2014年04月04日
嵯峨御流の鈴木真幸登さんが「桜」をテーマに個展
豊田市華道連盟理事長の
鈴木真幸登さんが
豊田市民文化会館A展室で
「桜」をテーマに個展
一口に個展というが
約400平方メートルのホワイトキューブの空間を
桜一式で活けるというから
その心意気と覚悟に万雷の拍手を贈りたい

還暦を記念した個展で桜を活ける鈴木真幸登さん(喜楽亭)
鈴木さんは京都の大覚寺で仏門の修行をしながら
華道のお稽古をはじめて以来
まもなく半世紀になるというから
満を持しての個展で楽しみ
話を伺うと
鈴木さんは桜には特別な想い出があるという
大覚寺から南西に4キロほどのところに
西行法師が植えたと伝えられる西行桜で有名な
花の寺・勝持寺があり
「桜の季節になると厳しい修行の日々が癒やされた」
と語ったが
それだけの理由で
これだけの個展を思い立つはずがない
京都で奥さんと出会ったというから
そんな青春の思い出が
西行桜に重なっているのではないか
まっ、真偽のほどはわからないが
少しぐらい茶化さないと中日は連敗するし
余りにもストーリーが出来過ぎていて面白くない
余談に逸れたが
いけばなの可能性に挑む
鈴木さんの男気に拍手(パチパチパチ)
個展の案内はこちら↓

私たち日本人にとって
花は美の象徴であるとともに
季節の先触れとして
古くから霊的な存在として親しまれてきました
活霊として髪に翳したり
立てられた花を依代として
そこに神を招来することができると信じた
私たちと花との関わりは
やがて大陸から伝わってきた
仏教荘厳の供花の思想をとりこみ
いけばなへと開花していった
ねがわくば花のしたにて春死なん
そのきさらぎの望月の頃
鈴木真幸登

19日(土)17:00~個展会場で
寺本みずほさんの
ライブパフォーマンスも予定

■個展の問合せ
鈴木真幸登(信教)
〒470-0332
豊田市越戸町松葉41
観音院☎0565-45-1171
Posted by かとうさとる at 22:05 | Comments(0) | いけばなから