2017年11月28日
まだ間に合う民芸館の紅葉
紅葉の名勝といえば
足助の香嵐渓を挙げる人も多いが
近場の平戸橋も負けていない
平戸橋一帯は江戸後期の漢学者
永田蘭泉が「衣の里」八景の一つに詠むなど
古くから景勝地として親しまれてきた
説明は省くが
場瀬古墳群から
矢作川の水運の繁栄を今に伝える
土場(川湊)の遺構
枝下用水や越戸発電所
前田公園から国内有数の民芸館まで
文化資源を露天掘りするようなもの
昭和初期の平戸橋

郷土史家の故若子旭さん
山岳写真研究家の故杉本誠さんが監修した
「とよた今昔写真展」より昭和初期の平戸橋
山が白く見えるのは薪などで伐採されたあと
写真左に帆かけ舟がみえる
確かなことは不明だが写真右に上流に向かう
観光用の屋形舟が写っていることから
当時行われていた観光用の鵜舟ではないか
まだ間に合う民芸館の紅葉



「柳宗悦が蒐集の軌跡」もお薦め

11月22日発行の朝日新聞より転載