2013年07月31日

少し早いけど華道豊展の案内









昨日はカタンコトンカタンコトンと足を引きづりながら
財団の文化部でチラシの印刷協議
彫刻家の鈴木琢磨君のアトリエで作品の設置協議

家でも移動に難儀する始末だったが
今朝目覚めると昨夜までの針を刺すような痛みがない
まだスムースには歩けないが
無茶をしてきたからいい薬


少し早いけど
華道豊展の印刷物が届いたので
簡単にご案内





華道豊展の名は
京都の「京展」に刺激を受けて「豊展」としたように
全国レベルの斬新ないけばな展を目標に掲げてスタート

私にも責任があるが
一時期は金沢の新進会と並んで
いけばなの先進都市として注目を集めたが
マンネリ化して過日の勢いがないのは残念

●期日⇒9月4日(水)~9日(月) 
●会期⇒前期・中期・後期の三期に分けて展示
●会場⇒松坂屋豊田店8F催事場サンシャインホール


私は前期大作席の予定



昨年の華道豊展2012の作品


何を活けるのかは決めていないが
マンネリ化しているのは私かも

  


Posted by かとうさとる at 09:54 | Comments(0) | いけばなから

2013年07月30日

今週のあまちゃん















ついに天野春子と
鈴鹿ひろ美がご対面



事務所を解雇されたアキ(能年玲奈)を心配して
母の春子(小泉今日子)が岩手の北三陸から東京にやってきた







すし店で鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)とついに対面
説明不要のため省くが二人の秘密を知る
アキと水口(松田龍平)はヒヤヒヤ

いつ、どこで、どんな方法で二人が対面するか
番組のヤマ場の一つだが
突然にやってきたからびっくり


オヌシやるな






さらにここに太巻(古田新太)が
ひろ美によばれてやってきたからジェジェジェジェ

東海沖の三連動の大地震がきたようなもので
オジサンは足をかばいながら卒倒
NHKに治療費を請求しようかな  


Posted by かとうさとる at 03:14 | Comments(0) | らくがき帖

2013年07月29日

ブログのコメントで戸井十月の訃報を知る










人生というオフロードを
素敵な仲間たちと駆け抜けた
幸せなフェードアウト



作家で冒険家の戸井十月について書いた記事の
「惜しい人を 残念 無念」のコメントを読んで胸騒ぎ
ネットで検索すると昨夜亡くなったとのこと

私が戸井十月を知ったのは世界の五大陸をバイクで踏破する
ドキュメンタリー番組を見たのかキッカケで
特異な経歴をもつ作家と知ったのはそのあと

父は秩父事件研究の第一人者の戸井昌造
名前の十月(じゅうがつ)は本名で
ロシアの十月革命からつけられたというから
血は争えない

説明は中略するが
最後に戸井十月を観たのは
BSプレミアム旅のチカラ
「再び原野へ戸井十月砂漠を走る~」だった

番組は
5年以内の生存率50%以下と肺がんの宣告を受けた戸井十月が
五大陸を共に走った仲間たちと
自分の人生を変えた世界一過酷なレースと言われる
バハ1000に挑戦する無謀なドキュメンタリーで
一気に見てしまった

「なんとか生きていけるような自信がついた」と語る
戸井十月の言葉で番組は終わったが
病魔は正確

ある意味で人生というオフロードを
素敵な仲間たちと駆け抜けた幸せなフェードアウトで
羨ましい

享年64歳合掌  


Posted by かとうさとる at 18:47 | Comments(0) | らくがき帖

2013年07月28日

ガイドマップは農村舞台を巡る小さな旅のお手伝い












豊田は面積も広いが
才能も負けていない




   懐かしい風景の記憶がよみがえってくるような中村広子さんのマップ

足の痛みで歩行も難儀しているのに
来年の事をいうと鬼がハハハとバカにしそうだが
私は予てから市内の農村舞台を巡りながら
面積で県内最大、そのうちの約7割が中山間地という
豊田の山里を体感する小さな旅のガイドマップができないものか
と想をめぐらしてきた




   土地の語り部を訪ね歩いた中村広子さんの足助の昔話(マンリン書店発行)

条件は地元の風土記に興味があって
絵が描けて文章が書けて
フットワークがよくて
しかも予算的に相談できる人となると
いくらなんでも虫が良すぎ




   中村広子さんの仕事を報じた2012年3月30日発行の中日新聞より転載

ところがそんな私の虫のいい注文に
応えてくれる人が豊田に居た

旧下山村の羽布町にアトリエを構えている
中村広子さんという絵描きさん

経緯は省くが
来年の農村舞台アートプロジェクトに間に合わせようとすると
今から準備しないと間に合わないため
家に中村さんを招いて(私が外出できないため)
基本的な考え方や進め方を確認

ガイドマップは正確さと見やすさと読みやすさ
の三つの内一つでも欠ければ
単なるイラストに如かずで
責任重大  


Posted by かとうさとる at 23:26 | Comments(0) | 農村舞台

2013年07月27日

個人商店のようなやり方は限界で反省













不具合の群発地震


昨日の夕方頃から
左足の側部の痛で歩くのにも難儀
それでも動かなければ痛みはないため
軽く考えていたが今朝になって激痛

痛みの場所は違うが以前にもこんなことがあったため
行き付けの山中接骨院の扉を開けた

「これは痛風だな」と山中接骨院の山中さん
「痛風?」と私

「かとうさんはいつもどこの病院に通っている?」と山中さん
「○○病院」と私

「○○先生もいいが○○病院の○○先生が専門だから
あそこに行くといいよ」と山中さん

これまでも大腿部や膝など
突発的な激痛に襲われたことがあったが
痛風のシグナルと思えば納得

後悔先にたたずというが
いいトシして
好きなものだけ食べて飲んで
しかも不規則な生活をしていれば
いつか体も金属疲労で不具合がおきるのは当然



北一色の藤岡神社農村舞台で
区長と神社総代と協議




    区長さんの説明によると藤岡神社は藤岡地区で最も格の高い神社で
    昔は祭になると藤岡中の学校が全部休みになったとのこと
    この鳥居も昔は厳島神社と同じ唐破風型鳥居が立っていたというから
    さぞかし見事なものだったに違いない  
 
 


    明治23年に作られた北一色村藤岡神社農村舞台の引幕
    今はひっそりとしているが藤岡神社の往時の賑わいと
    芸能娯楽を楽しむ北一色の熱気が伝わってくる
    


クルマを運転するには支障がないため
午後、北一色町藤岡神社農村舞台で
区長と神社総代と協議

「作品の管理だけ何とかなれば大丈夫と了解したが
祭礼の準備や棒の手の練習を忘れていた」となかなか難儀で
これ以上は言わない

明日は農村舞台のマップの協議
これ以上ひどくならなければいいが
未だ鎮痛剤が効かない
個人商店のようなやり方は限界で反省
  


Posted by かとうさとる at 23:07 | Comments(0) | 農村舞台

2013年07月26日

最新の土木技術でも壊れない人造石












明治用水の旧頭首工と人造石





   手前の水路は川舟を通すための閘門の遺構


鵜の首橋から下流に数キロ下ったところにあるのが
明治用水の旧頭首工の遺構

旧堤は人造石を用いた
日本初の近代土木工法で建設されたことから
土木遺産に指定されているが
国指定レベルの遺構というのが私の評価



  下の全景写真と比較参照をお薦め


まあ私が評価しても意味はないが
昔、このことについて文化財担当者に質したことがある
「私も同感でなんとかしたいと思って働きかけてきたが
ここだけの話だけど…
いろいろ問題があって難しい」と担当者

今は知らないが
当時は川の障害物は撤去するというのが
治水対策の常套手段のため
文化財に指定されて困るのは建設省(現在の国交省)だけ




   明治42年、日本初の近代土木工法で建設された明治用水旧頭首工の全景
   明治用水旧頭首工は遠足の定番で旧堤にかけられた板橋を渡ったが
   怖くて足が竦んだ脇を自転車でスイスイ渡る人を見て絶句   
   写真は「目でみる豊田加茂の100年」より転写



新しい頭首工が完成すると
建設省は当然のように壊しにかかったがこれが難工事

最新の土木技術でも人造石が強固で壊れない
とうとう途中で諦めたというのが遺構が現存している理由で
遺したのは建設省の英断でもなくケガの功名

余談に逸れるがこの人造石というのは
碧南市に生まれた左官職人の服部長七が
伝統的な左官技法の「たたき」を応用して考案したもの

人造石の説明は省くが
もし、三陸の堤防が最新の土木技術でも壊れない
人造石で作られていたらどうか

悲劇はなかったとは言わないが
軽減されたことは想像に難くない


危ない!!
親切という罠





杉丸太を三本縛って架けてあるが
縛った鉄線がゆるんで
しかも丸太が腐り始めている

注意しながら渡ったが丸太が回って
危うく落ちそうになってしまった





こちらは手で確認したがペラペラで
無理とわかったため諦めたが
もし子どもが渡ったら絶対落ちる!

多分、親切なつもりで丸太やハシゴを架けたと思うが
罠のようなもので
危ない!


  


Posted by かとうさとる at 23:54 | Comments(0) | とよた風土記

2013年07月26日

川面が血に染まっているようでドキッ!















無神経という犯罪


昨夜はなんか身体がダルく
久しぶりに日付が変わる前に床についた

いつもは寝ざめが悪いのに朝がスッキリ
健康の秘訣は早寝早起きというが納得





昨日、文化会館で農村舞台のデーターを渡したあと
目の保養のため矢作川の堤防を
国指定の信長像で有名な長興寺方面に走らせた

いつもはスル―する竜宮橋(手前)と
鵜の首橋(奥)の色が鮮やかで思わずクルマを停めた

橋の塗装をしたばかりなのか
川面が血に染まっているようでドキッ

竜宮橋の名は、地名の竜宮町からつけられたものと思うが
「竜宮」の語源は、前述した長興寺の東を流れる矢作川に
竜が潜んでいる深い淵があったという故事が由来





「鵜の首」は文字通り矢作川がこのあたりで
鵜の首のように狭くなっていることに由来

近代になって行政的便利さから簡単に地名変更が行われたが
昔からの地名を消すことは歴史の手かがりを消すようなもので
後世に対する犯罪だがみんな無神経

  


Posted by かとうさとる at 11:06 | Comments(0) | とよた風土記

2013年07月24日

夏から秋、こころふるえるアートの旅2013









    OZ8月号こころふるえるアートの旅の表紙


好きなアーティストや作品に出会うチャンスは一期一会
そんなにあるものではない


あいちトリエンナーレ2013




    向井山朋子(左)+ジャン・カルマン(右)




    越後妻有アートトリエンナーレ2009で女性「性/生」をテーマに
    10000枚のドレスのインスタレーションで衝撃を与えた向井山朋子に
    鬼才ジャン・カルマンのコラボレーションは千載一遇のチャンスで必見   
    写真は越後妻有2009図録より向井山朋子のインスタレーションの部分



いま、私が見たいのは
あいちトリエンナーレ2013
向井山朋子+ジャン・カルマン
千載一遇のチャンスで幸運を感謝



瀬戸内国際芸術祭2013




   海の復権をテーマに開催される話題の瀬戸内国際芸術祭2013
    (アートフロントのパンフより)



瀬戸内国際芸術祭2013
犬島と豊島と小豆島のプロジェクト
定番の直島は時間的余裕がないため今回はパス
小豆島は農村舞台も見逃せない
こちらは2泊3日の秋版(10月5日-11月4日)の
ツアーをツーリストと協議中
多分大丈夫と思うが
いまのところは不確定



青森県立美術館
三陸復興記念国立公園指定記念
種差-よみがえる浜の記憶-



もう一つ見たいと思っているのが
青森県立美術館三陸復興記念国立公園指定記念
「種差-よみがえる浜の記憶-」の
リチャード・ロング





   青森まで行くなら十和田市現代美術館にも立ち寄りたい


被災地の現在もこの目で焼き付けたいと思っているが
会期が9月1日までと限られているため
難しそう(残念)

極小美術館(岐阜)の三井園子展は
デスクワークのヤマが越えてから行くつもり





   農村舞台アートプロジェクト2013で
   私が予定している北曽木町八柱神社農村舞台


私も地元の農村舞台アートプロジェクト2013で
恥かしくない仕事をするつもり

  


Posted by かとうさとる at 19:03 | Comments(0) | アートの現在

2013年07月23日

今日は二十四節気の一つ「大暑」














フォト歳時記





今日の誕生日の花は蓮


暑い訳だ





石畳の足湯で小休止


今日も午後からクルマで「午後マリ」を聴きながら
石畳の伊丹さんのアトリエ~市民文化会館と移動

ちなみに今日は
一年のうちで最も気温が高くなるという
二十四節気の一つ「大暑」

ネットで全国の気温を調べてみたが
愛知は軒並み35度以上の真夏日で全国一
暑い訳だ
  


  


Posted by かとうさとる at 23:42 | Comments(0) | らくがき帖

2013年07月23日

はちまん正人さんから嬉しいたより








はちまんさんは音楽の旅人


作曲家でドラマティックピアニストの
はちまん正人さんからコンサートの便りをいただいた

はちまんさんは
ドラマティックピアニストの名があるように
詩情豊かな癒系のオリジナルな作品から
クラシックや私の好きなロマ音楽
ニューミュージックから美空ひばりまで
ジャンルや時空を超えた音楽の旅人

ご案内いただいたのは
丸山町のニューヨークパパカバハウス店イベントホールと
人里離れた足助の神越渓谷上流にある春秋風亭の
二つのコンサート

夏休みはミステリーツアーが人気らしいが
音楽のミステリーツアー列車がとよたを走る
こんな機会を逃したらもったいない
是非お薦め




はちまん正人
ピアノソロコンサート






●とき/8月28日(水)13時30分開演
●場所/ニューヨークパパカバハウス店イベントホール
●チケット/2000円(フリ―ソフトドリンク付)
●問合せ/プレイハウス☎0561--32-4516


はちまん正人
サロンコンサート






春秋風亭は足助の香嵐渓から約12㎞
ます釣りで有名な神越渓谷の上流にある隠れ里のようなお店

4~5年前ほど前
農村舞台の調査で下山の阿蔵から山中を寄り道しながら帰る途中
人里離れたところでお店を見つけたが
タヌキかキツネに騙されているような気がしてパス

今回いただいた案内地図をみて「あのお店」と知れたが
ますます不思議で楽しみ

●とき/8月4日(日)18時開演
●場所/春秋風亭
●チケット/2000円(コーヒー・ケーキ付)
●問合せ/春秋風亭☎0565-62-2668










  


Posted by かとうさとる at 12:04 | Comments(0) | アートの現在

2013年07月22日

勝ちに不思議な勝ちあり負けに不思議な負けなし








孫目池の残照


参議院選挙の結果が出たが
「勝ちに不思議な勝ちあり負けに不思議な負けなし」

これは野村語録の一つとして良く知られているが
語源はBS時代劇「妻は、くノ一」に登場する
平戸藩主松浦静山の剣術書「剣談」から引用したもの

番組で松浦静山が幕府の密偵と剣を交えるシーンがあったが
剣術の奥義を極めた剣豪と知れて納得

余談に逸れたが
自民党の大勝は予測されたこととはいえ不思議
民主党への失望もあるが
流れを作ったのは大手メディア

「勝ちに不思議な勝ちあり」
自民党は謙虚な政治で応えてほしい  


Posted by かとうさとる at 21:26 | Comments(0) | らくがき帖

2013年07月21日

参議院選挙きょう投開票




不摂生のツケ

昨日、内視鏡や血液検査の結果が出て
今週一週間かなりキツイ薬を服用することになった

「副作用は?」と私
「そりゃあるさ
なんかあったらおいでんハハハ」と主治医

不摂生のツケだが笑っているから
たいしたことはなさそう
親からもらった丈夫な身体を感謝

さて、今日は参議院選挙の投開票日
いつもは不在者投票をしているが
今回はできなかったため午後から投票に行くつもり




アメリカにあって日本にないもの
日本にあってアメリカにないもの





2013年7月20日朝日新聞より転載


昨日の各紙がデトロイト市の破産を報じた
豊田市は1960年デトロイト市と
自動車が結ぶ縁で姉妹都市の提携を結び
以来市民ぐるみの交流が続いてきた

私も職にあった当時
市民文化使節団の派遣で三度デトロイト市を訪問
現地の空気感を私なりに理解しているつもりでいたが
ショック!

アメリカにあって日本にないもの
日本にあってアメリカにないもの

みんなアベノミクスのマジックに幻惑されているが
国民皆保険制度、国民年金制度などなど
戦後の日本が築きあげてきた福祉国家を捨てて
アメリカの成功報酬型の自立国家を目指すのか
大きな岐路にたっているのが今回の選挙
先ずは投票に行くしかない  


Posted by かとうさとる at 12:50 | Comments(0) | らくがき帖

2013年07月21日

東濃の匂いがする西市野々町













農村舞台アートプロジェクトの
最終地元協議終える



昨夜、西市野々町の開拓センターで農村舞台の使用について
区役員・氏子総代の合同役員会があり
最終地元説明会を終えた

地元の祭礼以外に使ったことがないということで
いろいろな意見が出たが
市町村合併のことや集落の高齢化問題などなど
他所者が入ったことのない集落の台所(コミュニティ)に入ることの
難しさを痛感




三国山の麓に鎮座する西市野々町八剣神社農村舞台


西市野々町は岐阜県土岐市と接する三国山の麓の集落で
県道352号、通称柿野街道が集落の南北を走るのどかな山里

足湯のある石畳を過ぎてこのあたりにくると
東濃の匂いがするから風土というのは嬉しい

私がそんな話をすると
「あんたおかしい
柿野街道なんてみんな忘れてしまって
そんなこと誰もいやへん」と口調はきついが
古老の目が嬉しそう

柿野街道   

三河と東濃を結ぶ物流の道
旧柿野村で名古屋の大曽根から瀬戸の品野を経て
恵那に向かう明智街道と合流

美濃16宿で最も繁栄した大井宿で中山道にでるため
内藤家の前に挙母藩を治めた本多家は
参勤交代の折この街道を利用して江戸に向かっている
   
反対に女城主で有名な岩村藩は
年貢米を松平氏が木曽川の兼山湊に替えるまで
岩村道~柿野街道を通って
越戸土場から矢作川の河口の平坂湊を経て
江戸に運んでいる

そんな古の道を辿るのも
農村舞台アートプロジェクトの楽しみの一つ

この秋はあいちトリエンナーレもいいが
農村舞台アートプロジェクトがお薦め







7月19日発行矢作新報「ぶんかの定点観測」より転載


農村舞台アートプロジェクト2013は
次号の「ぶんかの定点観測」で特集するつもり  


Posted by かとうさとる at 12:26 | Comments(0) | 農村舞台

2013年07月20日

美味しそう









デパ地下は
ポップアートのギャラリー







同輩のオジサンたちはデパ地下が嫌いらしいが
私は昔からデパ地下が大好き

初ウナギが済んだためもういいが
土用の丑が近いためウナギ売り場は行列

食指が動いたのが写真中央の「鰻おこわ」
味見させてくれないかなぁ(買えばいいのに)






私は世に言う二刀流で
美味しそう






どの店も
見せ方がお上手で
デパ地下は
ポップアートのギャラリーみたい

  


Posted by かとうさとる at 01:59 | Comments(0) | らくがき帖

2013年07月20日

現代いけばなの時代を記録するラストチャンス















この夏大坪光泉さんが
北京から8年ぶりに帰国







7月19日(金)
私も同人として参画している
現代いけばなのグループ「Fの会」の協議のため
豊田新線の始発にのって東京へ






現代のフラワーアーティストより転載/大坪光泉「植物人間」


議題は
北京に活動拠点を移していた「Fの会」の同人で
現代いけばなのカリスマの大坪光泉さんの帰国報告会と
「Fの会」代表の下田尚利先生の作品集編纂の二つ

大坪光泉さんの帰国報告会については
案内ハガキが出来た段階で詳細を説明するが
10月1日(火)市谷の「家の光会館」を予定




現代いけばなの時代を「史」として
記録するラストチャンス





コンテンポラリーいけばなより転載/下田尚利


下田尚利先生の作品集は
戦後の前衛いけばなの時代から同時代性いけばなの
オピニオンリーダーとして活躍してきた下田先生の思想を通して
絶滅危惧種の現代いけばなの時代を「史」として記録するもの

下田先生を除いて
勅使河原宏、工藤昌伸、北條明直、重森弘俺など
語り部となる重要人物がほとんど物故者となった現在
戦後いけばな史を記録する最後のチャンスで
日本文化史としても重要な仕事になるはず






    瀬戸内寂聴が弔辞をよんだ工藤昌伸先生
    下田先生もそうだが同時代性いけばなの道を拓いた人たちは
    みんな日本を代表する第一級の文化人でオトコマエ
    現代いけばなが絶滅危惧種になったのは
    もしかしたら私のような田舎者が紛れこんだためかも



私をこの道に導いてくれた下田先生
亡くなった工藤先生、北條先生、重森先生に
恩返しをしなければと思い続けてきたが
少しでも役にたてれば感謝



  


Posted by かとうさとる at 01:41 | Comments(0) | いけばなから

2013年07月19日

観光ロードを走っているようなもの




来年のことを言うと鬼が笑うというが
旧下山村羽布の中村広子さんのアトリエで
農村舞台のイラストマップの打合せ






豊田市は世界のトヨタがあることから
アクセスのいい平野部の近代都市をイメージする人が多いのか
面積で県内の約2割の広さ
その内の約7割が緑豊かな中山間地と説明すると驚く人が多い

今日(7月18日)も国道301で矢作川を渡り
徳川家の始祖松平親氏が眠る松平郷⇒根引峠⇒大沼⇒羽布へ
帰りは大沼から広域農道で巴川を渡り(写真)
三河高原牧場⇒国道420⇒足助香嵐渓と
観光ロードを走っているようなもの






こんな蓮の田も





こんな睡蓮の田も






帰路足助の川安で初ウナギ
評判は聞いていたが成程美味い

私がお店を出ると本日完売の貼り紙
時計を見ると午後6時10分
私はもういいが
土用の丑はプレミアで大変そう







  


Posted by かとうさとる at 00:40 | Comments(0) | フォト歳時記

2013年07月17日

もし私がいま蓮の花を切ったら












自宅への帰路
ふと蓮の花が見たくなって
竹村の蓮田へUターン







蓮田のオーナーは
元県議会議員の岩月寿さん

ひと花切らしてもらおうかな
と、鋏を取り出したが
蓮は7月23日が誕生日の花

猛獣のライオンでも
むやみな殺生はしない

もし私がいま蓮の花を切ったら
ライオンに笑われてしまう
ガマンガマン
  


Posted by かとうさとる at 21:39 | Comments(1) | フォト歳時記

2013年07月17日

碧南市藤井達吉現代美術館で石黒鏘二展はじまる















木本文平
碧南市藤井達吉現代美術館長の
複眼力に拍手



7月16日(火)
碧南市藤井達吉現代美術館の企画展
石黒鏘二展-記憶のモニュメントその軌跡の展開-
のオープニングに足を運んだ





碧南市藤井達吉現代美術館の外観


碧南市美術館は藤井達吉の冠がついているように
2008年4月、昭和の本阿弥光悦と称えられた
碧南市出身の工芸美術家藤井達吉の調査研究を目的に
設立された公立美術館

当初は藤井達吉専門美術館というイメージがあったが
「現代」としたところがミソで
全国各地の美術館との連携企画による巡回展と並行して
東海地区の近現代美術史を検証する
愛知の現代作家シリーズを展開

地方美術館の役割の一つは地元の同時代性の作家を公正に評価し
「史」として確立させることだが
地元に基盤をもつ作家に手をつけることは
パンドラの箱をあけるようなもので
どの美術館も重要性を理解しながらも避けてきたという
歴史がある

本来は愛知県美術館がやるべき仕事だが
上記のような理由で美術館の地元軽視は常態化してきた

ではなぜ、どの美術館でも出来そうで出来なかった
愛知の現代作家シリーズが碧南市美術館でできたのか

愛知県美術館副館長として世界標準の美術史と
愛知を中心とする地元の美術史を複眼で見続けてきた
木本文平碧南市美術館長の美術史観と人望
作家を見る確かな眼によって初めて可能になったもので
単なる企画展ではない

愛知の現代作家シリーズがどれほど待たれていたか
顔写真を撮ればそのまま愛知の美術史に重なる
錚々たるメンバーが一堂に会したオープニングが全てで
木本文平碧南市美術館長に拍手




今日の主役
石黒鏘二さんに万雷の拍手





セレモニーでお礼の挨拶をする石黒鏘二さん(左側3人並んでいる中央)


本展は庄司達さん、原裕治さんにつぐ愛知の作家シリーズの3弾目
石黒鏘二さんは、現代日本彫刻展、ヘンリームア大賞展など数多くの
彫刻展で受賞を重ねるなど愛知を代表する彫刻家として活躍
また名古屋造形大学学長を歴任するなど
愛知の芸術文化の展開に大きな影響を与え
「石黒センセイ」と慕う人も多い

オープニングの式典には
癌で闘病中ということで出席が危ぶまれていた
主役の石黒鏘二さんも車椅子で出席
「この日のために手術を延ばした」の挨拶に
会場は万雷の拍手
私もおもいきり手を叩いた



彫刻家石黒鏘二の軌跡




石黒鏘二展-記憶のモニュメントその軌跡の展開-のチラシ


説明は省くが展示は
1 鉄溶接時代の作品-汗と涙を自分に課す
2 雑踏空間への関心
3 ○△□から-三大野外彫刻コンクール時代を背景に
4 記憶のモニュメント
の4つのコーナーにわけて
彫刻家石黒鏘二の軌跡を展開






石黒鏘二展-記憶のモニュメントその軌跡の展開-の図録


私なりに石黒鏘二さんの仕事については理解しているつもりでいたが
美術評論家の三頭谷鷹史が書いた石黒鏘二論は
初めての人にはわかりやすく知っている人にはより深く
目から鱗の美術評論で新鮮
テキストに最適でお薦め

チラシの鉄溶接時代の作品「起きてもとくにすることもない」を
初めて見たときの衝撃がどこからきたのか
自分でもよくわからなかったが
ジョージシーガルや今日的なフィギュアとの親和性など
三頭谷鷹史さんの石黒鏘二論を読んで納得



アクセスと問合せはこちら

























  


Posted by かとうさとる at 01:47 | Comments(0) | アートの現在

2013年07月15日

あいちトリエンナーレ③商売ベタは愛知の県民性か






今日は海の日

今朝は一番で病院の扉をあけようとしたら開かない
よくみると本日休診の札

次に「平針の自動車試験場」に行くとガラガラ
こちらもよくみると本日休日の札
今日は海の日と気がついたが後の祭り

帰路、元町珈琲に立ち寄ると満席で順番待ち
ようやくニューズウィークで涼んだが
苦笑するしかない



瀬戸内国際芸術祭2013

広報活動は
分からない人にわかりやすく
分かった人にはより深くわかるように






瀬戸内国際芸術祭2013のパンフレットの表紙

家に帰るとアートフロントギャラリーから
瀬戸内国際芸術祭2013と越後妻有2013夏の印刷物が届いていた

バンフレットを開くと目の前に
瀬戸内の青い海と島々と見たいアート作品が
浮かびあがってくるから秀逸














パンフレットの部分

いま、なぜ瀬戸内国際芸術祭なのか
夏の見どころは何か(秋版もあるため)

東北・北海道の人も
関東圏の人も
甲信越の人も
東海・北陸の人も
関西圏の人も
中国・四国・九州の人も
このパンフレット一つあれば
瀬戸内国際芸術祭を巡ることができるから親切


こちらは
瀬戸内国際芸術祭2013の見どころを
紹介するプログラム








プログラムの部分


プログラムはA2版の変形をA5版の折りたたみにしたもの
セカンドバッグに入るサイズで便利
裏面をひろげるとイベントカレンダーが一体になった
瀬戸内のマップになっていて親切

(注釈)
放送番組で外国語を使いすぎるため精神的苦痛を受けたと
NHKを提訴した裁判が話題になったのは記憶に新しい

トリエンナーレなど国際展も例外ではないが
多くはもともと日本語にない概念を伝えるもので
カステラなどと同じように
時間がたてば外来語として定着するのではないか

例えば、近年演劇や舞踊など身体で表現をする公演や舞台芸術をひとまとめにした
パフォーミングアーツという言葉がよくつかわれる
人間は言葉を手にして考える葦になったように
外国語と避けるのではなく外来語として素直に学んだ方が賢明




こちらはアートフロントギャラリーの
ツア―の案内(参考までに)









ツア―は瀬戸内国際芸術祭をプランニングする
アートフロントギャラリーが企画したもの

瀬戸内国際芸術祭は
直島、小豆島、豊島、犬島、男木島、女木島など
魅力的な島々が多く短期間で巡るのは無理
しかも宿泊の予約がとれない
こんなときは宿が確保できて見どころをすべて知る
アートフロントのベテランスタッフがガイドしてくれる
ツアーを利用するのが一番

夏バージョンは日程的に難しいため
秋バージョンに申し込もうかな
宜しかったらいかがですか



瀬戸内国際芸術祭2013から見えた
あいちトリエンナーレ2013に
欠けているもの



今週金曜日発行の地元紙のコラムに
「トリエンナーレで試されるは地域の民度」のタイトルで
あいちトリエンナーレの応援記事(私なりの方法で)を書いたが
残念ながらあいちトリエンナーレの認知度は
関係者の範囲で広まっていないのが現状ではないか

過日も豊田市美術館で
あいちトリエンナーレのチラシやプログラムを探したが、無い!
ネットの時代で紙媒体は非効率と思っているのかも知れないが
ネットの情報はマニアの範囲で限界
イメージも伝わらない
「予算がない」という声も聞いた

とんでもない話で
一人でも多くの人に知ってほしい
一人でも多くの人に見てほしい
という熱意と創意工夫の欠如ではないか

新潟県の中越地域の東京23区より広い里山が
世界でも有数なアートの聖地に発展したのも
瀬戸内国際芸術祭が4大トリエンナーレで最大の観客数を数えるのも
彼らの発信力に対する神さまのご褒美で
昔「のぞみ」のダイヤ改正で名古屋飛ばしと騒いだ反省に
少しも学んでいない

他人のことは言えないが
十分魅力的なプログラムなのにもったいない



  


Posted by かとうさとる at 20:43 | Comments(0) | トリエンナーレ

2013年07月15日

あいちトリエンナーレ(2)私のイチオシはコレ










パフォーミングアーツ
向井山朋子+ジャン・カルマン







向井山朋子(写真左)は
アムステルダムを拠点に活動する
ピアニスト&ビジュアルアーティスト
越後妻有アートトリエンナーレ2009で
女性の「性/生」をテーマに10000枚の白いドレスによる
衝撃のインスタレーションを発表
美術史を塗り替える才能に出会うチャンスはまさに千載一遇
そんな才能が名古屋にやってくるのに
見逃す手はない

ジャン・カルマン(写真右)は
1945年パリに生まれる
世界的なアーティストや作曲家と協働して舞台作品を制作
なかでも越後妻有の「最後の教室」など
クリスチャン・ボルタンスキーのコラボレーションは有名


予測不能で必見!!

「よくわからない」と批判しながら
イチオシとは矛盾するが
妖気漂う天才と鬼才のコラボレーションは
予測不能で必見!!

  


Posted by かとうさとる at 12:31 | Comments(0) | トリエンナーレ