2012年11月13日
秋深し野山は彩どりみどり
下痢で大変
原因はわかっているがお粗末
こんなときは美味しいご飯でもと
土鍋を取りだしたが粗相して蓋を割ってしまった
「秋深し野山は彩どりみどり」と
カッコをつけたがこの体たらくで泣き笑い
あの日に
帰れるものなら帰りたい

梶井基次郎は「桜の樹の下には屍体が埋まっている」と書いたが
紅葉の樹の下に埋まっているのは鬼女しかいない

鬼子母神にも子どもがいたというから
鬼女に子どもがいてもいい

大相撲がはじまっているが
東の横綱が紅葉なら西の横綱は銀杏で決まり
昔、奈良の長谷寺で銀杏の葉が一塊りになって
青い空に舞い上がっていく光景を見上げたことがある
もうセピア色で戻ってこないが
あの日に帰れるものなら帰りたい
Posted by かとうさとる at 22:12 | Comments(0) | フォト歳時記