2013年07月20日
現代いけばなの時代を記録するラストチャンス
この夏大坪光泉さんが
北京から8年ぶりに帰国
7月19日(金)
私も同人として参画している
現代いけばなのグループ「Fの会」の協議のため
豊田新線の始発にのって東京へ
現代のフラワーアーティストより転載/大坪光泉「植物人間」
議題は
北京に活動拠点を移していた「Fの会」の同人で
現代いけばなのカリスマの大坪光泉さんの帰国報告会と
「Fの会」代表の下田尚利先生の作品集編纂の二つ
大坪光泉さんの帰国報告会については
案内ハガキが出来た段階で詳細を説明するが
10月1日(火)市谷の「家の光会館」を予定
現代いけばなの時代を「史」として
記録するラストチャンス
コンテンポラリーいけばなより転載/下田尚利
下田尚利先生の作品集は
戦後の前衛いけばなの時代から同時代性いけばなの
オピニオンリーダーとして活躍してきた下田先生の思想を通して
絶滅危惧種の現代いけばなの時代を「史」として記録するもの
下田先生を除いて
勅使河原宏、工藤昌伸、北條明直、重森弘俺など
語り部となる重要人物がほとんど物故者となった現在
戦後いけばな史を記録する最後のチャンスで
日本文化史としても重要な仕事になるはず
瀬戸内寂聴が弔辞をよんだ工藤昌伸先生
下田先生もそうだが同時代性いけばなの道を拓いた人たちは
みんな日本を代表する第一級の文化人でオトコマエ
現代いけばなが絶滅危惧種になったのは
もしかしたら私のような田舎者が紛れこんだためかも
私をこの道に導いてくれた下田先生
亡くなった工藤先生、北條先生、重森先生に
恩返しをしなければと思い続けてきたが
少しでも役にたてれば感謝
Posted by かとうさとる at 01:41 | Comments(0) | いけばなから