2010年09月08日
ナラ枯れ前線東進中
今日は白露
白露は二十四節季の一つで、草花に朝露がつくようになることから
名づけられそうだが、昔の人の観察力に脱帽!
そこで脱帽ニ題
脱帽と言えば、「-高齢化社会を迎え、社会は老いと障害の現実に直面することになる。しかしながらアートの現実は相変わらず自己中心的な表現に止まっている-」と「日々是美術批評」に記した美術評論家の鈴木敏春(NPO法人愛知アートコレクティブ代表)さんに脱帽。
ナラ枯れ前線東進中

北岡明彦さんの説明を聞いて
眼から鱗
もう一つ脱帽したのが上の写真の「ナラ枯れ」を調査しているという豊田市森林課の北岡明彦さん。「ナラ枯れ」というのは、ミズナラ、コナラ、アベマキなどの里山の樹木が紅葉したように枯れていく現象で、私は全国各地で松を枯らしたマツクイムシを思い出して心配していたが、北岡明彦さんの説明を聞いて眼から鱗。
(以下は矢作新報の取材記事から転載)
「ナラ枯れを大きな問題とは考えていません。逆に順調に植生遷移が進んでいると言えると思います。森の800年の歴史の中でマツが枯れ、ナラ類が枯れていくのは自然現象の一つなんです。カシノナガキクイムシ(ナラ枯れの犯人)の防除方法も開発されていますが、人間が自然現象に立ち向かっても止められるものでもないし、多額の税金を投入して駆除すべきものではないと思います」と北岡さん。
「地域づくりで里山整備に汗を流している人たちにしてみれば大問題」と突っ込む記者に対して、「それで薬剤散布をするのは本末転倒だと思います。カシノナガキクイムシは、もともと日本にいた虫で、生態系の中に位置づけられているんですから」と平然。
まだまだ私は甘い
Posted by かとうさとる at 03:24 | Comments(0) | らくがき帖