2013年12月31日

新春お薦めガイド/奥三河の花祭り








失敗は失敗学として
もう一度リセット


秦の始皇帝に命じられて不老不死の薬を探す旅に出た
徐福の足跡を印す伝承が全国各地に残っているが
人の命はみんな平等
砂時計のようなもので持っている砂時計に
大小の違いはない

私も来年で
杜甫が「人生70古来稀なり」と詠んだ古稀になるが
失敗は失敗学として
もう一度リセットしてチャレンジするつもり


春を寿ぐ奥三河の花祭り

もしそんな同輩がいたら
春を寿ぐ奥三河の「花祭り」がお薦め
きっと背中を押してくれるはず






    家庭画報2012年新年号より転載


奥三河の「花祭り」は
天竜川水系にそった奥三河の各集落に伝えられた伝統芸能で
世界無形文化遺産候補の一つにあげられている


急がば回れ!
世界遺産運動は戦略も大事



    稲武の道の駅で見つけた『「花祭」を世界遺産に!!』のラッピングバス

「花祭り」を世界遺産に!!と願うのは私も同じだが
同じ神楽系の
岩手の「早池峰神楽」(平成21年記載)
島根の「佐陀神能」」(平成23年記載)
和歌山の「那智の田楽」」(平成24年記載)
が既に世界無形文化遺産としてユネスコに記載されているため
現状ではかなり厳しいというのが私の見方

経緯はいろいろあると思うが
国指定の重要無形民俗文化財だから世界無形文化遺産に!
というのは思考停止しているようなもの

急がば回れと言う言葉があるように
ここは一つ花祭りの精神的源流に立ち返って
戦略を見直すことも大事ではないか

中尊寺や富士山が登録申請の方法を変更して
世界文化遺産に登録されたように
同じ天竜川水系に伝わる南信州遠山郷の「霜月神楽」を含め
愛知県と長野県が連携し
「(仮)天竜川水系の湯立神楽群」として
運動を進めるのが近道と思うがどうか



花祭りのお出かけガイド



    詳細は奥三河「花祭り」ホームページの検索を


花祭りは東栄町、豊根村、設楽町の15集落で開催され
正月三が日の開催予定は次のとおり
(津具)マップ番号15
日/1月2日~3日
時間/午後1時~翌午前7時
場所/白鳥神社
(古戸)マップ番号9
日/1月2日~3日
時間/午前9時~翌午前5時
場所/白鳥神社
(下黒川)マップ番号13
日/1月2日~3日
時間/午後4時~翌午前3時
場所/ほのぼの会館
(上黒川)マップ番号14
日/1月2日~3日
時間/午後5時~翌正午
場所/熊野神社


花祭りマップ
開催場所は国道151号沿線の各集落
道路は凍結に注意!





正月三が日に開催されるのは
⑨⑬⑭⑮の4カ所

豊田市内からのアクセスは

稲武経由(国道153号)で国道257号を南下し設楽町へ
設楽町からは国道473号で東栄町へ
車で約2時間

見どころは






子どもたちが扇とヤチと剣をもって舞う「三ツ舞」から
(深夜の正午頃)







榊鬼が登場する深夜(1時頃から)
「て~てほへ、てほへ」の掛け声にのって
湯釜のまわりはトランス状態になったオジサンがいっぱい

踊る阿呆に見る阿呆と言うが
花祭りはここに極まる





私のお薦めはアクセスもいいマップ⑨の古戸
国道151に写真の大きな看板があるため親切
(花祭りの写真はいずれも古戸で撮影)  


Posted by かとうさとる at 18:15 | Comments(0) | らくがき帖