2013年11月26日
いけばなは組み合わせる形が何かを表現する
だれもいない足湯で
時計の針が止まったみたい



家から石畳の足湯まで車で20分ほど
石畳は柿野街道にそってひらけた集落で
西にひと山越えると瀬戸の赤津
北にひと山越えると岐阜県の旧柿野村
だれもいない足湯で時計の針が止まったみたい
ぶらりぶらり家路



道端で草木花を採集

いけばなは、彫刻や他の造形芸術などと違い
自然の形をすでにもった、草木花を素材としています。
だから、他の芸術のように
自由に作者のイメージするものを形に表すことができません。
一つの花は、余りにも、花という形をもちすぎているからです。
自由に形を作ることはできなくても
組合せによって一つの形を作ろうとします。
この場合、花材は、無秩序に組み合わされるのではなく
組み合わせる形が何かを表現するのです。
(北條明直著作集1「いけばなとは何か」より転載)
Posted by かとうさとる at 20:16 | Comments(0) | 花日記