2011年09月30日

農村舞台アートプロジェクト開催中(16)  






農村舞台ライブ
恵那文楽の写真が届いた



恵那文楽は地元協議に立ち会ってきたため、是非見たいと思っていたが、リレー個展の制作と重なり断念。そうなると気になるのが会場の様子で、プロジェクトの記録写真を依頼している石田真典さんに写真データーを届けてもらった。







300年の歴史をもつ岐阜県無形文化財恵那文楽は元禄時代に阿波の傀儡子から恵那山のふもとの川上(かおれ)地区に伝えられた文楽人形。
■日時⇒9月25日(日)19時開演
■演目⇒鎌倉三代記-高綱物語段
■会場⇒稲武地区桑原町熊野神社農村舞台


こちらは阿波人形浄瑠璃「寄井座」を
報じた読売新聞






■日時⇒9月24日(土)18時30分開演
■演目⇒傾城阿波の鳴門
■会場⇒小原区小原町賀茂原神社農村舞台





リレー個展も残すところ三日
最終日の9月2日(日)には
現代のへうげもの鈴木五郎の茶会を予定





松平地区リレー個展





松平郷は家康の始祖松平親氏が眠る徳川発祥の地
写真は松平郷を取材する司馬遼太郎
(「街道をゆく-濃尾参州記」より転載)

この機会に松平郷を尋ねてはいかが



坂上町六所神社⇒柴田周夫(造形)


柴田周夫さんは大坂万博の陶製ベンチ制作に参画以来、鯉江良二さんらと共に常滑の作家集団を主導。のちに常滑を離れて渡欧。陶芸体験を生かした独自の造形世界を展開。地元との接点がなかったため今回のプロジェクトが地元デビューとなった異色の作家。





収穫の秋を迎えた松平郷
遠景の集落の中央に見える合掌造りの屋根が六所神社農村舞台






市指定有形民俗文化財六所神社農村舞台の正面






裏から見た市指定有形民俗文化財六所神社農村舞台






成形した木型を凧糸で編み込んだ手仕事の彫刻
写真では微妙な造形と質感が紹介できないが
六所の大舞台の空間を支配した造形力は必見の価値あり




旭地区リレー個展

旭地区は全国水の郷百選に選ばれた山紫水明の山郷

先に紹介した徳川発祥の地「松平郷」に「全国水の郷百選」
既にリレー個展は終わってしまったが
オカリナの音色が響く藤岡
紅葉の名勝香嵐渓の足助
小原和紙と小原歌舞伎の小原
中馬街道と秋葉街道が交差する稲武
奥三河の花祭りの里につづく香恋の郷下山

農村舞台のステージは歴史と豊かな自然が育んだ心のふるさとです。
いつか農村舞台ガイドマップを片手に尋ねてはいかが



榊野町野見神社⇒市川明徳(書)


市川明徳さんは大字書のパフォーマンスがブームとなる以前から
書のパフォーマーの先駆けの一人として活躍





野見神社農村舞台の正面





舞台に近づくとセンサーが感知して
鬼火がメラメラと燃える仕掛けにドキッ


杉本町神明神社⇒石田真典(写真)


石田真典さんは卓越したカメラワークで豊田芸術選奨を受賞した
当地を代表する写真家として活躍




の杉本の神明神社農村舞台のランドマーク
国の天然記念物「貞観杉」の威容





参道の途中で貞観杉を振り返る





裏山の林道から車で登るコースもあるが教えない
聖なる山は六根清浄、歩いて登るのがルール





神明神社の舞台は伊勢湾台風で倒壊したため再建
地元の人の話によると山内は貞観杉クラスの巨木が
何本も聳えていたとのことで残念





で、こちらが貞観杉を切り撮った石田真典さんの作品
最終日2日(日)は、棒の手や地元に伝わる和太鼓などを競う神明神社の祭礼があり、支所の話によると近郷でも最大の祭りで必見とのこと。



時瀬町神明神社⇒物部浩子(書)

物部浩子さんは書のパフォーマーとして活躍





時瀬のランドマーク県内最大の銀杏の木
当時は樹高31㍍を誇っていたが倒壊を防ぐため上部を伐採
事情は理解できるが少し惜しい気も







書で時瀬の民話を読み聞かせた物部浩子さん


浅谷町八王子神社⇒鈴木五郎(陶芸)


鈴木五郎さんの紹介はこのブログでも何度も書いているためパス
(少々疲れてきたため先を急ぐ)





鈴木五郎の茶会を待つステージ
茶会当日は五郎ワールド全開の作品展示の予定もあり必見





五郎庵の茶道口





五郎庵の内部。ここにどんな茶道具が入るのか当日が楽しみ





天井を見上げると裸電球に織部のカサ
こんな灯りが欲しいが無理かな



最後に私
笹戸町八幡神社⇒かとうさとる






浅間山の大噴火で火の玉が飛来したという境内社浅間神社の
縁起に想を得て制作した「風船降臨」





舞台に掛け花を活ける






舞台に彼岸花をお供え









  


Posted by かとうさとる at 02:26 | Comments(0) | 農村舞台