2014年01月05日
2014年01月04日
越後妻有アートトリエンナーレ2012記録集
アートファン必携の一書
現代企画室から越後妻有アートトリエンナーレ2012の
記録集が発行された
いま日本のアートシーンは
横浜トリエンナーレ
あいちトリエンナーレ
瀬戸内国際芸術祭など
コペルニクス的転回で地殻変動が起きているが
その端緒をひらいたのが
東京23区より広い越後妻有の里山で展開する
大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ」で
アートのダボス会議として世界が認めた国際展としても有名
本書はその越後妻有アートトリエンナーレ2012の
全容を記録したものでサイズもコンパクトで
アートファン必携の一書としてお薦め
越後妻有里山現代美術館[キナーレ]の開館特別展として
制作されたボルタンスキーの作品(部分)
約20屯の衣服を真夏の炎天下と雨にさらされる屋外に展示
巨大なクレーンがうずたかく積まれた衣類をつかみ
空中で放つパフォーマンスは東日本大震災の記憶と重なり
荒ぶる神の仕業を目の当たりにしているような衝撃で
今でも真夏の夢のように思い出す
左上の赤い球体は私の作品「妻有で座敷ワラシ」
越後妻有アートトリエンナーレ2012記録集
■規格:A5版168ページ
■内容:全作品並びに全データー
■価格:1800円(税別)
■監修:北川フラム・大地の芸術祭実行委員会
■発行:現代企画室
(記録集の申込・問合せ)
NPO法人越後妻有里山協働機構 ☎025-761-7767
2014年01月02日
小さな幸せが大事
延喜式神名帳は
神社ハンターの必携アイテム
昨年は伊勢神宮の式年遷宮
出雲大社の平成大遷宮など神社ブームに沸いたが
遠くに行かなくても
近場の神社の由来を想像しながら巡るのも
ローカルな発見があって楽しい
ただ、想像すると言っても手掛かりがないと難しい
入門編は平安時代に施行された延喜式神名帳(式内社)に
記載された神社から入るのがお薦め
猿投神社は
近場のお伊勢さん
大正時代の猿投神社/図説「豊田加茂の歴史」(郷土出版社刊)より転載
猿投神社は盛期には20余坊の神宮寺があったというから
明治の神仏分離令によって消えた神宮寺の痕跡を探すのも
歴史ミステリーでお薦め
市内には七つの式内社があり
それぞれに来歴があってわくわくするが
中でも猿投神社は別格
神社の由来によると
猿投神社は景行天皇の第一皇子
大碓命(日本武尊の双子の兄)を祭神とし
宮内庁が管理する猿投山頂近くの東の宮と西の宮とあわせて
猿投三社大明神として古くから崇敬を集めてきた
「猿投神社大祭絵巻」(部分)/同上「豊田加茂の歴史」より転載
上の絵図(村上昭氏蔵・豊田市郷土資料館)は
棒の手の集団が飾り馬を警護する
猿投祭りを描いたものだが
三河・尾張・美濃から186カ村が参集し
神輿渡御、火縄銃、棒の手奉納、献馬などが行われたというから
その華やかさと賑やかさは想像するだけでも胸が躍る
一口に186カ村というが
今で言えば三つの国と186の地域が集まったようなもの
当然のように起きるのが村々の面子をかけたケンカで
猿投祭りを別名ケンカ祭りと呼んだのも納得
これは農村舞台を調べていてわかったことだが
藤岡町誌によると
当時、三つの村が交代で警護にあたっていたが
藤岡地区の下川口村が警護のときに門の入り口付近で
ケガ人がでるケンカがあり
怒った下川口村が猿投祭りから脱退
下川口村は棒の手の奉納も辞めて
農村舞台で恵那系の人形浄瑠璃を楽しんだといから
歴史もいろいろ
時は流れて初詣
小さな幸せが大事
2014年01月01日
2014年元旦 今年は減築元年
初いけ
花:カサブランカ
器:吉川正道
背景:トニ―・クラッグ展ポスター
レースに参加できただけで感謝
いつも年のはじめに一年の予定を立てるが
ほとんど絵に描いた餅
いい加減な設計図だが
それでも毎年プランニングすることで
何かの収獲があるから
まあ、いいじゃないかな
で、今年の予定だが
またしてもあれもこれもテンテコ盛で笑ってしまうが
マラソンで言えば40k付近で
あと2kほど走ればゴール
何のご褒美もないけど
レースに参加できただけで感謝
今年は減築元年
赤い文字の減築は
終活ではなく人生をリセットするアイテム
一年かけてぼちぼちやるつもり