2013年05月03日

和紙のふるさとで日本文化「伝統と現在」帰国展









和紙のふるさと「和紙展示館」は
小原工芸和紙の創始者藤井達吉翁の作品を中心に
人間国宝の山内一生氏、世界の絵本作家が世界で最も美しい紙と
称賛する加納俊治氏をはじめ、小原和紙工芸会の作家の作品を
展示する小原和紙美術館。







右の建物が和紙のふるさと「和紙展示館」
左奥に進むと手漉き和紙の体験ができる「和紙工芸館」があり
小原和紙に興味がある方は一度お出かけになって見ては。







この和紙のふるさと「展示館」ギャラリーで
日本文化「伝統と現在」帰国展が開催されているため
足を運んだ。







日本文化「伝統と現在」は昨年秋
芸術を通じた世界交流プロジェクトとして
ワインで有名なフランスのボルドー市の
サンレミ教会とアキテーヌ博物館で開催されたもで
県内を中心に20組のアーティストが参加。







コーディネーターを依頼された
小原和紙の加納恒さんと奥さんの登茂美さんは
「私たちに出来ることは限られているため
プロ、アマの関係なく、和紙、染色、着物、絵画、タペストリーなど
日本の仕事を丁寧にされている20組の方にお願いしました」と
謙遜したが、展示はいい意味のアマチュアリズムで爽やか。

藤岡の「ふじの回廊」も見頃で
「ふじの回廊」⇒「和紙のふるさと」と廻って
帰路は「石畳の足湯」に浸かる。
たまには三河の山里を巡って見てはいかが。

会期は今月の12日(日)まで。




  


Posted by かとうさとる at 12:40 | Comments(0) | 美術・博物館+ギャラリー

2013年05月03日

豊田市美術館市民ギャラリーで伊丹靖夫展









フォトギャラリー




豊田市美術館のカキツバタが見頃





お茶室の楓を愛でながらいただくお抹茶は贅沢



古寺の情景を
詩情豊かに描いた癒系







農村舞台メンバーの伊丹靖夫さんの個展が
豊田市美術館市民ギャラリーで開催されている。
会期が今週の日曜日5日までと短いため
近くにお出かけのご用のある方は是非!



こちらは展示のスナップ






縞模様のシャツを着ているのが伊丹さん(左)
何やら展示の方法でもめているみたい







笑う門に福来る
問題は解決したみたい

作品は奈良の古寺シリーズ
写真のポストカードでもわかるように
古寺の情景を詩情豊かに描いたもので癒系


会期は今週日曜日5日まで







  


Posted by かとうさとる at 12:38 | Comments(0) | 美術・博物館+ギャラリー

2013年05月03日

鯉のぼりは風の遊園地


小原和紙の展示館「和紙のふるさと」で開催中の
日本文化「伝統と現在」帰国展に行く途中
天空を泳ぐ鯉のぼりの群れを発見。






灯台もと暗し

世界的な中国人アーティスト蔡国強が今のようにブレイクする前
名古屋市美術館で作品を見たことがある。

既に名は知られていたが衝撃的なインタレーションで
言葉を失ったことを今も覚えている。

後にテレビの「中国大紀行」で
「回族」の民が激流の黄河を渡るのに
羊の皮で作った筏で渡って行くのを見て絶句!
蔡国強のインスタレーションを構成していたのが
この生活の道具とわかったからである。







蔡国強を例にあげたが灯台もと暗し。
民藝と同じで日常的に機能しているものは
洗練された美と力が備わっているものが多い。

鯉のぼりもそんな日本美の一つで
私たちには見慣れた光景だが
これほど軽やかに楽しく風を形にするアートは
他にないのではないか。

もし、ニューヨークやベルリンで
北野武か村上隆(知名度の利用は効果倍増)が
鯉のぼりのインタレーションをしたらどうか。

風の遊園地「コイノボリアート」の名で
ニュースが世界を巡るのは想像に難くない。


  


Posted by かとうさとる at 01:24 | Comments(0) | フォト歳時記