2011年12月07日

アメージングボイス|ZAZとピアフとクリスト









ZAZに会いたければ
パリの街角で探せばいい



以前、BSのアメージング・ボイスについて書いたが
昨夜、このアメージング・ボイスが生んだスーパースター
最強のストリートミュージシャン 
ZAZ(ザーズ)の再放送をみた(ラッキー!)







パリの街角で歌うZAZ








パリに出てきて初めて歌った思い出の場所を案内しながら
自らの生い立ちを語るZAZ






ピアフの再来といわれるZAZ






ポン・ヌフの梱包 クリストのポストカードより転載


私がピアフの「バラ色の人生」を初めて聞いたのはクリスト(注釈)の「ポン・ヌフの梱包」を記録したドキュメントフィルム「クリスト・イン・パリ」だった。セーヌ河の河畔をクリストと奥さんのジャンヌ=クロードの二人が歩くファートシーン。ピアフの歌は無限のキャンパスに夢を描いた二人の背中を風のように寄り添いながら流れて行った。

歌が時代をつくるのか、時代が歌をつくるのか知らないが、ピアフはピアフの時代でZAZはZAZの時代。確かなことは、二つの才能と少しでも同じ時代に生きたという幸運で感謝!



紅白のサプライズで
ZAZを呼ぶかも



番組はメジャーデビューしたZAZの舞台裏も追った
「今までは自由に歌えたのに拘束されている感じ」と
何度もバンドメンバーにダメだしをするZAZ
表情も硬い。どうしたZAZ!






案じるより産むがやすし
ツアーは大成功。メジャーへの扉を開いたZAZ
番組はパリの街角に戻ってきたZAZのライブでフェードアウト






あのNHKのことだから晴天の霹靂もアリ
もしかしたら、紅白のサプライズでZAZを呼ぶかも(予感)

でも、やめてほしい。野におけ蓮華草で
ZAZに会いたければパリの街角で探せばいい
残念ながら私は行けないがそれでもいい

百聞は一見にしかず。アメージングボイスで検索を



(注釈)
クリストについて





クリストは下の「転」で書いているように
20世紀最大のアーティストの一人






豊田市美術館PRE-EXHIBITIONⅡ(1992年)に関わった私は
名古屋駅にクリスト夫妻を迎えた


もし、地球最後の日に何か一つ遺すとしたら
私はクリストの「ランニングフェンス」のドキュメントフィルムを
地中に埋める






ランニング・フェンス CHRISTO PRINTS AND OBJECTSより転載

高さ5.5メートルの白いナイロン布製のフェンスを、カリフォルニアの太平洋岸から内陸部まで39.5キロメートルにわたってはったアートプロジェクト。作品は185,800平方メートルの布、145キロメートルのケーブル、350,000個のフックが使われ、完成の2週間後に撤去された。






みんなは「林檎の木を植える」と言ったが、地球最後の日に何か一つ遺すとしたら、私はクリストの「ランニングフェンス」のドキュメントフィルム一本を地中に埋める。(説明は長くなるため省略)

  


Posted by かとうさとる at 21:42 | Comments(0) | アートの現在