2016年08月27日
店の外に出ると夕映え
私はどちらかというと薬草派で
珈琲はとりあえず飲む程度
そんな私が良く喫茶店に立ち寄るのは
新聞各紙に目を通すため
家では習慣で朝日を読みなれているため
デジタル版とセットで朝日を購読しているが
こんな時代である
複眼で観察しないと危険
で、各紙を読み比べて
気になった記事をスクラップするため
コンビニで買いたすことにしている
猿投古窯の発見者で
民芸研究家の本多静雄先生は
生前「新幹線民芸論」を唱えていたが
どんなに高尚な意見も
ためになる記事も
最終形は「用の美」に宿るのは自明の理で
新聞もまた民芸の一つに加えても
いいのではないか

余談に逸れたが
夕方、「MG」の外に出ると
西の空が夕映えで
しばしぼんやり
2016年08月27日
豊田世界バレコンに足を運ぶ
昨日は書の墨豊会と
豊田世界バレコンに足を運んだ
時間がないため墨豊会は別の機会にして
豊田世界バレコンの感想を簡単に

8月26日矢作新報コラム「ぶんかの点綴観測」より転載
参加者は78名
その内、韓国を中心に
海外からも20名がエントリー
審査員委員長は元韓国国立バレエ団芸術監督で
大学教授のキム・グンスーさん
このほか審査員は元東京バレエ団プリンシパルの高岸直樹さん
ロシアサハ共和国国立ヤクーツクバレエ学校長の
D・ダリアさんほか6名
審査はコンテンポラリー&モダン部門
クラシックは年齢別に5つのブロックに分けて行われ
各部門のトップの中からグランプリが決まる
私はこれまでも足を運んでいるが
フィナルの3~5組を見る程度で
最初から全部通しで見たのは今回が初めて
初めは諏訪さんの義理で観ていたが
審査員になったつもりで
点数をつけながら見ていると意外と飽きない
何でも一工夫はしてみるもの




コンテンポラリー&モダン部門の場当たり
動きが軽やかで身体のドローイングを
見ているような感じで新鮮
表彰式でわかったことだが
審査前の場当たりで目だった人は
全員が韓国のダンサーで
試合前に勝負あったという感じ

クラシック部門の場当たり
写真でもわかるように
小学生高学年から中学生が目立つがみんな大人顔負け
「キトリのバリエーションを」踊った小学生に
ドキッとしたから末恐ろしい
私は密かに豊田バレエ学校の
坂野真愛さんを応援したが
結果はクラシック4ブロック(16~18歳)で3位
いい勉強になったのではないか

で、グランプリに輝いたのは
左の男性のダンサー
写真が拙いためわからないと思うが
この二人、誰が見てもワンランク上で納得
日本側のダンサーの
甘えの構造はさておいて
結果から想像できるのは
審査員委員長のキム・グンスーさんの
韓国における影響力の強さが
韓国側ダンサーの質を
押し上げているのではないか
運営方法で
少し気になった個所もあったが
金の卵を探すつもりで見ていると
結構楽しいから
次回は是非