2015年04月27日

吉川正道さんがJR名古屋タカシマヤで個展







お友だちを誘って是非


明後日、29日金曜日から
このブログでもたびたび取り上げている
常滑の吉川正道さんの展覧会が
JR名古屋タカシマヤ10F美術画廊ではじまる





吉川さんは現代陶芸の人気作家の一人で
気さくな人柄から陶房はいつも千客万来

会場で吉川さんを見かけたら
「吉川さんですか?」と一声かけてください
フレンドリーの吉川さんのファンになること請け合い
お友だちを誘って是非


■会期:4月29日(水・祝)→5月5日(火・祝)

■会場:ジェイアール名古屋タカシマヤ10階美術画廊

■時間:午前10時~午後8時、最終日は午後4時閉場



参考までに
市内でも見られる
吉川さんのオブジェ↓





理屈が多い世の中
意味のないものの面白さに出会うのも大事

中部国際空港のエントランスに
吉川さんの巨大な「だんご」が設置されているが
この「だんご」は中部国際空港に先駆けて
吉川さんが初めて制作したもの

場所は(財)海外技術者研修協会中部研修センター
本館エントランス(豊田市浄水町)




こちらは
吉川さんの青磁「おもたばち」に活けた
ハラン↓





雑誌の掲載用に活けたハラン(1986年)












  


Posted by かとうさとる at 21:44 | Comments(0) | アートの現在

2015年04月26日

水口祭り








全ては聖なる水を
汲むことからはじまる






  木瀬の大沢不動の滝


田んぼに水がひかれ
農家は苗代の作業で忙しそう

先人は苗代に籾をまく前に
一年の豊作を願って水口にツツジなどの枝を立て
酒や焼き米をお供えして
一年の豊作を祈った

こうした習俗(水口祭り)が
大陸からやってきた
仏様にお花をお供えする儀式と溶け合って
いけばなという様式に発展したのは
想像に難くない


早乙女




  花:ツツジ、蒲の葉
  器:永井昌先生にいただいた自作の小鉢

  永井先生は元校長先生で
  実父は小説「義人・飯野八兵衛」の著者、長居紀章氏



私が子どもの頃は
田植えの時期になると
小学校が農繁期で休校になったから
昔はのどかなもの





  


Posted by かとうさとる at 20:21 | Comments(0) | 花日記

2015年04月26日

最終電車を待つホームは人生いろいろ






カッコいい年寄りは反面教師





  4月22日朝日新聞より転載


北野武監督の最新作
『龍三と七人の子分たち』の番宣のような記事で軽すぎだが
最近、不良の年寄りがトレンディーなのか
「三匹のおっさん」(テレビ愛知)
「かぶきもの慶次」(NHK木曜時代劇)など
年寄りがカッコいい

多分、カッコ悪い年寄り(権力者)が多いから
みんな理想化(反面教師)しているのではないか



そんなわけで
私も軽~く一杯





そんなわけで
過日、私も「三匹のおっさん」を真似て
馴染みの「たけ橋」で軽~く一杯






二軒目の「大割烹だるま」は肴はもちろんだが
全国各地の名酒が楽しみ

お客さんが帰ったあとは
例によって大将(右)、大女将(左)
若大将(板長)と若女将を交えて打ち上げの酒宴

余談にそれるが「だるまチェーン」の創業者(大将の父)は
JRAの有馬記念を勝った「ダイユウサク」の内藤調教師の実兄で
大将と大女将が内藤調教師の最後を看取ったと聞いて
えっ!と絶句

大将のファミリーが預かっている競馬資料は
この夏、「かわら美術館」で計画されている
高浜市制45周年記念企画展
「馬たてまつる-埴輪からおまんと、競馬-」に
出品されるというからこちらも楽しみ





ホームの端に千と千尋の神隠しの「顔なし」が
立っているように見えたが
最終電車を待つホームは人生いろいろ  


Posted by かとうさとる at 03:03 | Comments(0) | らくがき帖

2015年04月23日

花は彩り








花楓





錦秋の楓もいいが
目に青葉山ホトトギス初鰹
花楓に勝る青葉なし



花は彩り





  花:ガーベラ、ハンノキ
  器:黄色いマグカップ
  花留め:オアシス  


Posted by かとうさとる at 15:08 | Comments(0) | 花日記

2015年04月22日

つどいの丘のキリシマ明日からライトアップ





今年も「つどいの丘」に
キリシマが戻ってきた






トヨタ労連の「つどいの丘」の
キリシマツツジが開花

明日からライトアップも始まるというから
楽しみ






つどいの丘の配置図と
キリシマツツジの見どころ



場所はこちら↓




市中心市街地から国道419号を
県緑化センター目印に小原方面に北上
右側に「つどいの丘」の看板アリ
  


Posted by かとうさとる at 17:55 | Comments(0) | フォト歳時記

2015年04月20日

碧南市藤井達吉現代美術館で竹内栖鳳展はじまる












歴史的街並みを修景した
碧南市藤井達吉現代美術館





  碧南市藤井達吉現代美術館の外観 
 

総務省のまとめによると全国の自治体で
取り壊しを検討している公共施設が12000棟余を数えるとのこと
人口減少や老朽化で利用が減っていることが主な原因だが
環境の時代を先取りした再利用に向けた
知恵を絞ってほしいもの





  正面に見える太鼓堂は新宗大谷派西方寺
  右は酒造蔵を移築改造した国登録有形文化財の九重味醂大蔵



モデルの一つになるのが碧南市藤井達吉現代美術館だ
旧商工会議所を再利用し賑わいを取り戻すとともに
蓮如上人ゆかりの「寺町」という歴史的街並みに新たな景観を修景
数々の賞を受賞したのは周知のとおり



その碧南市藤井達吉現代美術館で
生誕150年を記念した
竹内栖鳳展がはじまった










  上は竹内栖鳳展のチラシと内覧会のスナップ



竹内栖鳳はこんな人↓




  竹内栖鳳と記念展の概要を記した案内状


竹内栖鳳については
「東の横山大観、西の竹内栖鳳」
という切り口で語られることが多く
それだけでわかったつもりでいる人も多いのではないか
私もその一人だが先入観ほど怖いものはない





  雪中躁雀図(1899年頃)の部分
  ※作品はいずれも竹内栖鳳展図録より転載


本展は
Ⅰ 初期 棲鳳時代(1900年頃まで)
Ⅱ 風景画を描く
Ⅲ 西洋との対決
Ⅳ 動物画の名手-鳥
Ⅴ 動物画の名手-様々な生き物
Ⅵ 希少な人物画
Ⅶ 身近な作品を通して
の各章にわけて栖鳳の画業を紹介





  鵜飼図屏風(1909年頃)の部分


オープニングの式典のあと会場を一巡したが
画業が多岐にわたり栖鳳を一口で説明するのは無理
こんなときはパンフレットを再読するしかない

パンフによると
栖鳳は四条派の技法を徹底的に学んだ上に
古画を大量に模写することによって研鑽に励み
四条派のみならす狩野派、丸山派などの伝統技法を習得

その変幻自在な表現から「鵺」と揶揄されたというが
いつの時代も天井の扉を開ける人間の宿命




  二龍争珠(1940年)


1900年(明治33)
好奇心旺盛で進取の気性に富んだ栖鳳は
伝統的な日本絵画の枠組みにおさまることなく渡欧

ヨーロッパの芸術に大きな感化を受けた栖鳳は
帰国後、その技法を巧みに取り入れた日本画の創出に
取り組んだというが、上の「二龍争珠」は
栖鳳の到達点であるばかりでなく
日本絵画の到達点の一つに挙げてもいいのではないか

見開きのため図録をコピーできなかったが
初期の「秋冬村家図」屏風(1896年)の凛とした静けさも必見


会場マップと問合せは↓






大浜てらまちの散策もお薦め

私たちの世代にとっては「大浜」と聞くと
琴線に響く人も多いのではないか

平均的な挙母の子どもたちにとって
海水浴と言えば新須磨、玉津浦と決まっていた

臨海学校も玉津浦だった
残念ながら今は埋め立てられて
往時を偲ぶよすがもないが
今でも目を閉じると白砂青松の海原が目に浮かんでくる





「大浜てらまち散歩地図」は
美術館にも置いてあるため携行すると便利




  


Posted by かとうさとる at 00:25 | Comments(0) | 美術・博物館+ギャラリー

2015年04月18日

グロリオサ








花言葉は「栄光」ほか


朝、目がさめると
日差しが光背のように
グロリオサを包んでいた








  グロリオサはお祝いや大切な人に贈ると粋でオシャレ

  水揚げ:水切り
  場:自宅居間  


Posted by かとうさとる at 15:49 | Comments(0) | 花日記

2015年04月17日

野山はいままさに山笑う
















  猿投山のビューポイント西中山の大池
  白く見えるのは山桜





  山桜は炭焼きの材料になったというが
  これだけ多ければ納得
  まもなく野山は藤の季節に移る
  


Posted by かとうさとる at 22:23 | Comments(2) | フォト歳時記

2015年04月17日

ぶんかの定点観測#51












民芸館で名誉市民
本多静雄コレクションⅣ開催中


山笑う季節
行楽に出かける人も多いと思うが
平戸橋一帯は古くから山地水明の景勝地として有名

馬場瀬古墳群から土場(川湊)の遺構
枝下用水や越戸ダム、前田公園など
近代の産業遺産から民芸館まで
辺りは文化資源を露天掘りするようなもので
事前に学習してから出かけると楽しさも倍増

何と言っても近いのがいい
この機会に是非お出かけを





  近江商人の西澤真蔵が開削した枝下用水取水口  
 



  地元のオピニオン紙に月イチで連載しているコラム
  目の良い方はどうぞ


  


Posted by かとうさとる at 22:03 | Comments(0) | とよた風土記

2015年04月17日

NHK朝ドラ「まれ」に嵌っている














民放のプロデューサーが見たら
腹が立つだろうな



石川県能登半島の輪島市を舞台に
ヒロインの稀(まれ)が菓子職人(パティシェ)になる夢を目指して
奮闘する姿を描くNHK朝ドラ「まれ」に嵌っている





  画像は全てNHKオンデマンドから接写



ヒロインの津村稀を演じる土屋太鳳は
「花子とアン」で花子の妹役のほか多くのNHKドラマに出演

今回のヒロイン役はこうした貢献度に対するご褒美のようなもの
「NHKも身内に甘い」と冷ややかに見ていたがさすがNHK
慧眼に感服するしかない





「まれ」は、土屋太鳳らフレッシュな青春群像に
田中泯、田中裕子、常盤貴子、大泉洋、中村敦夫ほか
芸達者な役者が脇を固めるなど贅沢な布陣で
民放のプロデューサーが見たら腹が立つだろうな

「一将成って万骨枯る」にならなければいいが
と、心配になってくる



その「まれ」で
中村敦夫の言葉に一瞬息をのんだ


16日放送の「まれ」で
「ロールケーキ甲子園」北陸予選で審査員から酷評された希を
希の 同級生が輪島塗師の祖父の言葉を引用して励ました

その時「歴史が動いた」風に言えば
希の心の中でパティシュエに向けた夢と覚悟が
大きく回り始めた一瞬のように見えた





漆は嘘をつく
何べんも何べんも
漆を塗り重ねてホンモンになるが
手抜きしてとりあえず
上からキレイに塗ってしまうと
パッと見はわからん






騙そうと思えば騙せる
だから騙したらだめだ
見えんと思って嘘をついたらだめだ
これが輪島塗だ


の、言葉に一瞬
息をのんだ

「漆」を「いけばな」に置き換えると
その意味がよく分かる
















  


Posted by かとうさとる at 04:29 | Comments(0) | らくがき帖

2015年04月14日

まだ間に合う稲武の桜









大安寺の枝垂桜

先のブログで桜前線は伊那谷を北上中と記したが
まだ間に合うのが長野県に接する
稲武地区大野瀬の大安寺の枝垂桜







  大安寺の枝垂桜







  大安寺の前を流れる根羽川は渓流釣りの名川



大安寺の場所は↓




  マップの右上が大安寺の枝垂桜


  


Posted by かとうさとる at 07:43 | Comments(0) | フォト歳時記

2015年04月14日

伊那谷の春に舞う黒田人形






桜前線は伊那谷を北上中





一昨日、小田木人形座準備会のメンバーと
黒田人形浄瑠璃の下黒田諏訪神社春季禮祭奉納定期公演に
足を運んだ





桜前線は伊那谷を北上中で
稲武から根羽村、平谷村、阿智村から飯田まで
R153は桜街道を行くようなもの





こちらは桃の果樹園
とよたも桃源郷では負けていないが
伊那谷は背景が雪山でロケーションは上





こちらはリンゴの花の蕾



下黒田諏訪神社に到着↓









国選択無形民俗文化財黒田人形浄瑠璃は
元禄年間に飯田市上郷黒田に伝えられた伝統芸能で
氏神様を祀る下黒田諏訪神社境内には
国内最大規模の国指定重要文化財の人形専用舞台がある

普段はクローズされていて内部を見ることはできないが
年に一度、黒田人形春季禮祭奉納定期公演でお披露目されるため
各地から人形ファンがかけつけ
境内は祝祭一色

御神酒の披露で小田木人形座の名も
まだ半人前だが天下の諏訪大明神から
御墨附きをいただいたみたいで
嬉しいやら照れくさいやら複雑系で微妙



幕開けはお決まりの
壽式三番叟↓










見たとおりで説明省略


二番は
観音霊験記壺坂寺の段↓





観音霊験記は
盲人の座頭沢市とその妻お里の夫婦愛を描いたもので
三波春夫の歌謡浪曲でおなじみのためストーリーは省略

場面は谷底に夫、沢市の死骸を見つけた妻のお里が
共に死のうと谷間に身投げするクライマックス

客席から見るとお里が本当に身投げするため
「どうなっているのかな」と社殿の石段を上がると
黒子が風呂敷を広げてスタンバイ
舞台裏はみんな大変


大人に交じって
中学生も練習の成果を披露↓







地元の高陵中学校黒田人形部は
「生写朝顔日記宿屋より大井川の段」を上演

どの伝統芸能も後継者の育成が課題になっているが
黒田人形は地元の中学校と協働して後継者を育成
地域の誇りとなっている証で
黒田人形のメンバーに若い人が多いのも納得


フィナーレは
絵本太功記十段目尼崎の段↓





絵本太功記は豊臣秀吉の「絵本太閤記」を戯曲化したもの
ストーリーは省くが写真は久吉(羽柴秀吉)を討とうとして
誤って尼となった皐月(光秀の母)を刺してしまった場面

このあと深傷にもめげず武士の道を説いて光秀を諌めるシーンが
出てくるが思わず落涙





太夫は高田正男黒田人形保存会会長
高田会長の名調子を楽しみに通い詰めている
ファンも多いというが納得













絵本太功記十段目尼崎の段は
9月、小田木八幡神社で上演を予定
あとは小田木でどうぞ!
  


Posted by かとうさとる at 06:22 | Comments(0) | 農村舞台

2015年04月11日

いけばなは空間のドローイング





いけばなは

花を一種類だけでいけるとはかぎらない

いろいろの花からほしいところをとりだして

その組み合わせから一つの作品としてのまとまりを表現するのだ

だからその組み合わせや

部分のとりあげ方で結果は変幻自在なものになる

だから

わたしは

いけばなは花でなく

人であるというのだ

 (勅使河原蒼風「花伝書」より抜粋)









  花材:ハンノキ、ツツジ、ツバキ、アオキ
  器:高麗青磁(中島将大)
  場:自宅居間


  


Posted by かとうさとる at 23:43 | Comments(0) | 花日記

2015年04月10日

花に誘われて真生流いけばな展










昨日、「4月のお薦めガイド」で紹介した
真生流いけばな展に足を運んだ






おしゃれの基本は身の丈にあった手入れからはじまるというが
少し控えめな迎え花に真生流のいけばなに向き合う
真摯な姿勢が伝わってくるようで
「見させていただきます」と軽くご挨拶






  真生流家元、山根由美さんの作品


真生流は昭和2年
近代いけばな史に名をしるす山根翠堂が創流した流派
二代目家元は美術史家で琳派研究の大家として活躍した山根有三

現家元の山根由美さんは幼少よりこうした家系の薫陶を受けた
いけばなの申し子のような人で
気品のある花姿と山根さんの立ち振る舞いが重なり
山根由美ファンが多いのも納得









会場のマツザカヤホールは多目的のイベントホールで
いけばな展の会場としてはかなり厳しい空間だが
天井高を生かした吊り花を急所々に配した立体的な空間構成
一瞬クリスタルと見まごう花席の質感もオシャレ







真生流いけばな展は13日(月)まで
松坂屋名古屋店南館8階マツザカヤホール
問合せは真生流本部☎03-333-0605
  


Posted by かとうさとる at 15:48 | Comments(0) | いけばなから

2015年04月08日

桜が笑っている






「伐っていい」と言われたが
梶井基次郎は「櫻の木の下には屍体が
埋まっている」と書いた









  「好きなだけ伐っていい」と言われた
  小原の山内洋子さんの庭の枝垂桜







 


時と場所は
小原の農村舞台と決めているが
桜が笑っている


  


Posted by かとうさとる at 01:32 | Comments(0) | フォト歳時記

2015年04月06日

いけばなでお吸い物






さて、次はどうしょう






  花:アブラナ
  器:塗りの大椀




道端に咲いていた
アブラナを手土産に採集して帰宅

水揚げの処置をしてしばらくすると
アブラナがエビのように反り返って暴れだした

「わかったゞ」と私
塗りの大椀に吸い物のように盛り付けると
ようやく大人しくなったが
さて、次はどうしょう  


Posted by かとうさとる at 23:34 | Comments(0) | 花日記

2015年04月06日

猿投山南山麓は見渡す限り桃源郷
















今日は民芸館の企画展
本多静雄コレクションⅣ
「記念講演」に足を運んだ






  右奥の建物が講演会場の第三民芸館


演題は「本多静雄と画家・杉本健吉」
講師は木本文平碧南市藤井達吉現代美術館館長

木本さんは愛知県美術館当時から
愛知にゆかりの作家の研究や出来事を記録した
生き字引のような研究者で話も誠実

どの話も新鮮で面白かったが
中でも、杉本健吉が描いた名古屋能楽堂の「若松」は
当時、能楽界の天地がひっくりかえるほどの社会問題になったため
記憶している人もいるのではないか

私もプライベート通信に
この問題の顛末を記したが
本当の舞台裏は想像の域を出なかった
まさかその舞台裏が明かされるとは想定外で目から鱗




  講演会が終わって外に出ると雨も小雨に
  桜堤の向こうは矢作川



帰路は舞木~乙部の果樹園ルートで帰宅







  車の車窓から撮ったj舞木の果樹園





  こちらも車の車窓から撮った乙部の果樹園 


  


Posted by かとうさとる at 00:24 | Comments(0) | フォト歳時記

2015年04月03日

「午後まり」東海三県の変な連帯にビックリ








「夕刊ゴジらじ」のリスナーが
「午後まり」をハイジャック!




3月まで、NHK名古屋で東海三県向けのラジオ番組
「夕刊ゴジらじ」を担当していた神門アナが
全国放送のラジオ番組「午後まり」金曜日の担当に異動





  NHK「午後まり」ブログより転載
  右端が神門アナ




今日がその初回ということで
整体のリハビリの帰路
「午後まり」を聴きながらぶらりぶらり寄り道





  池のほとりで車を停めてラジオタイム



大相撲のご当地贔屓のようなもので笑ってしまうが
金曜日のパーソナリティーは海千山千の変なオッサンが二人

大丈夫かなと心配しながらスイッチを入れたが
「夕刊ゴジらじ」のリスナーが番組をハイジャック

袖すりあうも他生の縁というが
東海三県の変な連帯にビックリ(笑い)

  


Posted by かとうさとる at 23:52 | Comments(0) | らくがき帖

2015年04月02日

猿投山南山麓山笑う








  焼き物の原料となったサバ土が果樹に向いているのか
  猿投山南山麓は桃や梨や柿などの果樹栽培が盛んで
  今まさに花盛り



猿投古窯についてはたびたび記しているため省くが
須恵器の時代から鎌倉初期にかけて
正面に見える猿投山の西南麓一帯に(写真左)
1000基を超える窯が焚かれたというから驚く

その猿投古窯を代表する国指定の猿投灰釉多口瓶のルーツが
紀元前8~10世紀のペルシャ陶器にあったことは
前のブログで記したとおり

桃源郷のようなこの景色が
かってイスラムの文化圏とつながっていたと思うと
感慨もひとしお

  


Posted by かとうさとる at 20:12 | Comments(0) | フォト歳時記

2015年04月01日

4月のお薦めガイド












コンサート


■遠藤和プロムナードコンサート




遠藤和さんは
名フィルのコンサートマスターなどを経てソリストとして活躍
また音楽の伝道師としてクラシックの普及に努めるなど
当地を代表する音楽家の一人

プロムナードコンサートは、その遠藤さんがライフワークとして
取り組んでいるいる音楽活動でクラシック入門に最適でお薦め

■日時:4月4日(土)14:00開演
■会場:豊田市コンサートホール
■入場料:3,000円(全席自由席)
■問合せ:サロンド・トルテ遠藤☎0565-53-0301


展覧会など


■名誉市民本多静雄コレクションⅣ




本多静雄さんは
実業家で日本を代表する古陶磁研究家として活躍
「猿投西南麓古窯跡群(猿投古窯)」の発見者としても著名

膨大なコレクションは全て愛知県や地元の豊田市などに寄贈
県陶磁美術館や豊田市民芸館の基礎コレクションとなっている

コレクションの数が膨大のため体系的に整理されたものから
順次公開されているが今回の見どころは二つ




一つは紀元前8~10世紀のイスラムの多口瓶(写真上)
猿投古窯とペルシャ陶器がシルクロードを通してつながっているとを
証明するもので興味が尽きない





もう一つは松永安左エ門(耳庵)が寄贈した茶道具
耳庵は「本多君にやるのにつまらないものはやれないし
かといって良いものは惜しいなあ」
と語ったと伝えられているが
寄贈した茶道具はみんな一級品(写真上)
耳庵のプライドをかけた選択は気持ちがいい

■会期:5月24日(日)まで
■会場:豊田市民芸館
■問合せ:豊田市民芸館☎0565-45-4039


■NHK大河ドラマ花燃ゆゆかりの書




昨年9月、安倍総理が所信表明で紹介して話題になった
稲武の素封家古橋家が蒐集したコレクションの中から
維新を駆け抜けた群像の書をまとめて展示
大河ドラマのオールスターの揃い踏みで必見!

■会期:常設展示
■会場:古橋懐古館
■入館料:大人500円、小人200円
■問合せ:古橋懐古館☎0565-82-2100


■小川喜数・国亜起二人展




故小川喜数さんは小原和紙を代表する作家の一人
小原和紙という特殊性から全国的な評価は定まっていないが
将来日本を代表する美術工芸家として再評価されることは必須

■会期:4月7日(火)まで
■会場:豊田画廊
■問合せ:豊田画廊☎0565-37-8567


いけばな展


■真生流いけばな展



昭和2年、山根翠堂によって創流された真生流は
花の生命力あふれる美しさを尊重した「自由花」が特徴で
清々しいいけばなを見たい人にお薦め

■会期:4月8日(水)~13日(月)
■会場:松坂屋名古屋店南館8Fマツザカヤホール
■問合せ:真生流☎03-3333-0605


-朱雀の庭にいける-
■いけばな専慶流野外展




専慶流は京都を代表する名門流派の一つ
建都1200年を記念して公開された池泉回遊式庭園
朱雀の庭を巡りながらいけばなと出会う野外展

■会期:4月10日(金)~12日(日)
■会場:梅小路公園 朱雀庭園
■問合せ:専慶流☎075-352-2500

他にもお薦めしたい展覧会やイベントがあるが
長くなるためご容赦を
  


Posted by かとうさとる at 23:49 | Comments(0) | らくがき帖