2012年06月09日
消えた伝統芸能~小田木人形座~
文化証言記録映像
「消えた伝統芸能~小田木人形座~」
貸出し始まる
豊田市視聴覚ライブラリーでは
毎年度、地域の伝統文化や伝承行事を映像で記録する
『文化証言記録映像』を手作りで制作している
このほど最新作「消えた伝統芸能~小田木人形座~」が完成し
市民向けに貸し出しを始めた
■タイトル⇒消えた伝統芸能~小田木人形座~
■時間⇒11分
■貸出し⇒VHS・DVD

紀要小田木人形座の表紙(昭和54年小田木人形保存会発行)
小田木人形座は江戸時代中期
稲武地区の小田木集落に伝えられた人形浄瑠璃

小田木人形座より人形舞台の復元図
神社境内には人形舞台が設けられ
農村歌舞伎と同じように神社の祭礼などで奉納されていたが
明治8年「村中倹約申合」の取り決めにより
村人自らその歴史に幕を閉じた
現在、小田木人形座のカシラと衣装は
愛知県民俗資料文化財に指定され
稲武の郷土資料館「ちゅ~ま」で常設展示されているため
いつでも見ることができる
小田木の人形座を復活させよう

山裾の杉木立の中の社が小田木人形座が奉納された小田木八幡神社
12日(火)夜、稲武交流館で農村舞台アートプロジェクトの
地元説明会を予定している
地元のコンセンサスが正式に得られた段階で報告するが
この幻の小田木人形座を復活させよういう動きが本格化してきた
こうした地元の動きを後押しするため
今年の農村舞台アートプロジェクトは
稲武地区を中心に実施することが決まった

小田木の人形座が奉納された小田木八幡神社
境内を旧中馬街道が通り難所の伊勢神峠を前に
旅人が無事を祈願したことは想像に難くない
左の木組みの建物は今回のアートプロジェクトで
私がインタレーションを予定している
人形舞台の廃材を使って建てられた遺構
小田木人形座を想に描いているが
どんな作品になるか楽しみ
余談に逸れたが
「消えた伝統芸能~小田木人形座~」
を借りたい方はこちら
豊田市視聴覚ライブラリー
■住所⇒〒471-0023 豊田市挙母町3-59
■時間⇒9時~21時
■休館日⇒月曜日
■電話⇒0565-33-0747