2013年05月11日

「あまちゃん」もいいけど「妻はくノ一」が切ない
















自分で自分を笑ってしまう







机周りがだんだんゴミ屋敷化してイライラ。
バレエの森下洋子は
「稽古は一日休むと自分にわかり
二日休むと仲間にわかり
三日休むとお客さんにわかる」
と稽古の大事さを記した。

今夜も農村舞台アートプロジェクトの委員会があるが
今の私は、一事が万事で思考停止。
森下洋子に倣って言えば
三日目どころか三カ月で瀬戸際。

思わず愚痴ってしまったが
よく考えたら私の道はこんなアホなことの繰り返しで
自分で自分を笑ってしまう。



こんなときは話題を変えて
NHKプレミアム「妻は、くノ一」





朝日新聞土曜版beより転載


『妻は、くノ一』は
風野真知雄の同名の時代小説をドラマ化したもので
毎週金曜日午後8時からBSプレミアムで放映中(連続8回)





飄々とした癒やし系の雙星彦馬を演じるのは歌舞伎役者の市川染五郎。

物語は幕末、平戸藩の御船手方書物天文係・雙星彦馬は
三度の飯より星を見るのが好きという変り者。





織江を演じるのは女優の瀧本美織(写真右)
左は織江と母親の乳をわけあった同じ忍びのお蝶を演じる黒川智花。
主から彦馬暗殺を命じられるお蝶と彦馬を守る織江の対決は忍びの定めとは言え惨い。


そんな彦馬のもとに美しい嫁・織江がやってきた。
彦馬は生涯大切にすることを誓うが新妻はわずかひと月で失踪。
織江は、平戸藩の密貿易を怪しんだ幕府が送りこんだくの一だった。
そうとは知らず、彦馬は失踪した妻を捜しに江戸に旅立った。

果して二人を待ちうける運命は…
というのが物語の大筋で説明は省くが
回を重ねるごとにハラハラドキドキ。

アクションとサスペンスと切なさは
ヒチコック映画を彷彿させて掘り出し物。





開国をもくろむ平戸松浦家元藩主松浦静山を演じる田中泯。
田中泯は日本を代表する舞踊家で山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」で映画初出演。
物語の底が見えないのは松浦静山という男のいい意味での不気味さで
田中泯の圧倒的な存在感は説明不要。




物語はいよいよクライマックスへ





左は彦馬に対する一途な思いを母の雅江(若林麻由美)に告げる織江。
昔は、こんな姿で家事をする女の人をよく見かけたが
最近ではとんと見なくなってしまった。


次回あらすじ
静山の立場を危うくする書物を妻の織江が盗んだことを知った彦馬は
静山の窮地を救うために知恵を絞り、あることを思いつく。
一方、織江の彦馬に対する愛の深さを知った母の雅江は
娘とともに忍びを抜け出すことを決意する。(次回予告より抜粋)

次回の第7回「身も心も」は
5月17日(金)午後8時からBSプレミアムで


















  


Posted by かとうさとる at 14:16 | Comments(0) | らくがき帖