の復活に向けた
取組みについてはこのブログでも度々記してきたが
このほど、三番叟の人形一体が届いた
過日の小田木八幡神社で開催された黒田人形公演で
引き渡し式が行われたが
今度は人形舞台のあった地元の小田木八幡神社の
祭礼で正式にお披露目することが決まった
小田木人形座のカシラや衣装は県の文化財に指定され
稲武の郷土資料館「ちゅ~ま」で展示されているが
なぜか三番叟のみ小田木八幡神社で保管され
毎年祭礼でお披露目するのが習わしとなっている
途絶えたのが明治8年(1875年)だから
実現すれば139年ぶりに新旧の三番叟が対面することになる
ちなみに三番叟とは
能の「翁」をもとに人形芝居に取り入れたもので
天下泰平、五穀豊穣、千秋万歳を寿ぐ
おめでたい儀式曲として演じられることから
各地の民俗芸能でも演じられることが多い

10月1日中日新聞より転載

9月21日の引き渡し式のあと三番叟を囲んで
記念写真に納まる小田木人形座準備会のメンバー
普通、こういう運動?をする人間は
「○○のため!」などと
使命感に燃えて立ち上がるものだが
全員がゆる~いメンバーで笑っちゃう
三番叟のお披露目は
10月5日(日)
小田木八幡神社
Posted by かとうさとる at 15:32 | Comments(0) | 農村舞台