2013年03月17日
東山荘から昭和美術館をぶらりぶらり
今では懐かしい思い出
現在は「Fの会」という東京を中心に活動する
現代いけばなのグループに参画しているため
東京に出かけることが多いが
以前は、名古屋がホームグランドだった
そんな名古屋の活動も疎遠になってから20年近くなる
いろんなことがあったが今ではどの場所も懐かしい思い出
東山荘と東山荘現代美術展

山崎川に面した国の登録有形文化財「東山荘」もそんな一つ
元は繊維問屋を営んでいた伊藤信一氏の別荘で昭和11年
市民に公開することを条件に名古屋市に寄贈された数寄屋建築

東山荘現代美術展(1991年)
「東山荘」は私がいけばなから現代美術に初めて越境した
「東山荘現代美術展」(1991年)が開催された空間で
企画したのは美術評論家の三頭谷鷹史さん

庭に足を踏み入れると
20年ほど前の記憶が走馬灯のように甦ってきた


さらに歩いて行くと撮影会らしく
寺山修司の世界に出てきそうな若い女性がポーズをとっていた
ここはミスマッチがよく似合うから不思議な空間だ

「写真撮っていい」と私
「いいよ」とポーズをとってくれたが
「やりすぎ」と私
「やっぱり」(笑い)と若い女性
衣装も大胆だが顔姿も大胆で
私も一緒に笑ってしまった
昭和美術館と華工房

昭和美術館は茶の美術館として有名な美術館

県指定の南山寿荘「捻駕籠の席」は江戸時代の末期
尾張藩家老で寺部藩主規綱が堀川沿に建てた別邸の茶室を
移築したもの

華工房其のⅤ「昭和美術館野外いけばな展」(1987年)
当時私はグループ「華工房」を主宰して
無限のキャンパスに絵を描くようで遮るものは何もなかった
丁度この頃彗星のように現れたのが假屋崎省吾だった
東京の公募展の会場で「名古屋の昭和美術館でやるけど出ない」と私
「はい!」と假屋崎
今でもテレビを見るとあのときの初々しい
假屋崎省吾を思い出すことがある
Posted by かとうさとる at 23:09 | Comments(0) | 美術・博物館+ギャラリー