2012年03月31日

豊田市美術館のエドヒガン群が開花



日本気象協会の開花予想によると東海地方の開花は3月30日
そこで、デスクを離れ近場の桜の開花の様子をぶらりぶらり観測






市民文化会館駐車場西の桜は目通り1メートルほど
高さは10数メートル近くあったのではないか
それはそれは色鮮やかで見事な桜だった







残念ながら隣接するマンションの駐車場工事で
3メートルほどの高さで伐採され
樹形は見る影もなくなってしまったが
花の色の鮮やかさは往時のままで返す返すも残念










豊田市美術館テラス下のエドヒガン群が開花







市内には桜の名木とよばれるのが何本もあるが
私が秘かに名木とよんでいるのがエドヒガン群の中にあるこの桜

尺玉の花火が天空にひらいたような開放感は
市街地と遠くは中央アルプスの銀嶺を一望する
ロケーションとあいまって絶景

例によって余談に逸れるが
これまでも何度か書いてきたが美術館のある高台は
七州台とよばれ旧挙母藩の藩邸があった場所で
明治になると山の学校の名で親しまれていた中小学校が建ち
多くの子どもたちが巣立っていった

私もそんな中の一人で、当時まだ元気だった母親に手を引かれて
桜のトンネルをくぐった事を昨日のことのように覚えている

もう60年近く前のことだが元気だった母親の唯一の記憶で
この桜に懐かしさを覚えるのはそんな記憶とどこかで
重なっているのかも知れない

まだ三分から五分咲きだが一気に開花するため
お見逃しなく!




  


Posted by かとうさとる at 02:01 | Comments(0) | らくがき帖

2012年03月29日

いけばな雑司ヶ谷2011の図録を希望者に贈呈











昨年豊島区の雑司ヶ谷の旧高田小学校で開催した
「いけばな雑司ヶ谷2011」の図録が届いた

先ずはとりまとめた「Fの会」の大塚さんに感謝






わずか14ページの小さな図録だが
巻頭で美術評論家の三頭谷鷹史さんが
「一つの時代の終わりと次の時代の始まり」と書いたように
現代いけばなの定点観測になるもので貴重な一書




図録はこんな感じ
















出品者はこんな感じ












この図録を先着10名の方に
資料として贈呈します
希望される方は
住所・氏名・連絡先を明記して
通知いただければ
のちほど郵送します
  


Posted by かとうさとる at 23:07 | Comments(0) | いけばなから

2012年03月28日

香嵐渓のカタクリの花が見頃














紅葉の名勝で知られる足助の香嵐渓で
カタクリの花が見頃を迎えた
















八分から九分咲きで週末あたりがピーク
四月上旬まで楽しめそう









水ぬるむ春を目と手で実感







怒田沢で見つけたアオキの群落







こちらは稲武の小田木で見つけた紅梅



最後に今日の紙面から





記者は沖縄タイムスから朝日新聞に人事交流で派遣された人
【「お金をもらっておきながら、辺野古は受け入れられないなんて
沖縄はわがままだ」と、全国紙の記者がつぶやいた。】
記者が観たこの光景が全て。米軍基地問題のズレと
根っこを理解する最良のテキストで、目のいい方は一読を



 





  


Posted by かとうさとる at 00:25 | Comments(0) | らくがき帖

2012年03月27日

番組の改編から独りごと


挙母に若子旭さんという
語り部がいた



豊田市文化財叢書25
挙母-資料にみる明治・大正・昭和のあゆみ-
は、挙母の語り部として郷土史に大きな足跡を遺した
若子写真館の若子旭さんが編纂したもの






昔話をするようになったらオシマイというが
職にあった当時、ライブラリーで市井の無形文化遺産を
ビデオで記録することに関わった

関わったと言っても
ほとんど定年間際で職員にアドバイスしただけで
何の役にはたたなかったが、もうひとつ大切なことを
やり残してしまった

語り部の言葉を無編集で撮り遺することで
失礼なことを省みずに言えば市井の語り部は絶滅危惧種のようなもの
イの一番に考えたのが若子旭さんだったが
残念ながら間に合わなかった

若子さんの仕事については、またたいづれかの機会に触れるが
挙母-資料にみる明治・大正・昭和のあゆみ-
の各年の最後にその年の流行歌が載っていた

はじめはその意図がわからなかったが
いまなら、その意味がよくわかる
その年の出来ごとが映像のように浮かんでくるからだ

もっとも昭和も後半になると知らない歌ばかりでオジサンの限界



と、ここまで引っ張ってしまったが
今日言いたかったのは
番組の改編で笑ってしまう


番組の改編で20年続いたNHKの「週刊ブックレビュー」が終了した
伊勢神宮の式年遷宮に倣ったわけではないと思うが
何でも新しくすればいいというものではないはず

書籍は前述した流行歌と並んで
「時代」(風俗)を写す無言の鏡

番組で紹介された膨大な書籍を辿ることで
時代の深層が検証できる手掛かりを放棄したと同じで
歴史観のない人間が関わるとこんなものでサイテイ

もうひとつはNHKの「つながるラジオ」のアンカーをつとめていた
石山智恵さんが3月20日の出演を最後に降板

柿沼アナとの絶妙なトークに癒やされた
オジサン、オバサンは多いのではないか

石山さんは名古屋出身で中日ファンを広言
柿沼さんも名古屋勤務の経験があるため
二人で名古屋の話題で盛り上がったりして
特に愛知でファンが多かったのではないか

私も番組の電話インタビューで出演したことがあり
なんか楽しみがまた一つ消えたみたい(ショポン)




最後にお役立ち情報





公共施設の窓口に行くと情報の紙つぶての氾濫で
もったいないと思うがキラリと光るのが
郷土資料館が発行している「新修豊田市史だより」
無料で配布しているためバックナンバーを取り寄せて
ファイルされることをお薦め
  


Posted by かとうさとる at 02:27 | Comments(0) | らくがき帖

2012年03月25日

松田隆作個展カーネーション物語ラストファイナル 










私たち世代の重要な仕事の一つは
後世の史家に正しい手掛かりを残すこと



私の場合で言えば「現代いけばなの展開」だが
いけばな文化研究所の看板を掲げているが観客に毛が生えた程度で
挙げた手の降ろし場所に困っているのが実情
もし、その任を期待されている人がいたとしたらご容赦いただきたい







    2008年 Stichting Kunstboek社より発刊された
    RyusakuMatsda-ContemporaryFloralArt 


その前に、いけばなを「史」として大雑把に概観すれば
「仙伝抄」に代表されるいけばなの黎明期
二代目池坊専好と大住院以信がしのぎを削ったいけばなの爛熟期
江戸の粋を体現した生花の時代
小原雲心がひらいた盛花の時代
勅使河原蒼風がひらいた前衛いけばなの時代
に括ることができるのではないか







花⇒タケノコ、タケの枝、石/場⇒蕉雨園(東京)(松田隆作作品集より)


蓋棺事定では遅い

問題は私も関わっている同時代性の現代いけばなだ
アートがマーケットで判断される経済至上主義の風潮の中で
未だ知る人ぞ知る域を出ず、絶滅危惧種の一歩手前というのが
私の認識で、いけばなは無論、日本美術にとっても
不幸な状況と言わざるを得ない

借り物のアートの翻訳でコト足りているように見える
日本の美術館の制度(ギルド)もどうかと思うが
もし、仮に目利きのキューレターがいて
森美術館で現代いけばな展が実現したとしたらどうか

その確かな造形と空間の支配力に
民俗を源流とする現代いけばなの到達点を誇りとすることは
想像に難くなく、蓋棺事定では遅い!







写真はいけばな雑司ヶ谷2011から
松田隆作さん(前右)草月の日向洋一さん(前左)
大和花道の山田尚俊さん(後左)古流かたばみ会の大塚理司さん(後右)



そんな現代いけばなのトップランナーの一人が松田隆作さんである
私が言う現代いけばなのトップランナーとは
「中川幸夫」という前人未到の頂をそれぞれのルートで越えていった
孤高な者たちに与えられる仮の称号で、これ以上の説明は不要




その松田隆作さんから
カーネーション物語-ラストファイナル-
の案内をいただいた



20年間にわたってカーネーションを擬人化した物語を綴ってきた
松田さんの「カーネーション物語」の最終章
予感はしていたが「ついにきたか」というのが正直な感想で
今は語る言葉が見つからない







表現としてのいけばな(名古屋市民ギャラリー)1994年


私が松田さんのカーネーション物語の連作を初めて目にしたのは
名古屋市文化振興事業団が主催した「表現としてのいけばな」展だった

自作の紙製人形と三万本のカーネーションの花弁
一万本のバラの花弁と石で演出した「花たち」のショーに絶句!
この時はまだその後に続く物語の展開を知る由もなかった







GALLERY MAKI(東京)


次に私が松田さんの「カーネーション物語」を観たのは
美術評論家の三頭谷鷹史さんが企画したGALLERY MAKIの個展

私が最も衝撃を受けた個展の一つで
表現としてのいけばなの華やかなイメージは消え
両性具をもったミューズの妖しさに言葉を失った



で、こちらが松田さんから届いた
「カーネーション物語」の最終章











■会期⇒4月4日(水)-16日(月)(火曜日休廊)

■時間⇒11:00-19:00(最終日は17:00まで)

■会場⇒麻布十番ギャラリー
〒106-0045港区麻布十番1-7-2エスポアール麻布102
☎03-5411-3900




参考までに
表現としてのいけばな展を
簡単に記すと







ポスターは大坪光泉さんの「植物人間」


主催は名古屋市文化振興財団
企画したのは美術評論家の三頭谷鷹史さん
石田流家元の石田秀翆さんと私の三人

現代いけばなの第一線で活躍する作家十人が個展形式で
表現としてのいけばなを競ったこの企画展は
伝統的ないけばな観を覆すエポックとして全国に発信された






朝日新聞



日経新聞



毎日新聞



朝日新聞



日本女性新聞



中日新聞

左の黒い服はタレントに転向する前の假屋崎省吾さん  

  


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2012年03月23日

ヴァイオリストの遠藤和さんから嬉しい便り














遠藤和さんはこんな人

山路きてなにやらゆかし菫草(芭蕉)






その前に
猿投の桃畑でぶらりぶらり



特別食べたいものはないが
とりあえず藤岡の市民広場へ夕食の買い出し

家から市民広場へは舞木の桃畑が近道のため
ハンドルを切ったが後の祭り
少し行っては止まってまた行っては止まって
時間が止まってしまった








猿投の桃はサバ土で耕土が浅いため
山梨や信州の桃と比較して更新が15年前後と短く桃農家は大変

写真の桃は樹齢30年でこの辺りでは一番の古木
猿投の桃をピンで撮るならこの桃の木がベストショットで
桃の花の見頃は4月10日前後

この頃になると猿投山南山麓は全里桃源郷で必見!





桃の木の足許を観ると
お花の遊園地



















前置きが長くなったが
遠藤和さんのプロムナードコンサートは
とよたの春を告げる音楽歳時記



遠藤和さんは名フィルのコンサートマスターなどを歴任した
当地を代表する音楽家の一人で
豊かな音楽性と誠実な人柄は折り紙つき


その遠藤さんが
ライフワークとして取り組んでいるのが
お茶を飲むようにクラシック音楽を楽しむサロン形式の
プロムナードコンサートで24回目を迎えた







地元のオピニオン紙「矢作新報」のコラムを転載







こちらはプロムナードコンサートのチラシ







こちらは遠藤和さんのプロフィール



遠藤和さんのプロムナードコンサートは

■日時⇒4月1日(日)14時開演

■会場⇒豊田市コンサートホール

■入場⇒全席自由席3千円

■チケット⇒コンサートホールと市民文化会館で販売

■問合せ⇒サロン・ド・トルテ☎0565-53-0301




  


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2012年03月22日

桜前線が南国高知に上陸


桜前線が南国高知に上陸
まもなく東海地方にも前線が到着するはず







週明けには開花の一報が出るのではないか(浄水町愛知少年院)







梶井基次郎は「桜の樹の下には屍体が埋まっている」と書いたが
私は開花の前に幹がはんなりと色づくのを見たことがある

「ウソッ」と信じないかも知れないが
あれほど見事な桜花を咲かせる幹に何らかの兆しがないはずがない

残念ながらその桜は伐られてしまったが
見えるか見えないかは見る人の心の鏡で
詮索するのは野暮


  


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2012年03月21日

今朝はモーニングで椿











デスクワークの前に
モーニングで椿







花⇒猿投窯の山田和俊さんからいただいた椿
器⇒二科会の石川豊さんからいただいたテラコッタ







花⇒猿投窯の山田和俊さんからいただいた椿
器⇒常滑の吉川正道さんと千香子さん
  


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2012年03月20日

猿投窯の山田和俊さんは人生の師










でも問題は私の不遜さ


道に迷ったとき背中で灯りを燈してくれるのが
猿投窯の山田和俊さん

山田さんは、亡くなった陶磁研究家の本多静雄さんや加藤陶九郎さんも
度々陶房を訪れて親しくされていた半農半陶の陶芸家で
そんな山田さんを私は人生の師と勝手に決めている

問題は私の不遜さで
今日(19日)も山田さんの陶房に白玉椿が咲いていたのを想い出し
例によってアポなしで訪ねた

「今日は何んだん」と笑顔で山田さん
「椿を一枝伐らして」と私

「いいよ、いくらでも伐っていきん」
「よかったらついでに野菜をもっていくかん」と山田さん






「今度は筍のときにくるから」と私
「いつでもおいでん」と山田さん
これが人生の師に対する態度だから苦笑するしかない







上の写真は山田さんからいただいた採れたての野菜
さて、どうしよう(調理の仕方がわからない)

ちなみにいただいたのは
白菜、ホウレンソウ、ネギ、玉ネギ、椿




山田和俊さんは人が良すぎ


これまで山田さんからいただいたのは
野菜だけではなく大事な作品も
中には私が秘かに山田さんの代表作の一つと思っている
高価な茶碗もあるから山田さんも人が良すぎ







窯焚きから窯出しまで山田さんとのお付き合いは40年近くなる
多分身近で一番よく作品を見続けてきた一人ではないか

そんなわけで山田さんの「代表作品を選べ」と言われれば
空で20点近く挙げることができる

上の「紅釉窯変茶碗」は猿投古窯様式の穴窯で
三日三晩焚き続けてとれた茶碗で私が選ぶ代表作品の一つ

あるとき「いい茶碗だね」と見ていたら
焼き芋を包むように新聞紙にくるんで
「よかったらあげるでもっていきん」と山田さん

「大事に使ってくれん」という意味と
勝手に解釈していただいたが、私はまだ使いきれていないため
大事に育ててくれる人が現れたら、山田さんの話をして譲るつもり






紅釉窯変茶碗の側面




  


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2012年03月19日

中日新聞の曽布川記者に拍手



設楽ダムは国指定の「花祭り」で知られる
愛知県奥三河の豊川水系の最上流部に
建設が予定されている多目的ダムで
私は愛知の八ツ場ダムと呼んでいるが
県内でも設楽ダムのことを知らない人が多いのではないか

計画から半世紀、ダム建設推進の構造は原子力ムラと同じで省くが
3月15日の中日新聞の記者のコラムを見て目から鱗
一番大切なことに気がつかせてくれた
曽布川記者に拍手(パチパチパチ)






3月15日付中日新聞より転載


  


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2012年03月16日

週末お出かけガイド⇒チェロの森とマーチング











もし、私がツアーコンダクターだったら
私は二つのツアーを組む



岩崎夏海の小説『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの
『マネージメント』を読んだら』、略称『もしドラ』に倣って

もし、私がツアーコンダクターだったら
私は二つのツアーを組む

一つはアメリカのアーティスト、W・デ・マリアのランドアート
「ライトニング・フィールド」を観るツアー

W・デ・マリアの作品集があったはずだが見当たらないため
簡単に説明すると、全米で最も雷の発生率の高いニューメキシコ州の
半砂漠に、4.5-8.14㍍のステンレス製のポール400本を設置した
野外作品。巨大なアートの「風神雷神」と言えば
凡そのイメージを理解いただけるのではないか





ウェブサイトの画像より転載




もう一つはマーチングバンド「ドラムコ―」の全米大会を観るツアーで
「ライトニング・フィールド」はともかく
ドラムコ―は発売当日で〆切りになることは請け合い


豊田市ジュニアマーチングバンドが
一年の成果を発表



そのドラムコ―の関係者に実力が認められた
豊田市ジュニアマーチングバンドの定期演奏会が
今週の日曜日「スカイホール豊田」で開催される

認められたと断定したのは職にあった当時
豊田市ジュニアマーチングバンドのアメリカ演奏会に同行
その現場を目の当たりにしたからで、自信をもって薦めたい!






豊田市ジュニアマーチングバンドは
豊田市少年少女合唱団、豊田市ジュニアオーケストラと並んで
青少年健全育成のシンボルとして豊田市が設立したバンドで
全国でもトップバンドとしてとして活躍している


説明すると長くなるため省くが
百聞は一見にしかず
この機会にマーチングバンドを
体験してはいかが



■日時⇒3月18日(日)14時開演

■会場⇒スカイホール豊田(豊田市八幡町1-20)入場無料

■ゲスト⇒寿恵野マーチングバンド・こじまこども園鼓笛隊
愛町吹奏楽団/愛町カラ―ガード
(下写真-日本のトップバンドで必見)
他に豊田市少年少女合唱団の出演もあるから
どんなステージになるのか楽しみ





愛町カラ―カードのパフォーマンス(とよた市民野外劇より)



こちらも薦め!
市民文化会館大ホールで「チェロの森」



以下は朝日新聞のリード文をそのまま転載

チェリスト54人が一堂に会するコンサート「チェロの森」が17日
豊田市民文化会館(豊田市小坂町12-100)で開かれる。
阪神大震災を機に生れたチェロアンサンブルが
東日本大震災で亡くなった人々への追憶の思いを込めて演奏する。


■日時⇒3月17日(土)14時開演

■会場⇒豊田市民文化会館大ホール

■入場⇒前売り指定席2500円、自由席2千円。当日は各500円増


問合せはマーチング、チェロ共に
市文化振興財団0565-31-8804






3月15日 朝日新聞




3月14日 中日新聞




3月15日 読売新聞





  


Posted by かとうさとる at 02:50 | Comments(0) | とよたの文化

2012年03月14日

洗面台に椿を挿して口直し











「釣った魚に不味いものなし」というが

不味い魚(小骨が多い魚に多い)もいる
川釣りで言えばウグイ(美味いという人もいるが)
筏釣りで言えばコノシロ、一度味噌漬けにしたが
それでも不味かったから不味さは本物

問題はショサイフグで
釣り宿の親父は「美味しいのにもったいない」と言うが
私は外道の先入観で持ち帰ったことがない

冷凍庫に手土産にいただいた
ショーサイフグの一夜干しがあったのを想い出して
試しに焼いて食べてみたが、独特の臭気があって不味い

近頃スポーツ紙の釣り欄を見ると
猫マタギのサッパやゼンメまで美味と書いてあるから
美味の大安売りで笑ってしまう

それにしても食の貧しさよ
思わず落涙



そんなわけで
椿を洗面台に挿して口直し







花⇒椿・薄の枯葉
器⇒鈴木五郎「織部」(右)・赤地健「九谷」(左)  


Posted by かとうさとる at 00:36 | Comments(0) | いけばなから

2012年03月13日

喉に棘がひっかかった読後感







忙中閑有りぶらりぶらり






竜宮橋から眺めた市街地(左)と豊田スタジアム(右)


今朝もデスクで夜が明けてしまったが
とりあえず納期のある原稿を脱稿
大地の芸術祭も作品プランを提出







寺部で見つけた野梅



私の悪い癖で、まだしなければいけない宿題があるのに
少し一息ついただけなのに
今度はあれをしよう、これをしようと元の黙阿弥



喉に棘がひっかかった読後感


まあ、こんなことはどうでもいいが
避けて通れないのが東日本大震災で
昨日11日、今日12日と各紙とも東日本大震災1年を特集している

気になったのは全紙を目通ししたあとの読後感で
「一億総懺悔」という言葉が脳裏をかすめたからである

この言葉は戦後処理内閣として皇族内閣を組閣した東久邇宮稔彦王が
国内の混乱を収めるため唱えたものと言われている

陸海軍の解体など戦後処理の難事業を遂行するためには
「一億総懺悔」で全てをリセットして出直す以外にない
という決意を表明したものだが
言葉は悪いが喧嘩両成敗のようなもの

戦争を推進した官僚組織や大本営発表を垂れ流した大手メディアが
この言葉に飛びつくのは自明の理で戦争責任は不問にされた

言葉を壊し情報を氾濫(混乱)させる読後感の漠とした不安は
目に見えない何か大きなものが背後で動いているような気がしたからで
いつかきた道で杞憂でなければいいが…






今朝(12日)の朝日新聞から転載


3月10日付けの朝日新聞オピニオンで
作家の安部和重は
「言葉の信頼回復と情報の交通整理」を痛感と書いたが
信なくば立たずで納得

それにしても写真が語る言葉は重い












  


Posted by かとうさとる at 01:22 | Comments(0) | らくがき帖

2012年03月10日

峯月流稲本林さんへ一年遅れの追悼文 






いま、松坂屋豊田店で峯月流いけばな展が開催されているが
40年ほど前、伝統的な生花の凛とした立ち姿を
いけばなの美の典型として信じて疑わなかった私の前に現れたのが
当時峯月流を背負っていた稲本林さんである

野生の獣が夜の巷で遭遇したようなもので
よく覚えていないが「二人で展覧会をやるか」という話になった
果たし合いのようなもので意気込んで戦に臨んだが結果は私の完敗

喧嘩に負けた犬が勝った犬に尻尾をふるようなもので笑ってしまうが
私のいけばな観はこの時を境に一変した

後にあることから路線対立して袂を分ってしまったが
いまの私があるのは稲本さんとの出会いがあつたからで
いつか稲本さんのことを書いてみたいと思っている

まあ、私のことでアテにならないたため
峯月流展が開催されているいまならどこかで
笑っているかもしれないので、ご挨拶代わりに



一年遅れの追悼文


元原稿は地方紙の追悼記事として書いたが
社との行き違いで没になってしまったもの

一年遅れの追悼文になってしまったが
多分「また、かとうの奴」と笑っているのではないか






文武両道に優れた異才稲本林さん

5月1日(日)豊田市華道連盟初代理事長で
又日庵研究家の稲本林さんが逝去した
享年75歳

稲本さんは峯月流初代家元稲本雅風さんの三男として豊田市に生まれ
父雅風さんの薫陶をうけていけばなの道に進んだ

斬新な作風で全国からも注目を集め、初代華道連盟理事長に就任
昭和47年に豊田市体育館で全国初の「いけばな千人展」を主導
記念講演に大徳寺の立花大亀和尚を招くなど
現代いけばなの展開に多大な足あとを記した

華道連盟理事長を辞してからは又日庵(寺部藩主渡辺規綱)の
研究家として所蔵品を豊田市郷土資料館に寄贈するなど
郷土史研究家としても活躍

また、剣道の師範(教士7段)として後進を指導するなど
文武両道に優れた異才を惜しむ声は大きい





季節はもう春

久しぶりに美しい紙面を観た(拍手)





3月9日付け朝日新聞
  


Posted by かとうさとる at 04:24 | Comments(1) | いけばなから

2012年03月08日

峯月流いけばな展はじまる













今日もデスクワークで夜が明けてしまった
どうせここまで起きているのなら
ダルビッシュのオープン戦初登板を見ない手はない

2イニングを投げて奪三振3、打たれたヒット2本
先ずは上々の試運転だったのではないか

例によって余談に逸れたが
松坂屋豊田店で峯月流のいけばな展がはじまった






峯月流は昭和7年に初代稲本雅風が地元で創流した流派
同じく地元で誕生した景風流と互いに刺激しあいながら
共に県内で有数な流派に発展してきたから
ライバルがいると言うことは有り難いもの






ダイナミックな会場構成は現家元の稲本峯月さんのカラー
立話をしている右が会長の稲本月仙さん
左は園の元ママさん

二人とも娘さんに稼業を譲ってから肩の荷が下りたのか
普通のおばさんになっていい感じ







で、こちらが月仙さんの作品







こちらが家元の稲本峯月さん
北京で大坪光泉さんとも親交があったとのことで
世界が開けていくのは大事







こちらはベテランの小池三峯さん

峯月流展は12日月曜日まで
松坂屋豊田店で
  


Posted by かとうさとる at 06:11 | Comments(2) | いけばなから

2012年03月07日

お釣り土場で自生の藪椿が旬をむかえた











奈良のお水取りがおわると
桜の花の春がやってくるというが
お水取りまで一週間
お釣り土場の河岸林で自生の藪椿が旬をむかえた






いけばなでは昔から
「一花一葉」「椿一輪生」を秘法として伝承する流派があるが
椿の美しさを際立たせるという意味では理に適っている











お釣り土場は矢作川の越戸公園から
籠川合流点にかけた右岸一帯の呼び名で
見ごろは今月中旬  


Posted by かとうさとる at 01:47 | Comments(0) | フォト歳時記

2012年03月03日

無関心という加害者にならないために




とうとう尻に火がついて
デスクに軟禁状態


普段でも深夜族だがここ数週間
朝刊を読んで床に就く日が続いて昨夜は徹夜(トホホ)

まあ文章を書いたりレイアウトする編集作業は
作品をつくっているようなもので嫌いではないが
同時進行で安請け合いして最悪の展開
もう少し計画性をもたないと…

それでも楽しんでいるからマアいいか(苦笑)
気分転換にブログをひらいたが
まだ明け方まで仕事をする予定のため簡単に記したい



当事者にならないと
わからないことが多い







私たちは外傷がある場合はバーチャルでも痛みを感じるため
凡その症状は理解できるが、問題は目に見えない症状だ

「記者有論」で記者が訴えているように
無理解(無関心も)が患者に二重の苦しみを与えることは自明の理で
私も妻に辛い思いをさせたことを悔いている




後悔先にたたず
そのためには先ず患者の心模様を
理解することが近道


余り難しいとイヤになってしまうが
「嘘ッ、ホント、」と患者の周辺の出来ごとを目から鱗の
ブログで綴っているのがエッセイストの山田まさ子さん

その山田さんから山田さんの受賞作品が載っている
文芸思潮を贈っていただいた







山田さんについては私が下手な説明をするよりも
文芸思潮のプロフィールが簡潔のためそのまま転載すると


【土佐育ち。母は浜辺の被差別村出身。女郎だった義母に虐められて精神病院に入院中、電気をかけられて記憶を失った。

父方は横浜の拝み屋の一族。祖父は旅役者、テキヤ、贋作師、最後は祈祷師となった。

父は葛西善蔵に心酔し、同人誌を作って真面目な石鹸工場の友人の人生を狂わせ、妻子を路頭に迷わせた。

酒と女とギャンブル、赤いシャツとニセの金のロレックスの似合う新聞ゴロだった。

娘時代は8ミリ映画をつくり、文楽や寄席通いの好きな陽気なお姉さんであったが、両親の死後、突然うつ病になった。

精神病院の誤診と大量処方の副作用で、本を五行も読めなくなった。

フクシマ3.11以降、東京のアパートはそのままに高知市に疎開。都の障害年金と生活保護を受けている。

尊敬する人はカルメンとマクベス夫人。将来の夢は旅行記を書いて旅ばかりしていたい。】








昔「事実は小説より奇なり」という
有名なフレーズではじる人気テレビ番組があったが
山田さんのブログ「山田まさ子の旅日記」は
ハラハラドキドキで時に抱絶絶倒


よろしかったら山田ワールドを
一度訪問されてはいかが!
  


Posted by かとうさとる at 03:54 | Comments(1) | らくがき帖