2014年07月16日
豊田市美術館で生誕百年髙橋節郎展はじまる
近場にお洒落な美術館がある幸せ
名誉市民で文化勲章を受章した
漆芸家・髙橋節郎先生(1914-2007)の
生誕百年を記念した展覧会が
豊田市美術館の
髙橋節郎記念館ではじまった

豊田市美術館の彫刻テラス

豊田市美術館の髙橋節郎記念館

写真は先生からサインをいただいた
アート・トップ#152「髙橋節郎の宇宙」より転載
髙橋先生は
長野県南安曇郡北穂高村
現在の安曇野市に生まれる
東京美術学校(現東京芸大)で漆芸を学び
卒業後は文展(現日展)
現代工芸美術家協会を中心に作品を発表
日本芸術院会員、文化勲章受章など
日本を代表する漆芸家として
活躍したのは周知のとおり
髙橋先生がつなぐ
豊田市と穂高との縁
経緯は省くが
髙橋先生と豊田市の結びつきは
先生と親交深かった
小原和紙の加納俊治先生とのご縁で
1984年、代表作品75点を寄贈
翌85年、豊田市は漆芸の振興を図る
(財)髙橋記念芸術振興財団を設立
こうした豊田市と髙橋先生との関係は
「豊田市民山の家リゾート安曇野」を
穂高に建設するなど
穂高町との友好関係に発展
現在に至っている
生誕百年髙橋節郎展は
安曇野髙橋節郎記念美術館と協働

生誕百年髙橋節郎展のチラシ
本展も安曇野髙橋節郎記念美術館との
協働で実現したもので
色漆を用いた初期作品から
原始の創世記に誘うファンタジックな
「漆と鎗金」によるシリーズ作品など
時系列にわけて代表作品を網羅
また未発表の原画や書簡なども併せて公開
現代に生きる漆芸美の可能性を求め続けた
髙橋芸術の全容にせまるもので
本邦初公開
棺の蓋をして
初めてその人の真の値打ちが決まることを
「蓋棺事定」というが
アップした写真にも
「右へ行くと平面、左は彫刻的
そして上は詩の世界」とあるように
多様な表現の全てが
髙橋節郎という美の巡礼者の物語に結実
幸運にも髙橋芸術に出会っている
私たちにとってはより深く
初めて出会う若い人たちにとっては
日本美の誇りとして語り継がれることは
想像に難くない


生誕百年髙橋節郎展のチラシより
地元にいて
こんなチャンスを逃す手はない
同時開催の企画展「ジャン・フォートリエ」
「世紀転換期のドイツ語圏雑誌デザイン」
夏休み子どものプログラム「こじまひさや」
も必見
■会期⇒9月15日(月・祝)
■休館⇒月曜日
■時間⇒午前10時~午後5時30分
■問合せ⇒豊田市美術館☎0565-34-6610