2010年08月12日
農村舞台プロジェクト(8)覚悟を決める
台風4号の余波で終日雨

榊野温泉で知られる榊野町の里山
地元の説明会も今日の旭地区榊野町の野見神社で終了。
榊野からの帰路、深見町の区長さんのお宅に立ち寄りご挨拶。
気がついたら農村舞台アートプロジェクトの公開制作まで
二週間をきってしまった。もう引き返すことも、言い訳も通用しない。
相手は磯崎神社の小屋組み

磯崎神社の農村舞台は明治34年(1901年)に建設されたもので、
木と鉄を組み合わせるという明治期の農村舞台の様式を伝える貴重な
舞台の一つ。私も指摘されるまで気がつかなかったが、よく見ると
伝統的な小屋組みの上の梁から下の梁を鉄材で吊っているのがわかる。
相手はこの小屋組みしかない。「また」と思う方もいるかも知れないが、想を温めてきた「かとうさとるの空間遊戯(風のドローイング)」のプランは全面変更。ムシロフェンスに代えた。
言いたいやつは勝手に言え!

私のような民俗史観をもった人間にとっては、
小屋組みも回り舞台も素材の一つ。
無骨といわれようと「やる」しかない。
言いたいやつは勝手に言え!
磯崎神社農村舞台のアクセスはこちら

グリーンロード西中山インター、東海環状自動車道豊田藤岡インター
から県道を小原方面に北上。「深見細田」の信号を左折。
道なりにしばらく進むと右手に磯崎神社が見えてくる。
(インターから約20分ほど)
○会場:藤岡地区深見町磯崎神社農村舞台
○公開制作:8月25日(水)~28日(土)
○内覧会:8月29日(日)13:00~
○前夜祭(オープニング):8月29日(日)18:00~
○公開:8月30日(月)~9月5日(日)
○時間:夜明けから日没まで(夜も可)
予めご連絡いただければご案内できると思います。
2010年08月12日
農村舞台プロジェクト(7)それぞれにスタンバイ②
喪服を着たまま奔走

従兄の突然の訃報に続いて親戚の若子旭さん(豊田市郷土史研究会会長)
の逝去が重なり、連夜の通夜~葬儀。そんなわけで農村舞台の記者発表も
新聞の校正も、小原和紙の加納恒さんと登茂美さんの打合せも、
喪服を着たまま。最後は濡れた敷石に足をとられてスッテンコロリン。
(アワテナイ アワテナイ)
ユニットで農村舞台にチャレンジ
前回のブログで作成中とした中根栄二さんと理さんの足助地区の細田神社農村舞台、加納恒さんと登茂美さんの小原地区の熊野神社農村舞台のチラシができた。
「幸福とはパートナーを見つけることで、もしそのパートナーがあなたの妻や夫であれば、あなたは最高の幸福な人である」という意味の箴言をどこかで読んだことがあるが、二組ともご夫婦のユニットで活躍するアーティストで、シアワセにあやかいたい人は是非!。

若手彫刻家として全国各地の彫刻展で活躍する
中根栄二(なかねえいじ)さんと造形家の理(あや)さん。
確かな造形力に加えてコミュニケーション能力が秀逸で、
次代の作家像を担うユニットとして期待!
○会場:足助地区細田町細田神社農村舞台
○とき:9月6日(月)~12日(日)
○時間:夜明けから日没まで

ユニットで小原和紙の新たな世界にチャレンジする
加納恒(かのうひさし)さんと登茂美(ともみ)さん。
国内はもとよりフランスなど海外でも活躍。
そんな旬の作家が私の無理な提案にも二つ返事で快諾。
心意気に感謝!お父さんは小原和紙の至宝加納俊治さんで
お母さんも和紙を漉く芸術家ファミリーとしても有名。
○会場:小原地区大坂町熊野神社農村舞台
○とき:9月13日(月)~19日(日)
○時間:夜明けから日没まで