2015年05月17日
愛知県美術館でクリムトとシーレに再会
眠りにつくまえの夢
昨日は、DMを見て気になっていた
上前津のガレリアフィナルテを覗いた

眠りにつくまえの夢volⅦ
芸の世界に
見えざるものが見え
聞こえざるものが聞こえるという境地があるというが
絶妙な位置に雰囲気のいい食卓が置かれ
浮遊するポットや調理道具?も効いている
作者は櫻井里恵さんという若いアーティスト
クリスマスイヴの夜
くるみ割り人形をプレゼントされた少女クララが見た
不思議な夢の世界に誘うような
丁寧なインスタレーションに拍手
数日前、ピカソの絵画とジャコメッティの彫刻が
史上最高額で落札され話題になったが
悲しいかなインスタレーションの大半は
展覧会が終われば消滅する定めで不条理
愛知県美術館のコレクション展


上前津から栄のオアシスまで徒歩でぶらりぶり
お目当てはこちら↓

5月13日発行の朝日新聞より転載
私は予てから愛知県美術館のコレクションと
豊田市美術館のコレクションが合体すれば
国立近代美術館に匹敵する美術展が組めるのに
もったいないと常々思ってきたが
思わぬ形で実現
現在開催中の愛知県美術館コレクション展は
バリアフリー化工事の豊田市美術館から
預かっているコレクションとコラボしたもので
20世紀西洋美術のオールスター戦を見るようなもの
クリムトやエゴンシーレなどウイーン分離派の作品や
イヴ・クラインなど私の好きな作品たちと久しぶりに再会
どの作品も光背を差したように輝いていて
誇らしくなったが
いろいろな背景を考えると複雑系

岐路、リニモの窓から見た夕陽
Posted by かとうさとる at 04:36 | Comments(0) | 美術・博物館+ギャラリー