風土記 自動車のまちは7割が森林

かとうさとる

2008年12月12日 19:31




早咲きの梅の便りも聞かれそうな陽だまりで出荷を待つ南天(県道久木中金線)


南天の出荷が旬を迎えた

豊田市は自動車のまちとして知られているが、東北部は三河高原国定公園に指定され、面積の約7割を森林が占めている。そんな訳で林業や山間部の平地を利用した花木栽培が盛んで、南天や千両の出荷が旬を迎えた。

特に目がつくのが南天で、私は密かに足助の香嵐渓を迂回する国道153号線のバイパスとして知られる県道久木中金線を「南天街道」と呼んでいるが、全線南天の赤い実が途切れることがない。


グリーンファーム(栗園)の斜面の土留めとして植えられた南天
野生化した南天は花材として最高だがそれをしたら犯罪だ(県道久木中金線)



切り花用に栽培される南天
市内の山里ではこんな南天畑をよくみかける(県道久木中金線)



ひと足早く切り花用の南天を玄関に活けてみた
花材:南天、松、白玉、山茶花、槇/花器:吉川正道白磁

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