2012年06月30日

近場に豊田市美術館がある幸せ






「五月雨をあつめてはやし最上川」
松尾芭蕉が最上川を下ったのは旧暦の6月3日

現在の暦でいうと7月19日にあたり五月雨は梅雨の長雨のことで
蕪村の「五月雨や大河を前に家二軒」の情景も
これで納得





理屈っぽい話になってしまったが
元はと言えばぼんやりと空を見上げていて
五月晴れという言葉が浮かんだのが原因










今日のような五月晴れもいいが
一番のお薦めは紗幕をひいたような雨の情景で
私に絵心があれば描くのに(残念)







豊田市美術館の「かくれ里」のようなスポットがここ
お洒落な椅子に座って眺めていると
時間が漂うように流れていくのが見えるから不思議だ

陶のオブジェは金子潤の「だんご」
場の大事さがよくわかる






豊田市美術館のランドスケープになった
手前はリチャード・セラ「ダブル・コーンズ」
奥はソル・ルウィッド「柱のキューブ」










今日のお目当てはこれ
カルペ・ディエム-花として今日を生きる-

続きは小休止したあとで








  


Posted by かとうさとる at 21:12 | Comments(0) | 美術・博物館+ギャラリー

2012年06月29日

瀬戸で吉川正道さんと松田隆作さんが夢のコラボ









このブログでも常滑の吉川正道さんと
いけばなの松田隆作さんの仕事については
展覧会のたびに触れてきたが
その二人の夢のコラボが
瀬戸市新世紀工芸館の企画展として開催される






■瀬戸市新世紀工芸館企画展

松田隆作(コンテンポラリーいけばな)

吉川正道(陶芸-セラミックス)

■会期⇒2012年7月8日(日)-9月23日(日)

■ギャラリートーク⇒7月8日(日)午後1時30分~

■会場⇒瀬戸市新世紀工芸館展示棟




吉川さんと松田さんのこと






吉川さんと松田さんは感受性が近く
互いに切磋琢磨する関係で
作家にとってこういう関係は理想的だが
人間関係は複雑系でうまくいかないのが常

二人とは30年余のお付き合いで
私も切磋琢磨する関係の一人だと密かに思っているが
私は誰に対しても下手で苦笑するしかない
今度会ったら二人に秘訣を聞いてみたいもの

写真は桜の押し花をコラージュした自作の襖に
吉川さんの器を配し柳で空間をドローイングした
松田さんの室礼(神戸岩井邸/1993年)



こちらは企画展のチラシ

神戸の岩井邸から20年
切磋琢磨する関係の重要さが理解いただけるのではないか












こちらはアクセス





■名古屋駅から地下鉄東山線「栄町」で名鉄瀬戸線に乗り換え
「尾張瀬戸」下車(名古屋駅から約1時間)

■東京方面の方は東名豊田東ジャンクションから
東海環状自動車に入り「せと赤津インター」を下りて瀬戸市内へ

■関西方面の方は東名名古屋インターを下りて
グリーロード経由で瀬戸市内へ



こちらは問合せ先





瀬戸市新世紀工芸館
〒489-0815 瀬戸市南伸之切町81-2
☎0561-97-1001
  


Posted by かとうさとる at 20:10 | Comments(0) | 美術・博物館+ギャラリー

2012年06月27日

野菜と果物とお花でお供え







昔は夏が近づくとどの家でも
採れた野菜でお供えをしたもの








初ものの胡瓜が採れたのを祝して
いただいたメロンと玉ネギと茄子と人参に
薄とギボの葉と白いユリを添えてお供え







残った薄とユリをガラスの器に挿して
居間でひと足早くお月見の真似ごと






玄関の下駄箱の上にもお花を添えて…










  


Posted by かとうさとる at 17:48 | Comments(0) | いけばなから

2012年06月27日

ベランダの家庭菜園で胡瓜の初収穫








緑のカーテンになれば…と
ベランダで家庭菜園をはじめた






なれば…という程度で収穫は期待していなかったが
ミニトマトの赤ちゃんがいっぱいついている

問題は収穫時期で
大地の芸術祭で家を空ける時期と重なりそう
どうしよう…







こちらは胡瓜で初収穫
夜のおかずにするため冷蔵庫で浅漬けの仕込み







初ものの浅漬けには炊き込みご飯がイチバン
で、色どりのいいタモギ茸にしたが
具を入れ過ぎてしまった

まあ、なんとかなるでしょう

  


Posted by かとうさとる at 17:47 | Comments(0) | らくがき帖

2012年06月24日

睡蓮のある山寺









「花は美しいけれど、
いけばながどれも美しいとはかぎらない。
花は、いけたら、花ではなくなるのだ。
いけたら、花は、人になるのだ。
それだから、おもしろいし、むつかしいのだ。






自然にいけようと
不自然にいけようと
超自然にいけようと
花はいけたら、人になるのだ。
花があるから、いけばなは、できるのだが、
人がいなければ、いけばなはできない」(蒼風花伝書)







人里離れた山寺で
「正三がら見た現代」を聴く至福かな(恩真寺)

  


Posted by かとうさとる at 22:00 | Comments(0) | らくがき帖

2012年06月24日

全国の書店で大地の芸術祭公式ガイドブック発売中






私も7月中旬には
作品制作のため
現地入りする予定



三年に一度開催される世界最大級の国際展
『大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2012」の開幕まで1カ月

実行委員会の発表によると5回目を迎えた今回は
44の国と地域から318組のアーティストによる新作と旧作を合わせ
約360点の作品が東京23区より広い里山を舞台に展開







既に大地の芸術祭の全容を網羅した公式ガイドブック
美術手帖7月号増刊が全国の書店に並ぶなど話題沸騰

誤解があるといけないので補足すると
実行委員会は既存の作品について旧作と発表したが
過去4回の開催を通して蓄積された180点近い常設作品のことで
越後妻有を舞台に世界にも類を見ない広大な野外美術館が
誕生したことを意味している

まさに継続は力なりというが
総合ディレクター北川フラムさんの構想力に
脱帽するしかない



越後妻有は
パフォーミングアーツも多彩!















美術手帖7月号増刊
大地の芸術祭
越後妻有アートトリエンナーレ2012
公式ガイドブック


■発行⇒美術出版社

■造本・体裁⇒A5版248ページ+閉じ込付録

■定価⇒1200円+税

  


Posted by かとうさとる at 21:13 | Comments(0) | 越後妻有2012

2012年06月21日

乾いたこの花に水をあたえてください










とりあえず今夜はまた徹夜


道端に色づいた葉ものを見つけて手折ったが
名なしで(知らないだけ)無骨でなんだか誰かみたい






そういえば「愛の水中花」という歌があったが
もう遠い昔







ダブルブッキングの危険水域に突入
気がつけばあれもこれもタイムリミット

なんでもかんでも安請け合いする悪い癖だが
これも人生の縁かも(感謝)


  


Posted by かとうさとる at 18:10 | Comments(0) | らくがき帖

2012年06月21日

今週日曜日/正三ゆかりの恩真寺で記念講演会





甦る自由の思想家
鈴木正三

江戸時代初期に活躍した仏教思想家で
「義と理を正し、世界の用にたてる」と
その生涯を通して唱導した郷土の偉人
鈴木正三(すずきしょうさん)






今週の日曜日(6月24日)
この正三が開基した市内山中町の恩真寺で
豊田市鈴木正三顕彰会設立30年記念講演会
「正三から見た現代」が開かれる




講師は元NHK国際局チーフ・ディレクターで
『甦る自由の思想家鈴木正三』の著者

森和朗氏






『甦る自由の思想家鈴木正三』は
アメリカのサブプライムローンの破綻に象徴される
キリスト教的自由の破局をリアルタイムで見続けた森氏が
「真の自由とは何か!」を正三をテキストに解き明かした書

当日は、茶の間でNHKジャーナルを聞くように
正三を知っている人にはより深く
はじめての人にはわかりやすく
「正三から見た現代」を解き明かしてくれるはず

地元にいてこのチャンスを逃す手はない!


記念講演会は

■日時⇒6月24日(日)11:00開演
■会場⇒市内山中町「恩真寺」
■参加⇒自由








恩真寺は石平山の山中に在り

豊田市中心部から国道153号線を足助方面に向かい
中金小学校前の信号を右折
南山ロッククライミングの岩場を見ながら
細い山道を道なりに3キロメートルほど行くと山中町に到着

山中町に入ると案内看板が出ているため
案内看板に従って進んでください

■問合せ⇒豊田市鈴木正三顕彰会事務局 那須邦子☎090-8672-9896

  


Posted by かとうさとる at 01:53 | Comments(0) | らくがき帖

2012年06月18日

渋谷ヒカリエで連続トーク(番外編)










渋谷でお上りさん


6月17日(日)
大地の芸術祭カウントダウンイベント
開幕直前展連続トーク7「現代いけばなの現在」に出演するため
渋谷ヒカリエに急いだ






渋谷駅東口の渋谷ヒカリエはこの春オープンしたばかりの
ショッピングと観劇ができる話題の複合商業施設








ミュージアムショップのようなグッズが並ぶフロア
残念ながらオジサンは見るだけ

それにしても渋谷ヒカリエは広くて迷子になりそう
連続トークの終わったあと
「かとうさん、お上りさんのように見られるから
みんなの前でそんな話をしない方がいいよ」と
笑いながら大阪の松井清志さん

「どうする」と私
「僕は仕事があるから帰るわ」と松井さん
「かとうさん、私も帰るわ」と浜松の伊藤さん

そんな訳で、美術評論家の三頭谷さん
華工房の同人でギャラリストの佐伯さんと三人で渋谷の街へ







中央に見える高層ビルが渋谷ヒカリエ







秋の日のつるべ落としというが
6月も夕暮れは早い







人混みではるな愛?を発見
幸い?方向は同じでラッキーッ







顔写真は差し障りがあるため載せないが
千原ジュニアが白塗りしたようなオネエ

これだから路上観察はやめられない


お後がよろしいようで





長い夜はこんなふうにして始まった
















  


Posted by かとうさとる at 22:51 | Comments(0) | 越後妻有2012

2012年06月18日

渋谷ヒカリエで連続トーク(上)







連続トーク7
現代いけばなの現在
フォトドキュメント


6月17日(日)
渋谷ヒカリエで予てから告知していた
大地の芸術祭カウントダウンイベント連続トーク7
「現代いけばなの現在」が開催された

内容は日本女性新聞に原稿を依頼されているため
原稿がまとまり次第掲載するが
先ずは写真で報告したい









連続トークの会場風景







左は 司会の三頭谷鷹史さん(美術評論家)
右は いま日本で一番多忙なアートディレクター
北川フラムさん(大地の芸術祭総合ディレクター)

世界各国から取材陣が大地の芸術祭に入るため
「現代いけばなに期待をしている」とフラムさん








左は 大塚理司さん(古流かたばみ会家元)
大塚さんは陶芸家としても一流でおまけに
スキーのインストラクターでミュージシャンでオトコマエ
本当にハラがたつ

中は かとうさとる
メモをとっているのは新聞の原稿を依頼されているためで
まあオジサンはこんなもの

右は 早川尚洞さん(清風瓶華家元)
早川さんは公益財団法人日本いけばな芸術協会監事で
日本のいけばな界のニューリーダーの一人
ところが「私は中川幸夫先生の氏子のようなもの」と
ユルキャラ全開のトークに場内はクスクス
羨ましい







映像を交えながらのプレゼン

新聞の入稿は金曜日が〆切りだが
まあなんとかなるでしょう









  


Posted by かとうさとる at 22:46 | Comments(0) | 越後妻有2012

2012年06月16日

17日(日)渋谷ヒカリエで大地の芸術祭連続トーク7 








大地の芸術祭の最新情報が満載

世界最大級の国際展
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2012」
7月29日からの開幕を控え、現在渋谷ヒカリエで
開幕カウントダウンイベント「開幕直前展」が開催されている





内容は森山大道/石川直樹写真展と連続トークの二つで構成
中でも連続トークは現代のアートシーンの第一線で活躍する
アーティストや批評家・編集者などが12日間15組にわかれて
トークショーを繰り広げるという破天荒な企画で
話題を呼んでいる


明日は連続トークの7回目
テーマは「現代いけばなの現在」で
私も登壇する予定

■期日⇒6月14日(日)
■時間⇒午後2時から3時半
■入場料⇒1000円
※大地の芸術祭の鑑賞券でも入場できます









登壇者は上から順番に

■早川尚洞さん(清風瓶華家元)

■大塚理司さん(古流かたばみ会家元)

■かとうさとる

■北川フラムさん(大地の芸術祭総合ディレクター)

■三頭谷鷹史さん(美術評論家)



会場の渋谷ヒカリエは
いま話題のニュースポット








連続トークの問合せは




  


Posted by かとうさとる at 15:52 | Comments(0) | 越後妻有2012

2012年06月16日

埋蔵物は語る-むかし貝塚いま産廃







臭い物に蓋をするというが


いまでこそ、三内丸山遺跡などの発掘調査で
縄文時代が自然と共生した豊かな時代だったと明らかになってきたが
昔(?)は、アメリカ人の動物学者エドワード・モースが発見した
大森貝塚が縄文時代最大(?)の遺跡で、ロマンに満ち満ちていた

この貝塚だが、ありていに言えば当時のゴミ捨て場で
現代で言えば産業廃棄物処分場のようなもの






写真の中央台形の丘は土で覆った産廃処分場で
飛散防止のため豊田市が苦肉の策として代執行したもの






近づいて見るとまさに現代の貝塚だ!



さてもさても困ったもので
現代の貝塚は発掘すると健康被害を及ぼすことは必至

中でも最悪の産廃は地下深く埋められた原発の放射性廃棄物で
私たちは大森貝塚から縄文の文化を学んだが
現代の貝塚「産廃」は悪魔を封じ込めたようなもの

臭い物に蓋をするというが笑いごとではない!





こんなことを考えさせられたのは
朝日新聞に掲載された二つの記事で
記者に感謝







6月14日版の朝日より転載
見出しで十分のため説明は省略

左下の写真はオマケで
豊橋の夏の風物詩「ビール電車」(美味そう)







こちらは15日版の朝日新聞より転載
インドなどで大型船舶の解体が地場産業化していることは
ニュースなどで知っているが根は産廃問題と同じ

末端の業者責任は当然だが産廃問題は現代の構造問題で
「出して責任」を不問にしている限り
「イタチの追いかけっこ」をしているようなもの

一事が万事で
もう一度社会の仕組みを考え直す
時期にきているのではないか
  


Posted by かとうさとる at 01:44 | Comments(0) | らくがき帖

2012年06月14日

「ALWAYS三丁目の夕日」現象は気のせいではない






東京スカイツリ―のオープンを機に
「ALWAYS三丁目の夕日」現象ともいえる動きが
起きているように思うのは気のせいだろうか

東京タワー、東海道新幹線、東京オリンピックと
日本中が湧き立った昭和30年代
まだ貧しかったが未来は希望に満ち満ちていた
「明治は遠くなりにけり」という言葉も流行った

豊田市内でそんな記憶の場所を探すとなると
やはり合併した旧町村ということになる




人生に夕映えが必要なように
町にも夕映えがあるはず







6月12日、農村舞台アートプロジェクトの地元説明会の帰路撮った武節の町並み


中でもお薦めは旧稲武町武節の町並み(旧飯田街道)
そのままで昭和の映画ロケができそう

地場商店の崩壊から櫛の歯が欠けていくように
壊れて行った町並みを沢山見てきた
残念ながら武節の町並みも近い将来には
同じ道を辿るのは想像に難くない

多くは言わないが
人生に夕映えが必要なように町にも夕映えがあるはず
そのことに気がついてほしいと思う



こちらは昭和4年の武節の町並み

稲武の由来は昭和15年稲橋村と武節村の合併により
稲橋村の「稲」と武節村の「武」から名づけられたもの





写真は市制60周年記念写真集「ふるさと豊田」(郷土出版社)から
転載したもので、昭和17年の大火により焼失する前の
武節の町並みを記録した貴重な一枚
  


Posted by かとうさとる at 04:16 | Comments(0) | らくがき帖

2012年06月11日

ベランダ菜園をはじめてしまった







ベランダ菜園をはじめてしまった
よく考えたら
大地の芸術祭に農村舞台アートプロジェクトなどなど
何かと家を空けることが多いが
大丈夫かな

枯らしたら可哀想だし
どうしよう






手前からミニトマト、胡瓜、ゴーヤ、ミニトマト
  


Posted by かとうさとる at 23:24 | Comments(1) | らくがき帖

2012年06月09日

消えた伝統芸能~小田木人形座~









文化証言記録映像
「消えた伝統芸能~小田木人形座~」
貸出し始まる




豊田市視聴覚ライブラリーでは
毎年度、地域の伝統文化や伝承行事を映像で記録する
『文化証言記録映像』を手作りで制作している

このほど最新作「消えた伝統芸能~小田木人形座~」が完成し
市民向けに貸し出しを始めた


■タイトル⇒消えた伝統芸能~小田木人形座~

■時間⇒11分

■貸出し⇒VHS・DVD






紀要小田木人形座の表紙(昭和54年小田木人形保存会発行)


小田木人形座は江戸時代中期
稲武地区の小田木集落に伝えられた人形浄瑠璃







小田木人形座より人形舞台の復元図


神社境内には人形舞台が設けられ
農村歌舞伎と同じように神社の祭礼などで奉納されていたが
明治8年「村中倹約申合」の取り決めにより
村人自らその歴史に幕を閉じた

現在、小田木人形座のカシラと衣装は
愛知県民俗資料文化財に指定され
稲武の郷土資料館「ちゅ~ま」で常設展示されているため
いつでも見ることができる




小田木の人形座を復活させよう






山裾の杉木立の中の社が小田木人形座が奉納された小田木八幡神社



12日(火)夜、稲武交流館で農村舞台アートプロジェクトの
地元説明会を予定している
地元のコンセンサスが正式に得られた段階で報告するが
この幻の小田木人形座を復活させよういう動きが本格化してきた

こうした地元の動きを後押しするため
今年の農村舞台アートプロジェクトは
稲武地区を中心に実施することが決まった









小田木の人形座が奉納された小田木八幡神社
境内を旧中馬街道が通り難所の伊勢神峠を前に
旅人が無事を祈願したことは想像に難くない

左の木組みの建物は今回のアートプロジェクトで
私がインタレーションを予定している
人形舞台の廃材を使って建てられた遺構

小田木人形座を想に描いているが
どんな作品になるか楽しみ



余談に逸れたが
「消えた伝統芸能~小田木人形座~」
を借りたい方はこちら



豊田市視聴覚ライブラリー

■住所⇒〒471-0023 豊田市挙母町3-59

■時間⇒9時~21時

■休館日⇒月曜日

■電話⇒0565-33-0747













  


Posted by かとうさとる at 23:54 | Comments(0) | 農村舞台

2012年06月07日

かとうさとるの「いけばな空間塾」再開








休んでいた「いけばな空間塾」を
再開することにした






再開といっても自宅で仮営業のようなもの







今日早速再開したが
全員といっても5人だがみんな初心者で真剣

ピアノ教師にヴァイオリストに書家に造園デザイナーに
アートボランティアと個性的な生き方をしている人たちで
どんな風に化けるか楽しみ




■趣味として楽しめる基本的ないけばなの技術を身につけたい人
■プロとして通用するいけばなの技術を身につけたい人
■いけばなを通して幅広い文化芸術の見方や楽しみ方を身につけたい人

まあ細かい事は抜きにして興味のある方は
一度覗いてみませんか?









花は足で活けよというが
伐採されたまま放置された竹を集めて花器に転用する
空間塾ではこんなフィールドワークも予定






こちらは路上現考学のオマケだが
なかなかヤル  


Posted by かとうさとる at 00:11 | Comments(0) | らくがき帖

2012年06月05日

弾が当たらない場所から鉄砲を撃つな!






スクラップもそろそろ潮時か

塵も積もれば山となるというが
押し入れを開けると年代物の京都の花の栞社のいけばな雑誌から
美術手帳、芸術新潮、朝日ジャーナルまで
廃品回収業者のように重ねられている始末

そんな中でも一番嵩張っているのが新聞のスクラップブックで
そろそろ廃棄する時期がきたようだ






バレエの森下洋子は「稽古を一日休むと自分にわかり
二日休むと仲間にわかり、三日休むとお客さんにわかる」と
稽古の重要性を説いている

意味は違うがスクラップも同じで
その日の内にスクラップしないと難儀で大変

そんな新聞大好き人間の私が「ブルータスお前もか」と
スクラップする気力も萎えさせるから
朝日も墜ちれば墜ちたもの



ブルータスお前もか





日経や読売や産経が消費増税の音頭をとるのならわかるが
朝日の前のめりは異常(何があったのか知らないが)

確かに「耕論」や「記者有論」で消費税の問題点も指摘しているが
アリバイ工作がミエミエでやることが姑息



極めつけが
5月20日のこの社説







軽減税率は線引きが難しいから将来の課題にして
早く消費増税を決めよ!というもの




弾が当たらない場所から
鉄砲を撃つな!







星浩は朝日の編集委員の中で最も知名度の高い一人で、温和な物言いに茶の間のファンも多いのではないか。私もファンの一人だったが、『政治考』シリーズの星浩を通読して絶句!

『メディアにも「歴史的使命」』(5月15日号)の末尾は最たるもので、【消費税よりも行革や経済成長を優先すべきという政治家は、行革や成長の中身を具体的に示して、国家債務をどう減らすのか、その道筋を示してほしい。メディアは様々な案を吟味して正確に論評する。】と星浩。






挙句の果てが「政治の質を上げるために論を張る」と星浩
彼は何か勘違いしているのではないか

ほとんどの人がそうだと思うが
何が何んでも消費増税に反対しているのではない

「信なくば立たず」という言葉が全てで
一番大事なことがわかっていない!

朝日のファンだけに残念

  


Posted by かとうさとる at 21:05 | Comments(0) | らくがき帖