2012年06月05日

弾が当たらない場所から鉄砲を撃つな!






スクラップもそろそろ潮時か

塵も積もれば山となるというが
押し入れを開けると年代物の京都の花の栞社のいけばな雑誌から
美術手帳、芸術新潮、朝日ジャーナルまで
廃品回収業者のように重ねられている始末

そんな中でも一番嵩張っているのが新聞のスクラップブックで
そろそろ廃棄する時期がきたようだ






バレエの森下洋子は「稽古を一日休むと自分にわかり
二日休むと仲間にわかり、三日休むとお客さんにわかる」と
稽古の重要性を説いている

意味は違うがスクラップも同じで
その日の内にスクラップしないと難儀で大変

そんな新聞大好き人間の私が「ブルータスお前もか」と
スクラップする気力も萎えさせるから
朝日も墜ちれば墜ちたもの



ブルータスお前もか





日経や読売や産経が消費増税の音頭をとるのならわかるが
朝日の前のめりは異常(何があったのか知らないが)

確かに「耕論」や「記者有論」で消費税の問題点も指摘しているが
アリバイ工作がミエミエでやることが姑息



極めつけが
5月20日のこの社説







軽減税率は線引きが難しいから将来の課題にして
早く消費増税を決めよ!というもの




弾が当たらない場所から
鉄砲を撃つな!







星浩は朝日の編集委員の中で最も知名度の高い一人で、温和な物言いに茶の間のファンも多いのではないか。私もファンの一人だったが、『政治考』シリーズの星浩を通読して絶句!

『メディアにも「歴史的使命」』(5月15日号)の末尾は最たるもので、【消費税よりも行革や経済成長を優先すべきという政治家は、行革や成長の中身を具体的に示して、国家債務をどう減らすのか、その道筋を示してほしい。メディアは様々な案を吟味して正確に論評する。】と星浩。






挙句の果てが「政治の質を上げるために論を張る」と星浩
彼は何か勘違いしているのではないか

ほとんどの人がそうだと思うが
何が何んでも消費増税に反対しているのではない

「信なくば立たず」という言葉が全てで
一番大事なことがわかっていない!

朝日のファンだけに残念

  


Posted by かとうさとる at 21:05 | Comments(0) | らくがき帖