2014年03月05日
鈴木五郎五利部展が東京⇒大阪⇒名古屋を巡回

鈴木五郎五利部展カタログ表紙
「五利部」とは
古希を超えてなお作陶の高みに挑み続け
現代の織部と畏敬されている
豊田市出身の陶芸家鈴木五郎さん
「五利部」とは鈴木五郎の「五」
千利休の「利」、古田織部の「部」から命名したもので
もちろん五郎さんの造語だが
一つの器の中に、志野、黄瀬戸、織部のほか
鳴海オリベ、鉄絵オリベ、天然呉須、青瓷など
釉薬・焼成方法までも異なる技法を同時に用いた
唯一無ニの作品シリーズ
複数の技法によって
千利休や古田織部が謳った美にオマージュを捧げ
現代の陶芸界に一石を投じる五郎ワールドは
いつも驚きの連続
鈴木五郎五利部展は
美術画廊の老舗高島屋美術部が総力をあげて
この「五利部」シリーズを世に問うもので必見
会期は
■高島屋日本橋店美術画廊⇒3月12日(水)~18日(火)
■高島大阪店美術画廊⇒4月23日(水)~29日(火・祝)
■ジェイアール名古屋タカシマヤ美術画廊⇒5月7日(水)~13日(火)
五利部展の前にブログでプレビュー
とくとご覧あれ

鈴木五郎五利部重筥

鈴木五郎五利部ドラ鉢

鈴木五郎五利部茶碗

鈴木五郎五利部茶碗

鈴木五郎五利部大壷

鈴木五郎五利部手鉢
もしかしたら
五郎さんに会えるかも

鈴木五郎さんの近影
鈴木五郎さんは
日本の陶芸界でも傑出しているため
豊田とは無縁と思っている人がほとんどだが
事実は小説より奇なり
市内の千足町に生れ
現在も瀬戸の赤津と接する猿投山北東の折平に工房を築くなど
文字通り豊田の人
藤岡飯野の喫茶店「十字路」によく出没するため
もしかしたらカウンターで
コーヒーを飲んでいる五郎さんに会えるかも
作品を観たい人は
若宮町のZENTショールームに
世界の焼き物の常識を覆した
鈴木五郎さんの大壷が常設展示されている
Posted by かとうさとる at 15:23 | Comments(0) | アートの現在