2017年04月10日

今年も猿投の里に桃源郷が帰ってきた



豊田市はトヨタの本社があることから
近代的な工業都市を
イメージされる方もいると思うが

今から100年程前、ロンドンで
霧の画家として名声を博した牧野義雄は
ふるさとの情景を次のように書いています。






  牧野義雄が描いたふるさと擧母の風景
  正面の大きな山が古くから霊山として崇められてきた猿投山



【私の生れ故郷は、日本の擧母です。
三河地方のそれはそれは小さな山村の村です。

それで、あたりの景色はとても美しいのに
擧母を通りかかる旅人にしても
草鞋を脱ごうとしません。

魅力的な景勝の地にと欠かない日本では
私の故郷などものの数にも入りません。

それでも、もし仮に、英国か米国に
擧母が置かれていると仮定してみましょう。

美しい擧母の景色ゆえに
きっと有名になったはずです。
何と言っても自分の生れ故郷です。

それだけで私は私なりに
擧母を大いに誇りに思っております。】



その牧野義雄が描いた猿投山南山麓一帯に
今年も桃源郷が帰ってきた










猿投の桃と言えば
舞木の集落がよく知られているが
舞木の西、乙部の丘陵地もお薦め

週末あたりになれば
梨の白い花も見頃になるため
桃の花と梨の花のグラデーションは必見

  




  こちらは県緑化センターの雪柳の雲海


桜と雪柳と桃と梨とツツジとレンギョ―
山笑う季節もすぐそこにきている

いま猿投の里は
花木の饗宴でまさに桃源郷そのもの
こんなチャンスを逃したらもったいない
是非お出かけを!
  


Posted by かとうさとる at 23:02 | Comments(0) | とよた風土記

2017年04月10日

桜をいける








いけばなをはじめて約半世紀になるが
桜をいける機会は意外と少ない


手に余るというのが理由だが
そろそろ桜と向き合わないと
間に合わなくなってしまう


先ずは手はじめに
軽~く





  花:桜、花桃、椿、松ほか
  器:鉄器
  場所:大割烹だるま
  


Posted by かとうさとる at 02:49 | Comments(0) | 花日記