2011年07月14日

農村舞台ガイドマップが刷り上がる







■事業名⇒市制60周年記念
 農村舞台アートプロジェクト

■会期⇒2011年8月28日(日)~10月8日(土)
■会場⇒市内農村舞台29舞台
■主催⇒豊田市・豊田市教育委員会
 公益財団法人豊田市文化振興財団

■主管⇒農村舞台アートプロジェクト委員会






中央の深見町磯崎神社の写真は昨年のアートプロジェクト。
撮影したのは尾張旭市在住の写真家構久夫さん。特に左下、
回り舞台を回す写真は半世紀ぶりに回した貴重な記録で感謝!



アートプロジェクト(2)
農村舞台リレー個展


現代のアートの第一線で活躍するアーティスト20組が
市制60周年を記念して旧町村別に個展で絆を繋ぎます。





出品者は、「農村舞台ライブ」に招聘した阿波人形浄瑠璃「寄井座」のふるさと徳島県神山町から参加する原るいさんを除いて、全員が豊田市在住または出身のアーティストです。

私が畏敬する現代の「へうげもの」鈴木五郎。大阪万博で衝撃的デビューした常滑の作家集団の中心メンバーの一人で、その後独自の道を歩み、国際的に活躍する柴田周夫。伊丹靖夫、石田真典など豊田芸術選奨を受賞した実力派から次世代を担う清新なアーティストたち。ジャンルを横断する書のパフォーマー、小原和紙、いけばなetc。このリレー個展で自動車のまちの多様なアートの全容が初めて明らかにされます。


アートプロジェクト(3)
農村舞台ライブ


狂言や人形浄瑠璃などの古典芸能から、オペラ、インターナショナルなストーリーーテリング、ジャズライブetc。農村舞台が現代のライブハウスに生まれ変わります。





ライブの日程で、国指定の阿波人形浄瑠璃「寄井座」小原公演と、この夏、イタリアで開催される伝統のプッチーニーフェスティバル新国際版「蝶々夫人」世界初演の主役を射止めた話題のソプラノ、二宮咲子さんが出演するオペラ「蝶々夫人ファンタジー」がバッティングという悩ましい問題はあるが、どのプログラムも必見!



スタンプラリーというおまけも

農村舞台スタンプラリーは
1 農村舞台フォーラム
2 農村舞台リレー個展
3 農村舞台ライブ
4 ストーリーテリング
の会場となる29の舞台で開催します。
市内にはこのほか嘉永5年に創建された
足助地区最大規模の明川町熊野神社の農村舞台「明川座」
伝説のロック歌舞伎スーパー一座が上演した
怒田沢町諏訪神社の「宝栄座」など78の農村舞台が
とよたの民俗文化を今に伝えています。









豊田市の農村舞台群を目視調査

今回の目視調査で前回調査から消滅した舞台が(1)、新たに判明した舞台が(1)、計78の舞台を確認した。

その内「回り舞台」のある舞台が(3)、遺構や古老の話から当初回り舞台があったと推定される舞台が(5)、これらと同等規模の舞台を加えると、約2割が本格的な地狂言(地歌舞伎)の舞台で、中には国指定とそん色のない舞台も目視した。同時に大半が舞台とは名ばかりの小さな舞台ということも判明した。

ここで忘れてはいけないのは、私たちの深層を流れる芸能する素朴な喜びの記憶で、舞台の大小によって民俗文化的価値が曲げられることはない。私たちが豊田市の農村舞台を「農村舞台群」とよぶ理由もそこにある。


























  


Posted by かとうさとる at 04:33 | Comments(2) | 農村舞台