2013年04月24日

今日の紙面から/語るに落ちる














4月24日朝日新聞「オピニオン」は
「解雇自由にするのか」をテーマに賛成論者と反対論者の意見を掲載した。



政府の産業競争力会議で
有力民間委員から「解雇規制」を見直す案が
出ているそうだ。

要は「解雇を自由にしたい」というもので
竹中平蔵と楽天の三木谷社長の二人と分かったが
語るに落ちるとはこのこと。

  


Posted by かとうさとる at 22:12 | Comments(0) | らくがき帖

2013年04月24日

今日の紙面から/島森路子さんの訃報に思う












雨がシトシトと降り
蛙が鳴くと田植えの合図




情報も批評の時代

テレビ局などが
特定の番組の視聴率や聴取率を上げるために行う
宣伝・広告活動を「番組宣伝」、略して「番宣」と言うそうだ。

美術館やコンサートホールが
ポスターや印刷物でPRするのと同じマーケティングの一種だが
公共の電波を巧みに使って宣伝するからフェアではない。
こんな横暴が許されるのなら情報操作も簡単。

そう言う意味で言えば『広告批評』が
2009年4月、創刊30周年記念号で休刊したことも痛い。

そんなことを漠然と思っていたら
今朝の朝刊が『広告批評』元編集長の
島森路子さんの訃報を伝えた。






4月24日朝日新聞より転載


広告がネットなどの情報のツールに変化したことを思えば
『広告批評』の休刊は賢明な判断だったが
問題は批評のない情報の氾濫。

「悪貨は良貨を駆逐する」の例を持ち出すまでもなく
良質な文化の芽を摘みかねない。

情報も批評の時代
『広告批評』から『情報批評』へ

島森路子さんの訃報を最後に
また一つ、時代は角を曲がった。  


Posted by かとうさとる at 21:56 | Comments(0) | らくがき帖