2012年03月20日

猿投窯の山田和俊さんは人生の師










でも問題は私の不遜さ


道に迷ったとき背中で灯りを燈してくれるのが
猿投窯の山田和俊さん

山田さんは、亡くなった陶磁研究家の本多静雄さんや加藤陶九郎さんも
度々陶房を訪れて親しくされていた半農半陶の陶芸家で
そんな山田さんを私は人生の師と勝手に決めている

問題は私の不遜さで
今日(19日)も山田さんの陶房に白玉椿が咲いていたのを想い出し
例によってアポなしで訪ねた

「今日は何んだん」と笑顔で山田さん
「椿を一枝伐らして」と私

「いいよ、いくらでも伐っていきん」
「よかったらついでに野菜をもっていくかん」と山田さん



猿投窯の山田和俊さんは人生の師


「今度は筍のときにくるから」と私
「いつでもおいでん」と山田さん
これが人生の師に対する態度だから苦笑するしかない



猿投窯の山田和俊さんは人生の師



上の写真は山田さんからいただいた採れたての野菜
さて、どうしよう(調理の仕方がわからない)

ちなみにいただいたのは
白菜、ホウレンソウ、ネギ、玉ネギ、椿




山田和俊さんは人が良すぎ


これまで山田さんからいただいたのは
野菜だけではなく大事な作品も
中には私が秘かに山田さんの代表作の一つと思っている
高価な茶碗もあるから山田さんも人が良すぎ




猿投窯の山田和俊さんは人生の師


窯焚きから窯出しまで山田さんとのお付き合いは40年近くなる
多分身近で一番よく作品を見続けてきた一人ではないか

そんなわけで山田さんの「代表作品を選べ」と言われれば
空で20点近く挙げることができる

上の「紅釉窯変茶碗」は猿投古窯様式の穴窯で
三日三晩焚き続けてとれた茶碗で私が選ぶ代表作品の一つ

あるとき「いい茶碗だね」と見ていたら
焼き芋を包むように新聞紙にくるんで
「よかったらあげるでもっていきん」と山田さん

「大事に使ってくれん」という意味と
勝手に解釈していただいたが、私はまだ使いきれていないため
大事に育ててくれる人が現れたら、山田さんの話をして譲るつもり



猿投窯の山田和俊さんは人生の師


紅釉窯変茶碗の側面






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Posted by かとうさとる at 03:05 | Comments(0) | らくがき帖
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