2012年01月16日
世界に広がる付け句の輪
気分転換に
正月の残り花を寄せ集めて遊ぶ
いけばなは植物と遊ぶ術と言った人がいるが
下手でも楽しいから術まで入ったら
どんなに気持ちがいいことか

花⇒柳、松、蠟梅、木瓜、南天、藪椿、千両
カサブランカ、アンスリウム、グロリオ―サ
器⇒吉川正道
場⇒自宅玄関
世界に広がる付け句の輪

地元のオピニオン紙「矢作新報」に月イチで掲載している
コラム「とよたの定点観測」
豊田市はトヨタ自動車の発展とともに多くの才能が移り住んだ。小学館児童雑誌の編集者を経てトヨタマンと結婚した矢崎藍さんもそんな一人。
80年から作家生活に入り、ベストセラーになったデビュー作「ああ子育て戦争」をはじめ、教育や家族をテーマにした作品で知られている。
矢崎藍さんのもう一つの顔が連句のジャンヌダルク。私が勝手に付けたものだが近代文芸の流れから取り残された連句に、コミュニケーション文芸という新たな生命を与えた藍さんに似合いのネーミングと思うがどうか。
余談に逸れたが、そんな矢崎藍さんがライフワークとしているのが連句の付け句で、去年の今頃(新春)だったと記憶しているが、藍さんから「どうしよう」と電話が入った。
話を伺うと、99年1月連句のホームページをひらき、BBS掲示板に前句を載せたところ、はじめは連句会仲間で付け合いをしていた付句の輪が広がり、気がついたら十万句を越えてしまったとのこと。しかも日々刻々投句が増え続けているというから、「どうしよう」と藍さんがとまどうのも納得。
「先ずはギネスに登録してみんなに知らせたら」と私。「そんなことをして意味はあるの」と藍さん。中略するが最後は私も「どうしよう」とギブアップしてしまった(笑い)。
平安時代の末、短連歌が三句、四句とつながり鎖連歌(長連歌)に発展したが、平成の付け句の輪はネットをとおして世界につながり世界最長の鎖連句に。
ギネスのことはさておいて、この鎖連句は矢崎藍さんとその仲間のころも連句会の手により、一巻一万句、十巻の版下原稿となってまとめられた。
このまちにはまだまだ素晴らしい人たちがいる。そんな人たちを一人でも多く紹介できればと思っている。
Posted by かとうさとる at 02:07 | Comments(1) | らくがき帖
この記事へのコメント
初めまして!
こちらから矢崎藍さんちへ飛んで行ってきました
生け花は全くだめなのですが、花が大好きなので、これからも寄らせて下さい
グロリオサは拙庭に雑草のごとく、あちこちに生えてきます
こちらから矢崎藍さんちへ飛んで行ってきました
生け花は全くだめなのですが、花が大好きなので、これからも寄らせて下さい
グロリオサは拙庭に雑草のごとく、あちこちに生えてきます
Posted by 豊田の和ちゃん at 2012年01月16日 08:14